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観劇日誌:Chant Theatre Presents 『アワーグラスと桜の木』

2018年4月2日(月)

4月になり、ふと気づくと桜が散り始めていました。

本日、正式に異動の通知があり、私はさらに日当りのよい席に(より窓際に)移ることとなりました。
実際に動くのはGW前後ですが、自分の部下をごっそり引き連れての吸収合併的異動(つまり、私の部署の消滅)なので、これから業務の調整が本格化します。

       *   *   *

ま、それはさて措き(措いていいのか)、
去る30日(金)で年度末の仕事にケリがつき(無理やりつけ)、
31日(土)はこの3か月間の諸々を整理するため休日出社、
そして昨日4月1日(日)は家族で映画を観てきました。

例のごとく二手に分かれ、
娘&私チームは「ちはやふる」。
正月だかにテレビでシリーズ前作を放送したらしく、それを観た娘が「しのぶちゃん(松岡茉優)」の大ファンに。
小学生にはちょっと背伸びかな、とも思いましたが、ぜひとも今回のシリーズ最終作(かな)を観たいとせがまれました。
一方の息子&嫁さんチームは「ドラえもん」。
息子は依然としてアンパンマン大好きっ子ですが、徐々にドラえもんにも関心が向かい始めているようです。

で、「ちはやふる」ですが、

おもしろかった

少女マンガと言ってしまえばド少女マンガなんですが、私の(わりと)好きな青春growing upモノの王道を行くような展開、私の(あまり)好きでない恋愛ネタはほどほど抑制を利かせ、代わって和歌ネタを織り込んで奥行を出す…

てな具合で、

娘も大満足、「今まで観た映画のなかで、一番おもしろかった」とのこと。
イチオシのしのぶちゃんが今回は完全に脇にまわってたのも気にならなかったようです(笑)。

       *   *   *

そして、帰宅後に息子の自転車の練習に付き合い、それから娘と書道の練習を…

する計画だったのですが、もう、みんな疲れ果てちゃって、それらは来週することにf^_^;)



で、空いた時間で先週から書きかけになっていた観劇日誌を仕上げようと思ったんですが、結局、本日までかかってしまいました。

というのが、今日の本題。

   *   *   *   *   *

いきなりですが、去る3月24日(土)、鳥羽まなみさん出演の、こちらを観てきました。

20180324アワーグラス_convert_20180326232201

Chant Theatre Presents 『アワーグラスと桜の木』
作・演出:本田潤
於:座・高円寺2

交差する2組の「親子」。

一方は、父親と息子。
父親は家庭を顧みずに夢を追い続け、夢に破れる。
息子は家庭を守るために夢を諦め、父を恨む。

他方は、母親と娘。
母親は娘を想い、急死した夫に代わる再婚相手を見つける。
娘は父を想い、早々に再婚した母親を憎む。

一枚の絵はがきを手がかりに父親の足跡を辿る旅の途上、息子は娘に出会い、2人は行動をともにする。
徐々に明らかになる父親の苦悩と息子への想い、
夢を追う道が、自分に譲られたことを知る息子。

そして最後に、絵はがきは娘と母親を結ぶ。

       *   *   *

ざっくり、こんな話だったかと。
爽やかで後味のよい作品だったと思います。

…思います…

けどね〜、

きれいすぎるんです。

もっとも、「3月の週末を素敵にする演劇」なんてコピーがついてるくらいなので、制作意図にちゃんと適ってるんだろうとも思うんですけど…、

これって、息子と娘をもつ父親として言わせてもらうと、

モロ、父親の(かなりエゴイスティックな)願望なんですよね〜(笑)。

自分、まだ主役でありたいんです。
自分こそが夢を追いかけ、それなりの線まで辿り着きたいんです。

そんな自分を、嫁さんには理解してもらいたいし、支えてもらいたい。
もっと言うと、夢を追う自分に、惚れててもらいたい。

が、自分一辺倒じゃなくて、ちゃんと息子のことも考え、息子の夢を応援してやる頼もしい父親でもありたい。
で、「応援してるぞ」ってとこ、息子に知ってもらいたいし、尊敬もされたい。

一方、娘からは愛されたい。
自分が死んだ後も、娘と嫁さんが自分のことを愛し続けてくれていたら、こんな幸せなことはない。



もう、完全に父親の目線だよな〜。
さすがに都合よすぎるでしょ〜。

だから、私なんかは観ていて快感なんですけど、この快感はキケンだな〜とね(笑)。

<教訓 その1>
自分のエゴや願望を満たすために作品を書いていないか、自戒すること。
(あ、いえ、この作家さんのことは何も知らないので、彼がそうだということでは断じてなく、あくまで自分に役立てるとすれば、的な意味です)

もうちょっと言うと、エゴや願望はそりゃあるだろうけど、自己満足に陥らないように気をつけよう、ってこと。
(くどいですけど、この作家さんのことでは断じてなく、あくまで自戒として、という意味です)

でもって、男である私にとっては、女性のキャラをきちんと自立させているかどうかというのが、一つのチェックポイントになりますね。
「男ありき」になっているときは、要注意です。

       *   *   *

それでハタと気づかされるのが、先ほどの「ちはやふる」。

ここでは、ちはやちゃんも、しのぶちゃんも、自分の足でしっかり立ってるんです。
自ら目標を定め、まっすぐ前を見据えて一歩一歩しっかり進んでいきます。

で、ちはやちゃんはイケメン幼なじみ2人に想われ、一方の本命には支えられ、他方の対抗にはコクられ、そしてその中間で曖昧なポジションを堪能するというメッチャ女子願望炸裂なんですが(笑)、この本命君と対抗君ともに、ちはやちゃんのために歌かるたをやってるんですよね。

男のほうが、自分の足で立ってない。

ただし、自分の足で立つための道を歩き始めたかな…という雰囲気は感じられなくもなく。

       *   *   *

そこから、もう一度振り返って、「アワーグラスと桜の木」。

あの女の子は、何が好きなのかな
父親の死を乗り越え、歩き出せるようになったとき、どこへ向かうんだろう
息子のほうにカメラがあったように、娘にも目指すべき何かがあったらよかったのに。

あ、それから、こんなことを書くのは大変失礼な気もするけど…



砂時計(hour glass)は、要らないなぁ。

       *   *   *

とはいえ、書いてる人は強い。
批評だけの人は弱い。
私も書かなきゃだな。

おわりm(_ _)m


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