
2018年4月9日(月)
また、書きかけの記事が、いつまで経っても仕上がらないっ

今日こそはっ

ということで、今回も観劇日誌です。
* * * * *去る4日(水)、
葉月結子さんが出演される、こちらの舞台を観てきました。
サイマル演劇団 『ハムレットマシーン』原作:ハイナー・ミュラー
構成・演出:赤井康弘
於:d-倉庫(日暮里)
えっとですね、d-倉庫で「現代劇作家シリーズ」というイベントをやってまして、これは現代の著名な劇作家の作品を1本だけ取り上げ、それをいくつかの団体が連続で上演するものだそうです。
で、今年のお題はハイナー・ミュラーの代表作「ハムレットマシーン」。
なんて書くと、私がハイナー・ミュラーをよく知っているかのようですが、いえ、ぜんぜん知りませんでした。
けど、昨年の私の公演に出ていただいたYUKIさんがハイナー・ミュラー大好き女優で、稽古帰りに呑みに行くと、もう岸田理生とハイナー・ミュラーの話を交互にするっていうくらい。
と、そこへ葉月さんから当シリーズのことを教えられたYUKIさん、別の参加団体のオーディションを受け、そちらに出演することとなったそうです。
(そちらは11日(水)に観に行くので、観劇日誌も後日に)
* * *話を戻します。
サイマル演劇団の主催・赤井さんの解釈による『ハムレットマシーン』の登場人物と、それぞれに与えられたテキストは次のとおり。
ハムレットとガートルード…『ハムレット』(シェイクスピア)
詩人…『ハムレットマシーン』(ハイナー・ミュラー)
男…『最後の物たちの国で』(ポール・オースター)…たぶん

舞台中央奥、男が手紙を読み続ける。
男は何者か、彼のいる場所はどこか、なぜその手紙を持っているのか…。
詩人は詩(『ハムレットマシーン』)を唱え続ける。
片手で傘を持ち、片手でドレスの裾をたくし上げ(だったかな

)、後ずさりながら。
冒頭、ハムレットはガートルードを愛撫する。
続いて、2人は激しくまぐわう、交互に跨がりながら。
ついに、ガートルードはハムレットを拒み、ハムレットはガートルードを犯す。
(ただし、ガートルードはオフィーリアでもありえ、ハムレットはクローディアスにも先王にもなりうる)
最後、玉音放送が流れ、一人残された男は立ち上がり、歩を進め、そして突っ伏す。
* * *そんな芝居でした。
…って、どんなんやねん

と思われるかもしれませんが、だいたい、そんな感じじゃなかったかと思います(笑)。
まあね、そもそも『ハムレットマシーン』をちゃんと消化も解釈もできてない私が、それを解釈した赤井さんの演出をさらに解釈するというのも、どだい無理な話なので、ま、この程度です
f^_^;)しかも、途中からは「あの車椅子の男が読んでるの、何だっけ…、どっかで読んだ覚えがあるんだけど…」と記憶をたどり続けていて、他の役者さんたちについては集中力散漫
m(_ _)mただし、当公演の当パンには、「出演団体の演出ノート」と題して赤井さんのコメントというか、演出コンセプトも載っていて、これを読み直しながら振り返ると、何となくピンと来るところもなくはなく。
(逆に言うと、開演直前にも読んだはずなんですが、そのときにはピント来ず
f^_^;))
* * *その内容については、今度、葉月さんに会ったときの楽しみにとっておくとして、赤井さんの言葉ですごく心に残った言葉…
----------------------------------僕は物語からなるべく離れることを旨として、演劇をつくってきた。
「物語る」ということが、僕には切実なものとは感じられないのだ。
ハムレットマシーンは果たして物語なのか? 一遍の詩であるようにみえる。
俳優がストーリーに隷属することを避けたい。
…
----------------------------------以降の文章については、
共感できるところもあれば、
共感できないにしても、あの舞台を思い起こして「なるほど」と思うところもありますが、
上記の引用に関しては、
私の志向は、ほぼ真逆
そうだ、私は「物語り」たいのだ。
「ものがたりや」でいたいのだ。
演劇史を繙けば、「物語の解体」と「物語の復権」が交互にやって来たりもするんでしょうけど、
私は徹頭徹尾、「物語」に拘泥していたい。
『ハムレットマシーン』を読んで、「分っかんね〜」とのけぞりつつも魅力を感じるのは、
それが『ハムレット』の解体であるとしても、
そこに新しく豊かな「物語」を胚胎していることが見て取れるからだ、と思うんです。
その意味で言うと、
『ハムレットマシーン』それ自体を舞台化するのは、どちらかというとナンセンスの類いで、
(だから、赤井さんは再構築したんだと思いますが)
個人的には、『ハムレットマシーン』をいわば胎盤として、
新たな「物語」を生み出すことにこそ、
私は挑戦すべきだと感じました。
あ、ちなみに、「解体」そのものを否定する気持ちはまったくなくて、
実は、前作『赤鳥恋歌』も三重吉作品の解体と再構築を目指したつもりなんですけど、
その点の評価は真っ二つに別れました(笑)。
* * * * *ここ数日、この記事を書いては消して、書いては消しての繰り返しで、うまくまとまらないんですが、いいかげん疲れてきたので、あとは食べログでごまかします
m(_ _)md-倉庫からの帰り道、岩井さん、しはかたさんと「どこへ行こうか」と悩んで、
以前に私があきさん&りゅうしょうさんと入った焼鳥屋さんへ。
で、食べたもの。

とりあえず、サラダ(私オーダー)と漬け物盛り合わせ(しはかたさんオーダー)という、おやじ臭い取り合わせ。

お次は白レバー。
レバー好きの私がオーダー。

これは…鳥わさですかね(岩井さんオーダー)。
で、あとは焼き鳥を人数分。

右から、椎茸の肉詰め、軟骨、…白レバーかな〜。

右から、つくね(柚子胡椒)、つくね、…レバーかな〜。
要するに、レバー食って、元気にいきましょ〜ってことです。
お粗末さまでした
m(_ _)m
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