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一周忌

20120607戦場でワルツを

2012年6月7日(木)

息子の誕生日を目前に控え、ふと思い出す誕生のときのこと。

そういえば、娘のときは仕事が忙しくて、出先で打ち合わせ中に嫁さんから

打ち合わせを終えて、はて、何だろうと見てみると…

破水しました。いま、入院してます。

なんじゃそりゃ〜 予定日、まだ先じゃ〜ん

慌てて病院へ駆け付け、嫁さんが分娩室に入った後の陣痛室から、会社へ、仕事の指示やら何やら…

と思ったら、看護師さんが走り込んできて

お父さん、早く早くっ もう出ちゃうわよっ

え、お父さん え、私 いやぁ、そう言われても、まだ実感が…ええっ、出ちゃうのっ 今、入ったとこですけど〜。

なんて、あっけないという以上に、慌ただしい誕生の瞬間でした。

それに比べて、息子のときは…

息子のときは…

…あれ、息子のときは

記憶が真っ黒
思い出そうとしても、画面が真っ黒なんです。
何を思い出していいのか分からない感じ。

なんじゃ、こりゃ

仕方なく、嫁さんに聞いてみることに。

   息子が生まれたときって、何してたんだっけ
嫁さん お友達が亡くなったんでしょ。



そうでした。



劇団東京あたふたで共演し、その後もずっと私たちを応援してくれていた、あっくんこと、鈴木章夫君が亡くなったのでした。

帰省先での出産。息子誕生の知らせ。
その一報を友人知人に伝えようとした私のには、あっくんの訃報が届いていました。

私から友人たちへのには、これから息子の誕生日を祝う度に、あっくんのことを思い出すのかと思うと、何とも切ない…そんな思いを綴ったことを覚えています。

そして、そのとおりになりました。


誠に遅ればせながらではありますが…、
1日に数人しか訪れない電脳世界の最果てより、あっくんのご冥福をひっそり(こっそり)お祈り申し上げます。
合掌。

     *   *   *   *   *

そして、私が私自身にとてもとてもショックを受けたのが、上記の疑似Black Out状態

記憶が薄まったり埋もれたりしたという感じではなく、私のなかで記憶に鍵がかけられていたとしか思えませんでした。

どこまで、ふがいないのでしょうか。
あれから1年が経って、「喪の仕事」を終えるどころか、箱にしまい込んだ挙げ句、放り投げていたのでした。

そんなことを考えていたところから、思い出した…という具合に、冒頭のポスターにつながっていきます。

戦場でワルツを(原題はWaltz with Bashir
アリ・フォルマン監督・脚本、2008年、イスラエル

レバノン内戦中の1982年に起こった、いわゆるサブラ・シャティーラの虐殺を兵士として経験したフォルマン監督によるドキュメンタリータッチのアニメーション映画。

夜ごと不可思議な夢に悩まされるフォルマン。
彼は、自分が戦争中の記憶の一部を失っていることに気づく。

当時の友人たちを尋ねながら、自身と向き合い、心の奥底にしまい込んでいた記憶を掘り返していくフォルマン。

そして、明らかになったものとは…。

アニメーションから唐突にニュース映像へと転換するラストシーン。

国家と、社会と、宗教と、戦争と、そして自分自身と向き合う真摯さと誠実さ。
非常に衝撃を受けた作品です。

はたして私は、社会と、時代と、そして自分自身と、真正面から向き合えるのでしょうか。

道のりは、かなり長く険しい感じです。


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コメント

こんばんは

こちらには初めて書き込みする…のかもしれません(記憶があやふやで…)。

木村氏のサイトで、あっくんと書き込み合戦をしていた者です。
諸事情で、当時の名前(落語をする時の芸名)を
(ネット上では)使えなくなったので、表記の名前にしております。

一周忌。
そうですね…。
こう言ってしまうと誤解を招きますが、すっかり忘れていました。

彼のことは、折に触れて思い出し、
過日の東京での高座は、彼にお見せして、感想を伺いたかったくらいで、
今でも喪失感と悲しみは続いています。

地方住まいで、お付き合いが短いわたしがそう感じるのですから、
身近だった皆さんはなおさらでしょう…。

巧く言えないのですが、
頭の中で時間の感覚が乏しかったといいますか、
「一周忌。そうか、そうだった…」と、初めて意識した(繋がった)のでした。

気づかせていただきまして、ありがとうございます。
2012-06-17 18:54 | 緑青 #- | URL [ 編集 ]

お久しぶりです

緑青さん、(たぶん)お久しぶりです。
ドドーンとコメント、ありがとうございますm(_ _)m

後日、劇団東京あたふた経由で聞いたところでは、Kimura含む何人かの方々が一周忌に参列したとのこと。

また、(非公式情報ですが)同劇団の次回公演があっくんの追悼公演と位置づけられるらしい…との噂も。

人それぞれに思いがあり、人それぞれの弔い方というものがあるのだと思います。

私の場合は…どこまでも、正面きって受け止められてない感じで、ふがいなさ感満載ですねe-330
2012-06-19 01:02 | 本間宗南 #- | URL [ 編集 ]

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