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観劇日誌:劇団enji 『ぼくの好きな先生』

劇団enjiぼくの好きな先生_convert_20160410074637

2016年4月10日(日)

どーにか二日酔いになることなく1週間を乗り切りました。
さ〜あ、気を引締めて節制するぞっ…明日からねf^_^;)

   *   *   *   *   *

さてさて。
先週、すーさんこと鈴木浩之さんが出演されている、こちらの舞台を観てきました。

劇団enji『ぼくの好きな先生』
作・演出:谷藤太
於:OFF・OFFシアター(下北沢)

<あらすじ>

本日まで公演期間なのと、チラシにも内容紹介がないので、当パンの作家コメントにちょっと引っ掛けるくらいで、簡単にご説明を。

主人公・河合は中学校の中堅教師。
中学時代からの恋人・玲子が妊娠し、新しい生活を始めようとしています。

しかし、ただ1つ、問題が。

2人には中学時代の共通の友人・翔太がいました。
しかし、その彼がいじめに遭ったとき、2人は(多くのクラスメートも)彼を助けるどころか、傍観し、間接的に加担さえしました。
そして、そのために彼は…

その記憶が、しこりとなって2人の心に沈殿していき、とりわけ河合を苦しめます。
教師として、親として、人として…

そう、本作は<いじめ>と、その罪、償い、赦しをめぐる物語です。

<感想など>

河合、玲子、翔太からなる主題部分は、骨太に描けていたと思いました。
とくに河合の、教員として常軌を逸しそうなギリギリのところで、心の葛藤と混乱に苦しむ姿が、とても上手く演じられていました。
素直に、共感を覚えます。

さらに出色だったのは、翔太の母。
ワンポイントながら、クライマックスで物語を一気に引き締め、昇華させていったと思います。

彼女は、この20年間、いわば2匹の鬼を心に飼ってきました。

1匹は、息子の苦しみに気づき救うことのできなかった自分を懲らしめる鬼。
もう1匹は、息子を絶望に追いやった同級生たちを憎むよう、彼女に迫る鬼。

孤独のなかで、罰し続けることにも憎み続けることにも疲れ果て、もう赦したい、赦されたいと思いながら、自らにそれを認められない彼女。

そんなことをしたら、息子に申し訳ないじゃないか、息子が消えていってしまうじゃないか…

そんな彼女に1つの契機を与えたのは、14歳の息子が20年後の自分に宛てた手紙&カセットテープ。
河合宅への突然の訪問は、いわば、彼女自身を救済する旅だったと思います。

       *   *   *

1つだけ違和感を覚えたのは、ラスト。
彼、あんな風に消えちゃいけないんじゃないかな〜。

せっかくタバコを覚えたんだから、酒なりフーゾクなり大人のアソビに行くかたちで退場させたほうが(そうじゃなくても、もちろんいいんですが)、余韻というか、観客に解釈の選択肢を与えたんじゃないかと思いました。

       *   *   *

ちなみに、この作品を観ながら思い返していたのが、私のお蔵入り作品。
あれも、題材は違うんですが、やはり罪、償い、赦しの3点セットが主題だったんですよね〜。

いや、お蔵入りしたわけじゃない、ただ時機を待っているだけ。
本作を観て、私のはまだまだ追い詰め方が浅薄だな〜と痛感しましたので、ブラッシュアップしようと思います。
いつか、必ず舞台にかけてみせますともっ

       *   *   *

あ、Legend Teachers (私が勝手に命名)ですか。
う〜ん、役割は分からなくもないんですが、正直、…あんまりおもしろくないというかm(_ _)m

キャラがイマイチ立ってないからか、ネタがおもしろくないからか、全般にトッチラカッている印象でした。
物語のスピードや勢いを殺さないように、本筋とうまく絡める工夫が必要なんじゃないかと思いました。

以上です。
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