
2018年6月10日(日)
異動して1か月あまり。
以前にやっていた仕事をそのまま抱えながら新しい仕事を受け持つことになり、なんだか、とっても首が回らない…、
というか、
公私全方位から、さまざまな要求やらお願いやら激励やらトラブルやらが飛び込んできて、
私って、何をする人なんだろう…
なんて、軽く identity が破裂してしまった今日この頃、
皆さん、いかがお過ごしでしょうか

お久しぶりの本間宗南です
m(_ _)m * * * * *いやまぁ、identity なんか散り散り薔薇薔薇になったって、刹那的には生きていけるんですけど、
何が困るって、何とか時間をこじ開けて芝居を観に行っても、
その後にじっくり考えて感想を書く時間まではつくれないってこと
(T_T)とこう愚痴ってるうち、ふと気づくと3本溜まっちゃってたので、チョロっとだけ記録を残しておきます。
* * *
その1 5月2日(水)
アンミカ:『unravel』脚本:菊川はる
脚色:若宮亮
演出:私オム
於:新宿村Live(新宿)
鳥羽まなみちゃんが出演されるということで、久々に新宿村へ行きました。
だいぶん記憶が薄れてきていますが、なんか、テレビドラマみたいな印象で、30分番組…じゃキツいかもしれませんが、前後編ってことにして2週に分ければイケるんじゃないかなぁとか。
各シーンにセットがあって、表情をアップでとらえて…とやれば、テンポも見栄えもよくなるんじゃないか、というか、これを作った人たちのベースにある感性がテレビなんじゃないかなと、ふと、そんな気がしました。

あと、記録に残っているのは、こちら。

そう言えば、この日、岩井さんとジャックが三丁目のほうで別の舞台(ボス村松さんの客演だったか

)を観ていて、どうせだからと、例の「きいろいはな」で一緒に呑んだのでした。
(写真は、例のサラダと餃子とゴーヤシンプル)
* * *
その2 5月31日(木)
Sky Theater Project:『エンゼルウイング シングルウイングス』脚本・演出:四方田直樹
於:駅前劇場(下北沢)
滝澤千恵さんと
笠兼三さんの出演された舞台。
お二人の芝居は、サムライナンバーナインで観たことがある、というだけだったんですが、その後もお名前だけは(岩井さんから)折々に聞いていて、今回はその岩井さんに誘われて観に行きました。
Sky Theater Projectは、滝澤さんの所属する劇団、笠さんは客演で、今回は久々の舞台(映像中心なので)だそうです。
で、こちらは(上記との対比で言うと)映画向きなのかな、と。
というのも、中盤はそれなりに楽しめたんですが、序盤がやけにモタつき、終盤がいささか物足りず。
何でかなぁと考えているうちに、「これ、映画だったらスイスイ行けたんじゃない

」という気になりまして。
当作品、パラレルワールド的な設定で、2人の夏子が互いのシチュエーションを行き交うんですが、実はその切っ掛けとしての地震は不要で(もとより私見ですが)、亡き父(母)の遺物が勝手に壊れれば十分、という以上に、そのほうがspeedy。
登場人物たち(&観客)が設定を理解したり受け入れたりするための説明と描写もザクザク削って構わなくて、その分、主題である「私と家族と成長のおはなし」をたっぷり書いてほしかったなあと。
映画向きと言うと語弊があるかもしれませんが、舞台であることがハンデになっているような、映画だったら周辺的な部分にこれほどエネルギーを割かなくても済んだだろうにな…、なんて感じてました。

ちなみに、観劇後は初日打ち上げにお邪魔させていただいたんですが、写真を撮っていないので、代わりにこちらを。

なんと、
下北沢駅の南口改札が閉鎖されていたのでしたっ



何が起こっているのか理解できなかった私は、「あれ、なんで南口に辿り着かないんだろう」と困惑しながら駅構内を一周。
おまけに、「ええいっ、駅の周りをグルッと1周すれば、いつかは南口にたどり着けるはず」と、出たこともない改札を出て、見事にグルッと回って(逆向きに回ればスグだったんじゃねーの

)ようやく駅前劇場の前に辿り着き、フッと振り返って
ない〜と仰天したので撮った写真が

なわけです。
改札を出て、すぐに入れるから駅前劇場だったんじゃないでしょうか。
これじゃ、駅後劇場とか、駅近劇場とか、駅傍劇場とか、駅寄り劇場とか…
ま、ともかく困るんで、さっさと南口を復活させてください
m(_ _)m * * *
その3 6月6日(水)
劇団桟敷童子:『翼の卵』作:サジキドウジ
演出:東憲司
於:すみだパークスタジオ 倉(墨田区)
もう疲れてきたんですが、あと1つだけ。
私、ぜんぜん存じ上げなかったんですが、しはかたさん方々ご縁があって、私もお声掛けいただいたので便乗しちゃいました。
で、
こちらは、演劇的、実に演劇的でした(笑)。
何でも、かつて唐組と新宿梁山泊の若手同士が合体して出来た劇団だそうで、やっぱりそっち系統なんですが(どっちだ

)、舞台のおもしろさ、楽しさがビシバシ伝わってくるパフォーマンスで、気持ちよ〜く泣けて、
暗転の都度ササッと涙をぬぐい、「さあ来いっ」と背筋を伸ばして次のシーンを迎え撃つような(撃ちませんが)、
ああ、こうやって思い出しながら書いていてもニヤケてしまう(笑)。
(私、ニヤケてます、なう)

さて、芝居が跳ねて雨降る通りへと出ると、葉月さんとマリモ君、そしてタバコを吸い終わった岩井さんとしはかたさん。
一団となって駅前の居酒屋に入ったんですが、そこへ同劇団の
川原洋子さんが顔を出してくれました。
川原さんは、しはかたさんと以前からのお知り合い、おまけに葉月さんとはサイマルで共演された仲なのだそうな。
ついでに、追って演出の東さんが入ってきて近くのテーブルへ。なぜかマリモ君がご挨拶に行き、何かと思ったら「僕は東さんの(自称)弟子です

」。
(あくまで、「自称」だそうです(笑)。ま、たしかにrespectは半端無かったですが)
皆さん、そんなご関係でしたか。
まったく存じ上げず、大変失礼致しました
m(_ _)mで、川原さんからいただいたお土産。

柿ピー他おつまみセット。
さすが。
よく、チョコとかキャンディとか可愛らしい小物とかをくださる女優さんはいますが、柿ピーですよ(笑)。
なので、帰り道のコンビニで初めて見つけた「氷結すもも」を買い、26時頃までダラダラ呑んでましたとさ。
川原さん、始めまして&ありがとうございました
m(_ _)m * * * * *いえね、何がテレビ向きで、あるいは映画向きで、はたまた舞台向きで…なんて一概には言えませんし、1つの優れたコンテンツが多チャネルに展開されまくる昨今、「向き」なんて発想自体が古いようにも思いますが、
とはいえ、各チャネルの特性・特長を上手に使う必要はあるだろうと思うんです。
言い方を変えると、
「なぜ自分は舞台という表現方法を選択しているんだろう」とか、
「テレビや映画より(かなり)高い金を払って観に来てくれるお客さんに、何を観せればいいんだろう」とか、
あるいは自分が客として「これ、わざわざ劇場で観たいかな」とか、
いろいろ我が事として考えるときもありまして、わりかし、それが観劇時の喜びや不満にも影響しているような…、
そんな気になるんですよね。
もちろん、答えはまだないんですけど
f^_^;)