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おすすめ絵本61:くるみわりにんぎょう

くるみわりにんぎょう_convert_20140302015227

2014年3月1日(土)

なんかもう、いろんなことが起こっていて、でも時間がとれなくて、何から書けばいいのかって感じなんですが、とにかくこれを優先することに…。

     *   *   *   *   *

今日、休日出勤から帰ってきて、急いで風呂に入ろうとしていると、奥から

嫁さん  フリッツのこと、お父さんに言ってらっしゃい。

という声が聞こえたかと思うと、娘がテケテケと走り込んできて、

  今日ねぇ、ひどかったのよぉ、フリッツ。来て来て。

着替え途中の私の手を引っ張って、和室のふすまのヘコミ()を見せ、

  フリッツがね、バシ〜って本を投げたの。
嫁さん  それからね〜…。
  それからね〜…。

で、そんな申告を受ける度に、「オレは早く風呂に入りたいんだよ」と思いつつ、

  モノを投げちゃダメッ
息子  はあ〜い
  とくに本は大事にっ
息子  はあ〜い
  人を叩いちゃダメッ
息子  はあ〜い
  おもちゃ箱をガシャンて倒しちゃダメッ
息子  はあ〜い


と息子を叱り、対する息子は神妙な顔で返事をしつつ、私がどれくらい本気で怒っているかを探るのでした…。

     *   *   *   *   *

で、なんで息子が「フリッツ」かというと、こちら。

◯345くるみわりにんぎょうE. T. A. ホフマン/原作 アンマリー・アンダーソン/再話 アリソン・ジェイ/絵 蜂飼耳/訳、2012年9月30日、徳間書店、1600円(The Nutcracker, based on the story by E. T. A. Hoffman, retold by AnnMarie Anderson, illustrations by Alison Jay, Dial Books for Young Readers, 2010)

多くの人は、ホフマンのオリジナル(『クルミわりとネズミの王さま』上田真而子/訳、岩波書店)よりは、デュマの翻案&チャイコフスキー作曲のバレエでご存知だと思います。

そして、フリッツといえば、妹がクリスマスプレゼントにもらったくるみ割り人形を壊してしまう乱暴者のお兄ちゃん。

そこから、'The Crusher'の異名さえ持つ我が息子を、嫁さんと娘は「フリッツ」と呼ぶようになったのでした。

     *   *   *

この作品、たくさんのバージョンがあり、あわせて絵本も多くの画家・翻訳家が手がけています。
日本でポピュラーなのは、センダック版(渡辺茂男訳、ほるぷ出版)や、いせひでこ版(中井貴恵訳、ブロンズ新社)のようです(たぶん)が、今回は新しく出たものとしてA. ジェイ版をご紹介しました。

皆さんも、いろいろ比べてみて、気に入ったものを選ぶとよいと思います。
(センダック版はもう手に入らないかもしれませんが、何かのはずみで復刊するかも)

ちなみに、ホフマンの原作では、主人公の少女はマリー、デュマ版ではクララ。絵本もどちらに依拠するかで名前が変わっています(A. ジェイ版ではクララ)。

しかし、ドロッセルマイヤーさんはやっぱりドロッセルマイヤーさんで、フリッツも変わらずフリッツです。

ちなみに、センダック版の訳者・(故)渡辺茂男先生も数々の名作を幅広く翻訳・紹介されていますね。私も絵本を読むようになってから、あちこちで渡辺先生の仕事に出会うようになり、とくにその「幅広さ」に驚かされます。

ちなみに、今回ご紹介したアリソン・ジェイ氏は、速乾性の油絵の具で描いたうえにワニスを塗るという独特の手法を用いている画家で、どこかで見たタッチだなぁと思ったら、以前に『空のおくりもの』を紹介していましたね。

ちなみに、このジェイ版の訳者は詩人の蜂飼耳氏。まだ氏の作品を読んだことがないので、この機会に読んでみようと思います。

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