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観劇日誌:劇団だるめしあん「あの子の飴玉」

20140418だるめしあん1_convert_20150419102243

2015年4月21日(火)

前回の記事の続きです。

   *   *   *   *   *

18日(土)は18時過ぎに会社を出て、一路、王子へ。
ジャックと合流して向かったのが、こちら。
20140418だるめしあん2_convert_20150419102305

この日2つ目のイベントは、劇団鋼鉄村松のバブルムラマツさんが客演されるということで、ジャックに誘われてやってきました…

劇団だるめしあん「あの子の飴玉」
作・演出:坂本鈴
於:王子小劇場(王子)

       *   *   *

劇場への階段を下りて行くと、受付で頭に犬の耳をつけた女性がお出迎え。
たぶん、ダルメシアンなんでしょうね。
私の感性とはずいぶん遠いところにいる人たちなんだろうな〜と、ちょっぴり不安を募らせていると、
隣に座った女性客らが「この間、アタシが観に来たときは、ブラジャー姿で踊ってたのよね〜(笑)」。

そして、チラシを見ると…

「エロでポップなファンタジー」を合言葉とする当劇団が贈る、そのストーリーは…

<あらすじ>

「誰からどう思われるのかなんて、気にしなくていいんです。」
元AV女優のお母さんがテレビで喋るのを見ながらコーヒーをすするお姉ちゃんは100人抜きの称号を持つヤリマンだけど、誰からどう思われるのか気になるあたしは清廉潔白な処女のフリをしたヤリマンだ。
道行く人にも嫌われたくないけど、でも性欲は抑えられない。
だから、みんなを騙していたけど、あまりにみんなが騙されすぎて、
気がつくと、あたしは清廉潔白な処女の神として、お母さんとお姉ちゃんを断罪する役回りになっていた。

エッチをめぐる社会とキャンディとあたしの話。

<感想など>

うう〜、興味を持てない
弱ったなぁ〜。


と思っているうちに開演。

冒頭、
壇上では元AV女優さんらしき女性が社会風俗とジェンダー半々くらいのネタで長セリフ、
その周囲を「マイムマイム」の曲にのせて、何組もの男女がとっかえひっかえのセックスポーズ。

ぐわわっ、これは退屈だぞ(>_<)

ってな感じで、その他もろもろ、序盤はひたすら“忍”の一字…


だったんですが…、


ですが…、


結論を申しますと、


けっこう、おもしろかったです

       *   *   *

なんて言うんでしょう、
性と社会性って言うか、いわゆるジェンダー関係って、議論にも作品にも膨大な蓄積があるので、新鮮味を出すのがとっても難しいと思うんです。

役者に何をしゃべらせても、どこかで見たり聞いたりした言葉ばかりで、陳腐に感じてしまう。
客の側も、(少なくとも、テーマに関わる部分では)だいたい何をしゃべるのかが分かっている。

そうした言葉たちを<独自の物語>に乗っけて観客の心を振るわせようとすると、何かしら工夫や仕掛けが必要になります。
(そう言ってしまえば、「そりゃ、そうだろ」って話ですけど

で、たとえばセックスネタの場合は、しばしば<肉体的な交わり>と<精神的な交わり>を並行的に扱って、両者の乖離と重複から人間関係のありようを考えたりするわけで、本作品でも、それが上記の

「誰からどう思われるのかなんて、気にしなくていいんです」

「道行く人にも嫌われたくない」

という言葉で端的に表現されていて、そのスペクトラム上に<母>ー<姉>ー<あたし>が配置されています。

       *   *   *

しかし、これだけでは「構造をきっちり作った」というのみで、いくらでも凡庸・退屈な作品になってしまいます。

そこで、本作品はもう一段階、テーマを深く掘り下げていて(と思うんですが)、

そうした問題を抱え込まずにはいられない、人間たちの不器用さ
言い換えれば、
<不器用>な方向へと進化してしまった人間という生き物たちの姿
を描くことに成功していると思います。



ああ、なんか、大仰になってしまいましたf^_^;)

この「進化」に絡むところは、書き始めると長くなるので、またいつか。

       *   *   *

で、簡単なほうをお話しますと、要するに、

バカでろくでなしな人たちと、
バカで不器用な人たちとが、

次々に出てきて、その

バカさ加減と
ろくでなし加減と
不器用さ加減とが、

とっても上手く表現されていて、

うんうん、そうだよね。
人間って、そういうもんだよね。


と、なんだかとっても共感してしまったというわけです。

       *   *   *

しかも、
前半は、正直言って「もうちょっと、うまく捌けないの?」というセリフがチョコチョコあったんですが、

後半は、簡潔にしてパワフルなキラ星的セリフが次々出てきて、
それをまた役者さんたちが「一球入魂」的にズバッと決めてくる。

これは、気持ちよかった。

で、終わってみれば、

今日は、おもしろい芝居を観た。

…って気分。

う〜ん、不思議な劇団だったな〜。

   *   *   *   *   *

さてさて。

気持ちよく劇場を出たものの、ここで難問が。

前回、ジャックと来たときも困ったんですが、

王子って、なんか、いい飲み屋さん、少なくないですか

なので、ジャックも下調べをしてきていて、「今日は、ここへ行きましょう」とお勧めの店に行ったところ…

すみません、本日は予約でいっぱいでして。

それじゃ、ということで、私のお勧め店へ…

すみません、今日は満席でして。

仕方ない、チェーン店系でも、まあ、そこそこの…

席を見てきますんで、ちょっとお待ちください。

…店員、戻って来ず

       *   *   *

そして、そして、途方に暮れた私たちは、なんと


和民に入ってしまいました〜


いったい、何年ぶりだろうか。思い出せない。
入ったら、なんか、雰囲気がファミレスみたい(笑)。

何を食べていいのかと戸惑ったんですが、ただいま<タマネギ押し>みたいだったんで、ブログのネタにと注文してみました

20140418だるめしあん3_convert_20150419102323
タマネギと海老のサラダと、

20140418だるめしあん4_convert_20150419102343
タマネギのチーズ焼き。





意外に、美味かったりして(笑)。


和民さん、露骨にバカにしていて、ごめんなさいm(_ _)m

       *   *   *

いやあ、芝居も飲み屋も、奥まで踏み込んでみないと、良し悪しは分からないってことですね。



こんな終わり方、あり

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