
2012年7月5日(木)
朝っぱらからやってきました、
東京ビッグサイトです。
何を隠そう、本日より、ビッグサイトの西ホールで
第19回東京国際ブックフェアが開催されているのです

(8日(日)までです。皆さん、ぜひ足をお運びください

)
…が、私は西ホール入り口を横目に見ながら会議棟へ。
本日は、午前・午後と研修やらセミナーやらに出席。一応、お仕事です。
…(中略)…
夕方、終了。
仕事山積なものですから、懇親会はパスして会社へ戻り…
会社へ戻…
ここまで来てブックフェアに行かないのは、悔しすぎるっ


というわけで、「
1時間限定
」と自分に言い聞かせて、ブックフェアへ。
まずは、ご招待券をもらっているこちらへ。

電子書籍タブレットって、やっぱり読みにくい…って思うのは、私のひがみでしょうか。
本じゃないんだから、本の真似をしなきゃいいと思うんですよね、むしろ。
変に読書感覚を再現しようとするから、再現されていないことにイライラするのであって、もう私たちは日常的にPCを使っているのだから、PC画面を見る感覚のままで見せてくれればいいんじゃないかと、逆に思います。
いずれにせよ、小説であれ、実用書であれ、教材・ノートであれ、不可逆的にこっちに向かってるんだよなぁと、あらためて思い知らされました。
でもむしろ、ブース内での対談などを聞くともなしに聞いていると、クリエイターの皆さんは、紙か電子か、なんてつまらない話のずっっっと先に進んでいるんだなぁと、そっちのほうに強く心惹かれました。
なぁんて、何となく分かったように書いてますけど、ところがどっこい、95%以上は、
チンプンカンプンで、分っかりませんでしたぁ


私が見てもダメでしょ、これ。
で、見切りを付けて、ようやくこちらへ。

往時に比べ、何となく寂しい気がするのは、私だけでしょうか。
いや、初日だし平日だし、週末は賑やかだよね、きっと。
皆さん、ぜひどうぞ

(2回目)
それはさておき、まずはブースで頑張っている同僚の陣中見舞い。
すると、人の顔を見るなり、
あ、本間さん。懇親会、逃げたんですって。オレは、会社に戻るんだよぉ。人が酒宴を断って残業するっつってんだから、お前、褒めろよぉ。え? 今、何してるって? そりゃ、その、今は今だよ、ほっとけっ!と言いたいところ(?)をグッと抑えて、そそくさと他のブースへ。
で、最後にチラッと寄りました、
絵本エリア。
いやぁ、充実してるなぁ…と一瞬は思ったけど、う〜ん、イマイチかなぁ。
むしろ、外国のブースにきれいな作品が並んでるんだけど、商談する気マンマンで暇そ〜にしてるおじさん&おばさんが目を光らせていて、なんか近寄りにくいし…
と、ウロウロしているうちに見つけたのが、こちら。

というわけで、
本日のおすすめ
◎79
『ツリーハウス』ロナルド・トルマン/マライヤ・トルマン作、2012年6月26日、西村書店、1600円(De boomlet, illustrations: Marije Tolman, etching: Ronald Tolman, published by Lemniscaat, 2009)
いやぁ、長かった。
やっと本題に辿り着きました。
こうして力尽きてしまう結果、本題のほうが簡略なんですよね、いつも。
<あらすじ>シロクマが、クジラの背に乗って海を渡ってきました。
そう、この表紙、もう物語は始まっているのです。
一本の木と、その上に建てられたツリーハウス。
シロクマがそこで暮らし始めると、もう1頭のクマが。
2頭のクマが仲よく暮らす、そのツリーハウスには、季節とともに、さまざまな動物がやってきて…。
<感想など>お父さんがエッチングを担当、娘さんがイラストを描いています。
とっても、きれいで、やさしくって、穏やかな賑わい(?)があって、楽しい本です。
字のない絵本なんですが、でも物語がちゃんとあります。
そう、物語を作るというのは文字にも絵にも依存しない、独立した行為・知的営みなのであって、文字で表現するかどうかは二次的問題なのだと、気づかせてくれます。
いい本だな、これ。
今日はここまで
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