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おすすめ絵本89:銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜_convert_20160201002433

2016年2月3日(水)

満を持して、とでも言うべきでしょうかね、名作のご紹介です。

◎867『銀河鉄道の夜』宮沢賢治/作 金井一郎/絵、2013年10月19日、三起商行、2300円

ご存知のとおり、宮沢賢治の作品は絵本なり児童書なりで相当数のバリエーションが出ていますし、とりわけ『銀河鉄道の夜』はアニメーションも含めてたくさんの作品が生み出されています。

で、私もご多分に漏れず賢治作品は詩も童話も好きでそこそこは読んでますが、賢治ファンは膨大な数がいらっしゃいますし、「一家言あるっ」的な人も少なくないので、そこまでではない私は人前で「好きだ」と言わないようにしてます(笑)。

まぁ、そんな程度の私がそこそこ読んだかぎりではありますが、数多ある『銀河鉄道の夜』のなかで一番好きなのが、この金井一郎版。

冒頭の絵を見てもお分かりかと思いますが、実に美しいです。
言わずもがなですが、作品世界をきちんと受け止めたうえでの美しさです。
だから、もう、あのシーン、このシーンで、グッと込み上げてきちゃいます(ToT)

       *   *   *

巻末の解説によると、この絵は黒いラシャ紙に針で穴をあけ、後ろから光をあてて浮かび上がる光の粒の集まりで表現されているのだそうです。
加えて、ラシャ紙を2枚使い、それぞれをアクリル板に挟んで重ね合わせることで、絵に奥行きを与えているとのこと。
(金井氏は、これを「翳り絵」と呼んでいます)

しかも驚くのが、金井氏はこの『銀河鉄道の夜』の絵を50年近くにわたって制作し続け、本書がその集大成であると同時に、金井氏にとっての初の出版だとのこと。

私はぜんぜん知らなかったんですが、「金井一郎」で検索すると、さまざまな「光のオブジェ」がヒットしますので、よろしければ、そちらもご覧ください。

       *   *   *

最後に、このシリーズについても一言。

上記の版元名に「三起商行」とありますよね。
耳慣れない方も多いと思いますが、「mikihouse」だったらご存知のはず。
正確に調べてませんが、どうやらミキハウスグループの一企業として出版その他を担当しているようです。
(ちなみに、奥付の書誌情報としては「三起商行」ですが、カバー(ジャケット)にはmikihouseと書かれています)

で、この三起商行が絵本でのプレゼンスを高めるぞっと力を入れている(私の想像)のが、宮沢賢治のシリーズ。
さまざまな画家が担当していて、いやぁ、質が高い。
「カネにモノ言わしてんじゃね〜のぉ」感もないわけじゃなく、癪に障らなくもないんですが、いかんせん力作揃いです。

私がとくに好きな作品を挙げれば、次のとおり。
狼森と笊森、盗森』(片山健/絵)
虔十公園林』(伊藤秀男/絵)
氷河鼠の毛皮』(堀川理万子/絵)

ああ、でも、他もいいですね。
機会があったら、ぜひご覧ください。


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