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選挙へ行こう…っていうか、行きました?

2013年6月23日(日)

本日は東京都議会議員選挙。

いつかどこかで書いたかもしれませんが、選挙というのは投票することが大事。
誰に投票するか…も大事でしょうが、それより何より、投票することが大事。

なので、私は、選挙ともなれば、子どもを連れて、家族全員で投票に行くことにしております。

       *   *   *   *   *

ここで一考。
(「一考」と言いつつ、いつものごとく長いです。嫌な予感がした人は読まないほうがいいと思いますm(_ _)m

あなたが特定利益集団に所属し、自らの利益を代表する候補者を持っているなら、話は自明。
しかし、あなたが特定利益集団に所属せず、自らの利益を代表する候補者を持っていないなら、よくよく考えてみてください。

前者は、組織された有権者、
後者は、組織されていない(未組織の)有権者。

前者は、日頃から各種会費を払ったり、寄付をしたり、人手が必要なときは手伝ったりして政治家(候補者)を支援し、選挙では必ず投票することを約束して(=つまり、税金とは別にコストを負担して)、見返りにその政治家を通して自分たちの(政治的・経済的)利益の実現を求めます。

一方、後者は現在の日本で多数を占めますが、こうしたコストを負担していません。
しかし、各自が望ましいと思う政策を提言する候補者へ投票することによって、自らの(政治的・経済的)利益の実現を追求することができます。

民主主義制度というのは、いろいろな意味で社会的コストを節約できる優れた仕組みなのですが、「投票」という安上がりな行為によって利益を追求することができるというのも、大きなメリットです。
考えてみると、昔は、権力者を交代させるために、殺人、破壊、財産の収奪などが必要だったのですから。

これを、候補者(政治家)の側から見てみましょう。

前者は言うまでもありません。支持者の団結を高めるよう努めながら、彼らの利益を実現するよう全力を尽くすのみ(ただし、社会の大多数を占める未組織有権者の逆鱗に触れて吊るし上げられないよう、注意する必要はあります)。

一方、組織されず、自らの利益を追求する手段(政治家)を持たない大勢の人々のために政治をしよう! なんて考える候補者がいたとします。
彼/彼女は、大衆に向かって政策を訴え、投票を求めるでしょう。
各種メディアを通してパフォーマンスを見せるかもしれません。

大衆は彼/彼女に喝采を送り、世論調査では支持を表明します。

が、

選挙日ともなると、「予定があるから」「めんどくさい」「天気が悪いから」「天気がいいから」などなど理由をつけたりつけなかったりして、投票しない。

  

彼/彼女、落選。つまり、

失業。

このように考えると、未組織有権者を相手に政治をしようとする戦法は、失業する可能性が非常に高く、かなりriskyです。

たとえ、ブームや自身の人気によって1回は勝てたとしても、数年ごとに選挙を繰り返していけば、未組織有権者の票に頼っている政治家・候補者は徐々に落選し、替わって利益集団を背後にもつ政治家の数が増えていくはず。

だから、

よっぽど人騒がせなことをして、刹那的に衆目を集めるとか、
できもしない大風呂敷を広げて、刹那的に期待を集めるとか、

何かしら、ろくでもないことをして良心が痛まないような人間でないと、この戦法はとれません。

お騒がせ候補者・政治家や詐欺師的政党が現れるのは、このようなメカニズムが働くからです。
彼/彼女らが、十分な利益集団を背後に持たないまま、一発逆転を狙って既得権益集団に挑戦しようとするためなのです。



あれ。

だとすると、私たち「組織されていない有権者」は、私たちの声なき声に耳を傾け、私たちの利益を実現してくれる候補者に投票しえない…

     *   *   *

さきほど、民主主義制度は、いろいろな「社会的コストを節約」してくれる優れたシステムで、投票は「安上がり」な行為だと書きました。

しかし、「タダ」とは言ってません。

民主主義にも、やはりけっこうなコストが伴うのです。

たとえば、私たち「組織されていない有権者」が、私たちの利益実現を追求してくれる候補者を見つけるには、

何が私たちの利益になるのかを正しく理解するために、まずは勉強しなければなりません。
「そんなの、わかってるに決まってるさ」と思った人は、たぶん、わかってない人です。

社会に溢れる情報には(発信者が意図していない場合も含めて)各種バイアスがかかっているので、正確さは保証されていません。
そのため、短期的には自分の利益になるように見えても、中長的には自分の首を絞める(替わって特定集団・階層を利する)ような政策が、しばしば登場します。

私たちは「勉強し続ける」というコストを負担しなければならないのです。

続いて、私たちの利益を本当に実現しようとしてくれる候補者を見つけなければなりません。
これも、けっこう負担がかかります。
とくに、政治家の財務情報が透明ではない現在、各候補者が口で何を言うかにかかわらず、結局、誰からお金をもらって誰のために政治をしているかがわからないので、彼/彼女らがこれまでどのような政治行動をとってきたかを調べないと、本当のところはわかりません。

これは、実にやっかいです。
一つの目安は、政党・政治家の財務情報を透明化する制度改革を主張する候補者・政党を見つけることですが、これも有権者がその重要性を理解して「絶対、重要だ!」と声を大に伝えないかぎりは難しいですね。

そして最後に、「投票」することです。

これは、できるでしょう!

上記2つは、けっこう限界がありますよ。
私だって、わからないことがいっぱいです。
だから、可能な範囲で努力して、有権者としての「投票リテラシー」というか「投票の質」を少しずつ高めていくほかはありません。

でも、投票はできる!

そして、たとえ自分の投票した候補者が落選しても、投票率を高めることができれば、それが当選した政治家の行動を変えることができます。

あの、信用ならない未組織有権者たちが、次の選挙でも投票に来るかもしれない。

利益集団を支持母体とする候補者・政治家にとって、これほど恐ろしいことはありません。

今回の選挙の投票率が62%(たとえば)、
当落線が6000票(たとえば)、
自身の支持団体が4000票(たとえば)…

ならば、あと2000票を稼げるような政策を掲げなければなりません。
支持団体の利益を実現するための第1得意分野以外に、
もう1つか2つ、未組織有権者に訴えられるような政策領域を自身の「強み」にしておかなければならないのです。


これで、いいじゃないですか。

有形無形の高いコストを負担して独自候補を立てなくても、投票行動を通して利益を実現する可能性が生まれてくるのです。
やっぱり、民主主義って安上がりですよ。

だからこそ、その安いコストだけは、せめて負担すべきなんです。

これが、「民主主義の質」を高める道だと思います。

     *   *   *   *   *

もう1つだけ、重要なことを。
「民主主義の質」を高めるのは、決して簡単なことではないでしょう。
将来に向かって、じっくりと「投票する有権者」を育てなければなりません。

誰を?

子どもでしょう。

だから、小学校から投票の大切さを教えてほしいと思いますし、
少なくとも、
わが子には、私と嫁さんが投票する姿を見せておきたい。
投票所がどんな場所なのか、馴染んでおいてもらいたい。
そして、
民主主義社会を支えていくため、投票に行くのが当然の行為なのだということを理解してもらえるよう、何年もかけて教育していきたい…

     *   *   *

というわけで、本日も家族揃って選挙に行こう…とした直前、
娘が

寒い…

発熱

子どもを連れて行けず、嫁さんと私が交代で投票へ。



ま、こんなこともありますよ(^o^)/



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