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おすすめ絵本5:ぼくは ねこのバーニーがだいすきだった

ねこのバーニー

2012年4月1日(日)

いやぁ、すっかりサボってしまいました、おすすめ絵本シリーズ。『見世モノ』公演も終わったことですし、シレッと再開したいと思いますf^^;)

本日ご紹介するのは、

◯4ぼくは ねこのバーニーがだいすきだったジュディス・ボーストさく エリック・ブレグバッドえ なかむらたえこやく、1979年、偕成社(The Tenth Good Thing about Barney by Judith Viorst & Erik Blegvad, Atheneum, U.S.A., 1971)

<あらすじ>

主人公は男の子。

金曜日、大好きなねこのバーニーが、しんじゃった。

男の子は、悲しくてテレビも見ず、夕ご飯も食べず、チョコレート・プディングも残し、ベッドに入って泣いた。

土曜日、バーニーを庭に埋めて、お葬式をした。

男の子は、バーニーのいいところを10個、話そうとした。

バーニーは勇敢でした。
りこうで、
ちゃめで、
きれい好きで、…


でも、9個しか思いつかなかった。

男の子は、バーニーが天国に行ったと思った。でも、友達のアニーは、地面の中だと言った。

日曜日、男の子は父さんと庭に種を植えた。

男の子  …だったら、バーニーも花や葉っぱを作る手伝いをするの?
父さん  そうとも。花を咲かせる手伝いもするし、草や木を大きくする手伝いもする。ちっちゃなねこにしては、これはなかなか大したことだよ。

その夜、男の子はベッドで母さんに話してあげた。

バーニーは勇敢でした。
りこうで、
ちゃめで、
きれい好きで、
抱くと、ふわっとやわらかくて…


そして、10個目。

バーニーは、地面の中で花を咲かせる手伝いをしているんだ。ちっちゃなねこにしては、これはなかなか大したことなんだよ。

<感想>

要するに、身近なもの(人であれ、動物であれ)との死別をどのように受け止めるか、というテーマを扱った作品ですね。

ここでは、キリスト教の葬儀で行われるような、死者を悼み、讃えるスピーチがキーアイテム(?)になっているわけですが、仏教でも同様の行為はありますし、私も演劇脚本『火焚ノ娘』で死者を弔う「語り尽くし」というシーンを入れたことがあります。

もちろん、古今東西を問わず、「死」とどう向き合うかというのは人間の普遍的なテーマですので、絵本に限らず「死」を題材とした芸術作品はたくさんあります。

その中で本書が傑出している…というわけでもないのですが、しかし、後味がよく、心に素直に滲み入ってくる理由は何だろうかと考えますと、1つには、

登場する大人(両親)が押し付けがましくない

という点が、間違いなくあると思います。

この物語の中で、両親は徹頭徹尾、付属的・受動的立場にあって、主人公の話を聞いてあげたり、質問に答えたりするだけで、間違っても「バーニーは天国に行ったのよ」なんて言って、なぐさめたりはしないのです。

少年は、あくまで自身で悲しみ、苦しみ、葛藤し、納得のいく答えを(助けは借りますが)自身で見つけていきます。両親は、それを静かに見守るだけ。

ウチの娘は、まだ「死ぬ」ということがよくわかっておらず、この作品はちょっと早いかとも思いますが、いつかは一緒に読みたいと思える絵本です。

あ、ついでながら、このテーマを扱ったもので私が好きな映画作品を紹介しておきます。

喪の仕事」監督:君塚匠、主演:永瀬正敏、1991年、アルゴプロジェクト

君塚監督をブレイクさせた名作です。センスが輝きまくってます。

…いや、ホントにご紹介まで
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