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おすすめ絵本60:みて、ほんだよ!

みてほんだよ

2014年2月22日(土)

ええとですね、社団法人日本書籍出版協会(書協)という業界団体がありまして、そこが主催して年に1回「造本装幀コンクール」を行っているんです。

ま、例年そんなに気にしている賞でもないのですが、たまたま昨2013年(第47回)の受賞作を紹介した冊子をみていたら、ハッとするジャケットがありまして、よく見たら谷川俊太郎氏の翻訳だったので「この人はどんだけ仕事するんだろう」と思いながら読んでみたわけです。

それが、こちら。

◎349みて、ほんだよ!リビー・グリーソン/文 フレヤ・ブラックウッド/絵 谷川俊太郎/訳、2012年11月20日、光村教育図書、1500円(Look, A Book!, text by Libby Gleeson, illustrations by Freya Blackwood, Little Hare Book, 2011)

久々に、「こころ、ふるえる」本に出会ってしまいました。

       *   *   *

ストーリーは、いたってシンプル。

落とされた、本を、拾って、読む、読む、読む…

それだけ。

それはまるで、神さまが子どもたちの世界へポイと落っことしたプレゼントのように、予兆もなく彼らの前に現れ、子どもたちを大冒険へと誘い、いつしか、その世界の確かな存在となり、いつまでも、子どもたちと共にあり続ける。

       *   *   *

文を担当するグリーソン氏はオーストラリア出身の児童文学作家で、イギリスで作家デビューした後にオーストラリアに戻って作品を発表し続けているとのこと。
彼女のホームページを見ると、2013年にもPrime Minister's Literary Award for Children's Fictionという賞を受賞したほか、いくつもの賞を受賞されているようです。

写真を見ると、なんだか気のいいおばちゃんで、こんな人がこんな研ぎ澄まされた作品を書くんだと、不思議な気分になりました。

絵を担当しているブラックウッド氏は、日本でもよく知られる「ケイト・グリーナウェイ賞」の受賞者。

1975年生まれだから、まだ若い方ですね。
本の著者紹介ではスコットランドのエジンバラ「生まれ」となっていますが、ご本人のホームページをみると、New South Wales(オーストラリア)で育った(grew up)と書いてあって、まぁ、幼少時に移り住んだのかもしれませんが、ともかく現在の活動拠点はオーストラリアってことでしょうね。


私はもう、この2人がどのようにコラボしたら、こんな作品が生まれるのだろうかと、ホント知りたくてたまりません。

遠い間合いから一瞬にして胸元へ迫り来るような、刃物の切っ先を思わせる文。
私に近しさを感じさせながら、緩やかに、広く遠い世界へと誘う絵。

そして、やはり、この作品の翻訳は、たしかな詩人の手に委ねるべき仕事だなと。

       *   *   *

なお、グリーソン氏とブラックウッド氏の協働作品として、このほかに『エイミーとルイス』(岩崎書店、2011年)があります。こちらは角田光代氏の翻訳。彼女も数々の優れた作品を手がけていて、信頼のできる翻訳家(本業は作家さんでしょうが)ですね。

まだ読んでいないので、こちらもチェックしたいと思います。


あ、ちなみに、上記のコンクールでは「出版文化産業振興財団賞」を受賞しています。


さ、本日は嫁さんが娘を病院に連れて行っているので、今から息子に昼飯を食べさせねば。

息子、ごめんよ。
お父さんがブログなんぞ書いているから、昼飯が遅くなっちゃったなf^_^;)


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