2016年10月11日(火)
え〜、昨日、一昨日とノンキな記事を書いてましたが、その裏で我が家はテンヤワンヤしてました、というお話。
* * * * *実は、1週間ほど前から息子がインフルエンザにかかっておりました。
3〜4日ほど38〜39度の熱が続き、息子は消耗してゲッソリ。
折しも、土曜日(8日)は運動会。
あれほど楽しみにしていたというのに…。
厚生労働省のガイドラインによれば、
幼稚園児がインフルエンザにかかった場合、
発症後5日、解熱後3日
の両方をクリアしなければ登園できません。
息子の場合、ようやく熱が下がったのは水曜日。
発症日基準は問題ないのですが、解熱日基準ではこの水曜日を0日として、木〜土曜が1〜3日、したがって日曜から登園できることになります…ので、
ギリギリ アウトッ(ToT)しかも、熱が下がった後は激しい咳が続いて寝たきり状態。
おまけに、家庭用の簡易尿検査キットで測ったところ、不安的中で潜血の値が上昇。
やっぱり、病気になると腎臓からの出血が増えてしまうんです。
そんなわけで、
7日(金)夜夫婦会議。
息子の咳き込む声を聞きながら、運動会を断念。
あ〜あ、去年に続いて今年も運動会に参加できず。
コイツ、ついてないな〜
と、ボヤいていたら…、
8日(土)雨天にて中止、月曜日(10日)に延期。もしかしたら、間に合うかもしれない

嫁さんはまだ咳のとれない息子を慌てて病院へ連れて行き、
ともかくも登園許可証明をGET

しかし、無理をしての外出が祟ったか、息子は夕方から微熱状態。
晩飯を食べるのもやっとという衰弱ぶり。
9日(日)朝、熱はすっかり下がったものの、咳が残る状態。
昼頃、やけに手足が冷たいと思ったら、体温は…34度

低すぎる
食事を摂ると少しは上がるものの、35.5度を越えることはなく、
本人もだるそうにして動けず。
夜、再び夫婦会議。
冷静に、かつ常識的に考えれば、運動会は欠席が妥当。
しかも、腎臓に不安を抱えた体では、なおのこと。
そう分かっていながら、諦めのつかない嫁さん。
何と言いますか、この年中さんの表現種目にはちょっとした因縁もありまして、嫁さんにとっては、運動会に参加することがこの地で市民権を獲得する条件というか、地域に溶け込むためのチケットになっているみたいな
f^_^;)いつになく入れ込んでいる嫁さんの様子を見て思ったこと…
この地に根を張り生きることを決意しながらも、
決して易々と馴染み、受け入れられたのではなく、
さまざまなストレスやプレッシャーを感じながら
今もなお、努力を続けているんだなと…。
ただ寝に帰るだけの私とは違う苦労をしているのだということを、
言外に感じました。
とはいえ、息子の体はまた別問題。
「
…冷静に考えれば、休ませるべきだよね。」
「
代わりに、美味しいものを食べさせてやろう。」
結局、涙をのんで欠席することに。
10日(月)早朝、息子は穏やかな寝息。
前夜もほとんど咳き込まず、熟睡できた模様。
前日のションボリ具合が気になっていた私は、アイロンをかける嫁さんに、
「
どうする
遅れて行って、1種目だけ参加するくらいなら、できるかもよ。」
しばし逡巡しながらも、起きてきた息子の体温を測ると35.9度。
寝起きの咳も、ほぼ無し。
「行こう
」急いで準備開始。
幼稚園にも遅刻参加の旨を連絡し、徒競走には間に合わずとも、表現種目には参加することに。
数日来、「行きたい」と訴え続けてきた息子は、もちろん大喜び。
* * *幼稚園に着いた、ちょうどそのとき、
「次は、年中さんの徒競走〜」
とアナウンスが

嫁さんは、走って息子を入場門へ。
飛び入りで列の最後に加えてもらい、出走することに。
私がビデオカメラを抱えて待ち構えていると…、
息子、「用意っ

」の声がかかってもズボンをたくし上げながら周囲をキョロキョロ。
銃声が鳴ると、「ハレ

」という表情をしながら、予想どおりに出遅れ、う〜ん、6人中の4番手くらいか。
ファインダーの向こうの息子は、終始ヘラヘラ笑っていました。
* * *お次は、保護者の参加種目で、年中さんは玉入れ。
思い出だし、やってきたら。僕はビデオ撮ってるから。
行きます
お前はアムロかっ

、と内心で突っ込みながら、嫁さんの姿を探すも…
背の低いウチの嫁さん、他のお父さんたちに埋もれて、まったく撮れず。
ごめん
m(_ _)mもっとも、嫁さん曰く、
「
あ、写らなくてよかった。あたし、1つも入らなかったの
」
* * *そして、いよいよ因縁の表現種目に。
1週間以上も休んでしまったので、振りを忘れたんじゃないかと思っていましたが、
(実際、正しい踊りではなかったかもしれない…っていうか、間違ってましたが)
まずまず、右へ左へと走りながら、楽しそうに踊っていました。
はい、実に楽しそうに。
子どもたちが大声をあげながら笑顔で飛び回っているというのは、やはり気持ちのいいものですね。
* * * * *こうして、息子の運動会デビューは、どうにかこうにか、滑り込みセーフ。
さすがに疲れたのか、息子は昼飯をガッツリ食べた後、お昼寝ですぐに熟睡。
嫁さんに「どう、満足した

」と聞くと、「うん」と照れ笑い。
私はふと、娘の卒園式で父兄(じゃなくて母親)代表の方が壇上で涙ながらに挨拶し、それを聞く周囲のお母さんたちもグスグスもらい泣きしていた様子を思い出しました。
やっぱり、母親にとって、幼稚園ってのは特別なものがあるんでしょうね。
* * *そんなわけで、夜は「残念会」を予定していたのですが、急遽変更して「運動会 おめでとう会

」を開催。
息子にはカードゲームと好物のプリンをプレゼント。
私も、嫁さんと娘が買ってきてくれたワインを美味しくいただきました。