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2016年5月31日(火)

久々に息子のことをチラッと。


       *   *   *


あと一歩、間に合いませんでした〜(ToT)


6月1日、いや、遅くとも誕生日までにはと、完全復帰を目指してきたんですが…。

インフルエンザの嵐が過ぎ去った3月頃から、少しずつ、時短ながらも通園し始め、それなりにペースをつかみ、4月からの新しいクラスにも慣れ、週に1〜2日は始業から終業までフルに出席するようになり、

何より、本人は幼稚園が楽しくて仕方ないらしいのですが…、

とにかく、風邪をひきまくるんです(>_<)

嫁さん情報では、4月と5月の2か月間で、ともかくも健康だったのは2週間ほど。
残り6週間は、大なり小なり風邪をひき続け、当然ながら行ったり休んだりの繰り返し。
(今月は、もう過去のものと思っていた紫斑も、軽く復活しました)

       *   *   *

そりゃね、
長らく自宅で安静にしていたところから、体力の限界まで遊びまくる生活に変わったわけで、
外に出るようになれば、それだけ気候の変化にもさらされるわけですし、
集団の中に入っていけばウイルスももらっちゃうわけですが…、

やっぱり、免疫が低下するってのは、こういうことかもしれませんね。

咳と鼻水が治まらず、本日もお休みしたようです。

今週末には、誕生日のお祝いで遠出しようと計画していたんですが、それにも黄信号が灯り、
来週は病院で定期検査を受ける予定ですが、風邪をひいていては意味がなく。

       *   *   *

あ、こう書くと、病弱の青白い子どもを想像するかもしれませんが、

いや、まったく逆で、
病気だってのに、飛び跳ねて騒ぎまくってるから、治らないんですよ。

ホントに、バカ息子がっ

そんなわけで、

遠目に見ている分には健康そのものなんですが、
近寄ってみると、具合の悪いところもあり、
体の中を調べてみると、やっかいなことになっているという、

めんど臭い状況です。

       *   *   *

とはいえ、ホントにあと一歩、あと一歩のところまで来ました。

6月は、フルで登園する日を週2日から週3日へと増やし、
月末から7月前半にかけて、週5日に到達できれば…

と、先日、嫁さんと仕切り直したところです。

とりあえず、こんな感じで5月も終了m(_ _)m

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読書記録:三島由紀夫『近代能楽集』

近代能楽集_convert_20160530061800

2016年5月30日(月)

ま、今さらと言えば今さらなんですが、その辺は恥ずかしげもなくf^_^;)

三島由紀夫『近代能楽集』 新潮文庫、1968年、490円

私の三島歴というと、ほぼ高校時代です。
中学から高校にかけて川端を集中的に読んでいて、その続きで三島に流れた…って感じでした。
ただ、その頃は小説一辺倒で戯曲にはほとんど関心がなかったので、コレは読んでなかったんですよね。
そもそも、能楽を知らないし。

で、川端ほどは熱中できず、有名な作品をあらかた読んだところで「も、いっか」って気分になって、以降はぱったり。

じゃ、なんで今頃って話なんですが、
このところ(毎度、タネ本探しのために)読んでいた本いくつかで、ちょこちょこ言及されてたんですよね、『近代能楽集』が。

それはもちろん、この作品がその後のあっちゃこっちゃに影響を与えているからなんですが、それが立て続けに私の目に飛び込んできたってことは、そろそろ私も勉強する時期なのかもしれないなと。

これも、符合かな。

と思ったわけですね。

       *   *   *

で、読んだ感想。



無理っ

真似できる気がしない(ToT)
(当たり前だっ

いや、そうなんですけど、ほら、あれ、一部だけパクるとか、コード進行だけ真似て違うメロディをのせるとか、参考の仕方もいろいろあるわけですよ。

でもね、難しいんだな〜。

これも当たり前なんですけど、三島って、謡曲周辺をものすごく勉強していて、厳選に厳選を重ねて、この数編(本書収録は8編)を書いてるんですよね。
すなわち、「能楽の自由な空間と時間の処理や、露な形而上学的主題などを、そのまま現代に生かすために、シテュエーションのほうを現代化」するっていう目的に適うテーマや構成をもった作品を選んで、それらを生かすように、現代設定の上に乗っけてるってことです。

というてことは、それをちゃんと理解しようとしたら、これらの原作はもちろん、「そうじゃない」作品も相当読み込んで、三島が何を選んで何を選ばなかったのか、どこを活かしてどこを捨てたのか、それぞれ比較してみないといけないわけですが…、

私にそんな素養は無いっ
(断言っ)

幸い、ドナルド・キーン氏が短いながらも要を得た「解説」を付してくれているので、勘どころや今後の勉強の手がかりくらいは何となくつかめるんですが、

いやいや、彼我の差は大きいですな(今頃:笑)。

わずかながらに感じたことを記せば、
時間や空間に対して、自分が無意識のうちに自分に課している制約を、もっと意識すること。
 これは唐十郎氏の作品を読んでいるときにも感じることなので、いくらか吸収できそう。
そして、
目の前の問題・関心に拘泥しているときに、より普遍的な主題まで到達するよう、ググッとリーチを伸ばすよう心がけること。
 これは先日、『オマールの壁』の感想を書いているときにも思ったことですが。

とにかく、それぞれ相応しい時期というものがあって、今の私がこういうことを吸収する時期なんだろうなと思います。

       *   *   *

というわけで、まったくムダではなかったと。
お経だって、絵画だって、写そう、真似しようとすることで、その作品をより深く理解できるわけですから。
(お、負け惜しみか:笑)

食べログ:わらやき屋 新宿店

2016年5月28日(土)

は〜。
なんか、GW明けから全然エンジンがかからない本間宗南です。

アレがよくないのかなぁ。

実は、朝の通勤ラッシュが辛くて仕方ないので、少しでも空いてる電車に乗ってストレスを減らそうと、出勤時間を徐々に早めていったら、とうとう5時起きで始発のバスに乗るようになったんですよ。
(始発のバスって、それなりに混むんですけどね)

そうすると、座って行けるし、7時半には会社に着いて静かな環境で仕事ができて、まぁ、これはこれで快適なんですが…

…17時くらいには、もうバテちゃうんですよね〜。
(歳じゃんっ

も〜、早く帰りた〜い、って気分になります。
でも、この時間帯の電車ってゲロ混みなんですよね〜。
(意味ないじゃんっ)。

   *   *   *   *   *

…そんな、ある日の話。

あ〜あ、なんか、疲れたし、呑みにいきたいけど、相手してくれる人もいないし、そろそろ電車もラッシュを過ぎるし、もう帰っちゃおっか

と電車に乗ったところで、いつもの悪友さんから

イラッとすることがあって、呑みに行きたいんだけど、どう

と、絶妙なタイミングのメール。

結果、私のリクエストで、こちらの店に行くことに。

「わらやき屋 新宿店」

いえね、いつだったか紀伊國屋へ行った折りに、「文房具屋さんって、なくなったんだっけ」と思いながら、裏手のアドホックビルに入ったんですよ。
そこで、「へ〜、こんなところに、わらやき屋が入ってたんだ」と発見してしまったんですね。
(文房具屋はやっぱりありませんでしたが)

私、こちらのチェーンの品川店と田町店に入ったことがあって、ほどほどのお値段でそこそこの酒と肴が楽しめるもんですから、「コスパいいな〜」と、けっこう気に入ってたんです。

それで、「新宿店は使えるかな 調べておきたいな」と以前から思っていたところへ、チャンス到来。

じゃ、前置きはこれくらいにして、以下、料理をば。

       *   *   *

20160519わらやき1_convert_20160527232131
あ、順序が後先しましたけど、この店は「かつを&はちきん地鶏」など土佐料理をウリにしてまして、店名のとおり、それを藁で焼いちゃったりします。

こんな感じ…
20160519わらやき2_convert_20160527232158
…と言っても、藁は燃えちゃってるので写ってませんが(笑)。

で、岩井さんが少し遅れるということで、先にいくつか注文。
20160519わらやき3_convert_20160527232221
まずは、サラダ。
何はともあれ、サラダ。
何気に、食べ順ダイエットをやってるもんで(笑butマジ)。
写真は、豆腐とジャコのサラダですね。

でもって、お次が当店名物・カツオのたたき(わら焼きヴァージョン)。
20160519わらやき4_convert_20160527232245
ご覧のとおりの肉厚で、薬味をのせても美味し、塩でも美味し。
わらやき屋に来たら、とりあえず、これは食うべし。

なのに、悪友さんが来ないよ〜(ToT)



…あれ、さっき、「岩井さん」って書いちゃいましたよねf^_^;)
じゃ、いっか。

もう、先に食べちゃうぞ、と思っていたら、悪…じゃなくて、岩井さん到着。

そして、私の大好きなキビナゴ。
20160519わらやき5_convert_20160527232310
いや、そんな好きってわけじゃないと思うんですが、メニューに載っていると、つい注文しちゃうんですよね。
なんでだろ

で、次からが岩井さんの注文。
20160519わらやき6_convert_20160527232334
アスパラのわら焼き。
好きですよね〜、アスパラ。
三丁目の鉄板焼き屋さんでも、よく頼んでましたよ。

そして、もう一つの目玉、はちきん地鶏の胸肉のわら焼きに…
20160519わらやき8_convert_20160527232434



…何だっけ、これ
20160519わらやき9_convert_20160527232457
両方ともわら焼きなんですけど、左はラスクの下の黒っぽい半月形のが、カマンベールチーズなんですよ。
その下のオレンジ色の物体は、柚子ジャム。

問題は右側なんだけど、…タンかな。
違ってたら、ごめんなさいm(_ _)m

       *   *   *

あ、そうそう。
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このお店、店員さんたちがおもむろに「よさこい節」を歌うんですよ。
そういえば、品川店でもそのタイミングに出くわして、ちょっと…「うるせっ」と思っちゃったことがありましたm(_ _)m
ま、それくらい迫力があったってことです。

で、この日は気分よく呑んでいたこともあって、配られた鳴子を振って応援してあげようと思って待ってたんですけど…

ちょっと中性的なバイトの男の子がメインで歌っていて、「迫力」っていうよりは、「カワイ」って感じでした(笑)。


これからだ、がんばれ。

   *   *   *   *   *

ささ、今日も明日も休日出勤。

私もがんばれっ。

おすすめ絵本94:ぼくらのひみつけんきゅうじょ

森洋子ひみつけんきゅうじょ_convert_20160522115107

2016年5月23日(月)

お久しぶりの、このコーナーです。

   *   *   *   *   *

◯931『ぼくらのひみつけんきゅうじょ』森洋子/作・絵、2013年12月24日、PHP研究所、1300円

赤と黒の幻燈師…とでも呼びましょうか、森洋子氏の作品。

昭和を思い起こさせる、どこか懐かしい家並み。
その狭い路地で、秘密研究所のM研究員とN研究員が棒を発見。
ただちに研究を始めた2名、おっとっと、サーカスの綱渡り

そこへ縄跳びしながらやってきた、たくちゃんもまた、秘密研究所の研究員である。
縄跳びの片方を電信柱に括りつけると…、きゃぁ、毒蛇も何のその、ジャングル探検隊は進むのだ

のんちゃん、まーちゃんに猫のLと、研究員が揃ったところで、更なる研究のために原っぱへ出発。
と、みんなの乗った船は、大海原を突き進み、巨大タコと遭遇して…

       *   *   *

…なんて具合に、子どもたちのイマジネーションはどこまでも縦横無尽で、パワフルで、スリリング。

身の回りのガラクタからドキドキでワクワクな世界を創り出し、めくるめくスペクタクルロマンな大冒険譚へと飛び込んできます。

そうして、真っ赤な夕日が家並みに沈む頃、

研究員たちは明日の再会を誓って家路を急ぎ、

物語はこう締めくくられるのです。


…また、明日も研究なのである。

       *   *   *

あ、なにゆえ「赤と黒の幻燈師」なのか、書き忘れちゃいました(^_^;)

ま、表紙を見たら何となくは分かるんじゃないかと思いますが、興味を持たれた方は、実際に手に取ってページをめくってみてくださいな。

簡単ですが、今日はここまでm(_ _)m

土方歳三うどん

2016年5月22日(日)

昨日、本日と良い天気が続いております。
ついでに、わが地元は風がびゅんびゅん吹いております。

こんな日は…

花粉日和、でございます(ToT)

スギはもちろん、ヒノキも終わってるはずなんですけどね〜。
この地に引っ越してきて以来、春夏秋と3シーズン苦しんでいる気がします。

ま、林も多いので、飛んでる量が多いんでしょうね。
畑も多いので、土ぼこりもすごいし。
おまけに工場も多いは、トラックの交通量も多いはで、微粒子もいろいろ飛んでるんでしょうね。
(夏には光化学スモッグが発生しちゃうような土地ですから)

受難の日々が続きますよ。

       *   *   *

そんなわけでグロッキー状態な私、本来なら朝から駅前の喫茶店に出かけて仕事をする予定だったのですが、クシャミと鼻水と薬による睡魔から、自宅で臥せっておりましたところ、

嫁さん じゃ、お昼はウチで食べるのね。

と、先日土方歳三うどんを作ってくれました。

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湯がいて締めた麺に胡麻しゃぶダレ(左上)をかけて食します。
(左下の器は、娘が盛りつけてくれたもの。野菜はレタスとキュウリ、お肉は昨夜の残りの紅茶豚)

ウチの嫁さん、よくこういうのを作るんですよね。
麺がメインで、その上にスプーンで出し汁やタレを少しだけ垂らすんですけど…、



ま、子どもたちが喜んで食べているからいいんですけど…、



私、嫌いなんですよ〜、コレ(T_T)

笊うどんでも、出し汁はたっぷり用意してほしい。
できれば、温かいかけうどんを食べたい。



でもね、日頃から子どもたちに、

お母さんが作ってくれたものは、「ありがとう!」「おいしい!」って言ってアムアム食べなさいっ

と言い聞かせている手前、単なる好みで「不味い」とは言えず、申し訳程度に食べて、体調が悪いのを言い訳にしておきました。

       *   *   *

てなわけで、せっかくの土方歳三うどんでしたが、堪能できず(>_<)

なんだか申し訳ないので、お詫びかたがた()土方歳三の辞世の句を紹介。
(なんのこっちゃ(笑))

このたび買い求めた「うどんセット」についていた栞には、この句が記されていました。

よしや身は蝦夷が島辺(しまべ)に朽ちぬとも
魂(たま)は東(あずま)の君やまもらむ


おそらくは、これが現時点における<公式>な土方歳三の辞世の句だろうと思います。

<公式>と言いますのは、どうやら世間一般には、こちら

たとひ身は 蝦夷の島根に 朽ちるとも 魂は東の 君やまもらん

のほうも流布しているらしく、検索してみると、たしかによく出てきます。

ただし、現在では、前者がオリジナルで、後者は明治半ばに添削()されたもの、というところまで分かっているようです。

で、これがまた吉田松陰の辞世の句、

身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂

と似ているもんですから、あれこれ論争があるらしいです。

ま、私のようなド素人がネットの記事をコピペして解説しても仕方ないので、興味のある方は各々お調べになってください。

       *   *   *

が、さらにですね〜。
数年前に「こちらが辞世の句ではないか」という新説が出てきて…、

鉾とりて月見るごとにおもふ哉
あすはかばねの上に照(てる)かと


ほ〜、なるほど。

巧拙のほどはまったく分かりませんが、

故郷を遠く離れた北方の地にて、
日々、生死の境をくぐりぬける一戦士が、
月夜に詠う姿を想像すると、

緊張感も、悲壮感も、そして寂寥感も、
こちらのほうに軍配を上げたくなりますね、個人的には。

   *   *   *   *   *

ようやっと薬が効いてきたようで、体はダルいものの、クシャミと鼻水が止まりました。
(代わりに、鼻の中がカラッカラですが)

これから昔の上司の退職慰労会です。
私の主催で、主役の好みに合わせて日本酒の充実した店をセレクト。

さ〜て、呑みに行きますか〜

映画鑑賞:『オマールの壁』

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2016年5月14日(土)

本日は、
午前中に嫁さんの運転練習を兼ねた家族ドライブ。
(毎週恒例のヤツです。500km走破まで、もう少し)
午後から役所に出かけ、ようやっと毎ナンバー手続き完了。
(いろいろ反発ありましたからね、役所のほうも万全の体制、こちらも準備万端で臨んだので、ものの10分で終わりました)
そこから新宿に出て、紀伊國屋本店で書籍購入(仕事関係&趣味)。
(あ、紀伊國屋と言えば、新宿南店が今夏の閉店を発表しましたね(6階洋書系のみ営業予定)。業界ではずいぶん前から情報が流れ、衝撃が走ったんですが、もうこの趨勢は止められないんでしょうかね)
その後、喫茶店に居座って『宇田川心中』(小林恭二著、戯曲版のほう)を読了。

でもって、18:30になったところで新宿文化ビルに向かい、観てきた映画がこちら。

『オマールの壁』
ハニ・アブ=アサド監督
2013年、パレスチナ
於:シネマート新宿

       *   *   *

いえね、少し前に別の映画を見ようと思って、渋谷のアップリンクに行ったら、その日のチケットが売り切れになっていて、すごすごと引き返したんですが、そのときにこの映画のチラシを見かけて、ちょっと気になってたんですよ。

で、封切りになったら観に行こうと思いながら、なかなか時間を作れず、そうしているうちに公開劇場が転々と移り変わり、本日からは三丁目の文化ビルに入っているシネマート新宿での上演(ロードショウのみ)です。

こんな300人も入る劇場でやって、お客が入るのかしらん…と思っていたら、案の定、ガラガラでした。

       *   *   *

で、感想なんですけど…





絶望、です。

銃声で始まり、銃声で終わるこの映画には、

砂一粒ほどの希望もありません。

ただ、憎悪と絶望の連鎖があるだけ。


エンドクレジットが無音のなかで流れている間、

客席からは乾いた咳が二つ三つ…のみ。

身じろぎ一つできない空気が、劇場を満たしていました。

       *   *   *

嗚呼、予想をはるかに超えて、しんどい映画を観てしまった。

帰宅途上の電車内でもずっと反芻していたんですが…、

やはり「絶望」という言葉しか浮かびませんでした。



でも、観るべき映画だと思います。

   *   *   *   *   *

一夜明け、パンフをゆっくり読んでみての追記:

ハニ・アブ=アサド監督の言葉より------------------------
私が重点を置いているのは、面白くて力強い映画を作ることであり、優れた物語とは何かを常に考えている。偉大な映画とは、時代や場所を超越した動機を持つ登場人物が上手く描かれている作品だ。もし私の映画が、何かを理解する手助けになっているとしても、それは副産物にすぎない。…登場人物の持つ人間的側面こそが物語を駆動させる原動力だ。パレスチナ問題について語ることほど称賛・批判される事柄はないが、それらは政治的なもので本来の芸術に対する批評ではない。
------------------------

昨日、この文章を読んだときは、「『芸術』って言われてもなぁ、これ『政治』そのものだし…」って思ってたんですよ。
登場人物たちが与えられている状況自体のすさまじさに、私が打ちのめされていたんだと思います。

でも、今朝がた…、

ワリード・ズエイター(イスラエル側の捜査官役、兼本作プロデューサー)の言葉より------------------------
…とても普遍的で古典的な物語だと思いました。私は演劇出身なので、愛と悲劇、争いや障壁といった要素が、シェークスピア的に感じました。
------------------------

という文章を読んで、

あ、ホントだ

って思ったんですよね。
そしたら、いろんなシーンがフラッシュバックみたいにバババッと頭に浮かんで、上記のアブ=アサド監督の言葉も、すごくしっくりきたんですよ。

そっか、パレスチナの映画ってだけじゃない、人間の映画だ」って。

そんな気分でパンフを読み返していたら、目にとまった言葉をもう一つ。

ハニ・アブ=アサド監督の言葉より------------------------
私は、人間を単に糾弾あるいは擁護する映画を作る気はない。…自由の戦士だけでなく、その登場人物についても、私が興味を持っているのは人間的な側面だ。われわれを人間たらしめているのは、性格上の弱点でもある。…外からは完璧に見えても、内面は不完全で欠点がある。映画監督である私の仕事は、それに誠実に焦点を当て、白黒つけずにグレーに描くことだ。
------------------------


以上です。
いつまで上映されてるか分かりませんし、DVD化されるかどうかも怪しいので、興味のある方は、ぜひお早めに。



観劇日誌:L.Products『諂曲螺旋』


2016年5月12日(木)

は〜るばる来たぜ、日野〜
(字足らず)

…と、久々の更新なクセして、いきなり始めちゃいましたm(_ _)m

ここしばらく放置していた間にアクセスしてくださった皆様、本当にありがとうございます&すみません。
もともと予定がギッシリ詰まっていたうえに想定外の事態が重なり、バタバタしてました。

       *   *   *

そうそう、日野に行ったんですよ、先日。

ってか、どーやって行けばいいんだよ、日野って…と思って調べたら、毎日の通勤よりも短時間で行けることが分かって軽くショック(笑)。
ま、どちらかと言うと、ウチのほうが田舎なんだよな、きっと。
いや、駅前の何も無さは五分…、こっちがキモチ押し気味か
(畑の多さでは、こちらの圧勝(笑))

       *   *   *

ま、どーでもいいですね。

で、なんで日野に行ったかというと、こちら。
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これはいったい何かと言いますと…、

日野と言えば土方歳三、
土方歳三と言えば日野、

というくらい(?)、土方歳三は日野の英雄らしく、
土方歳三没後135周年に日野市制35周年を重ねて「ひの新選組まつり」を始めたのが1998年のこと、
その一環として(いつからか存じませんが)、新選組にちなんだ芝居を演るようになったのだそうです。

でもって、その演劇イベントの中核を(たぶん)担っているのが、このL.Productsさんで、「武士女(ぶしじょ)」の集まりなのだそうな(つまり、全員が女優さん)。
そこへ、あきさんこと沢渡あきさんの役で出演されるというので、観にまいったでござそーろーm(_ _)m

会場はこちら。
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市民会館なんですが、ひの煉瓦ホールという名だそうです。

そして、我らがあきさんの役どころですが、関係者全員一致の予想どおり(笑)、

近藤〜勇っ

芹澤鴨、新見錦の両局長を死に追いやり、新選組を掌握して舞台センター奥にどど〜んと構えた姿なぞ、実にキマッていました。

       *   *   *

さてさて。
観劇の後は、関係者の皆さんとバスで高幡不動に出て飲むことに。
時間が早く、空いている呑み屋を探しがてら通りを散策。
20160507新撰組3_convert_20160512232129
おお、こちらでもやってますよ、新選組まつり。

で、もりさんに教えてもらって買ったのが…、
20160507新撰組4_convert_20160512232201
土方歳三まんじゅう&土方歳三うどんセット

どうだっ、すごいだろ〜。
で、このまんじゅう(人形焼き)が息子に大好評
うどんは後日、いただこうと思います。

あ、それから、他にも土方歳三サイダーとか、ショーゲキ的なものがいろいろありました。
興味のある方は、ぜひお試しを。

       *   *   *

そんなこんなで浮かれ気分だった私、ついつい飲み過ぎちゃって、帰路は最寄り駅から自転車に乗ったものの、転んじゃって膝やら肘やら胸やらを切ったり擦ったり、帽子まで無くしちゃったりで…、

いやはや、反省っ(>_<)

当分は、お酒を控え…目にしようと心に誓ったのでした。


おしまい。

ピクニック 2016GW編

2016年5月5日(木)

例年、GWというと、嫁さんと子どもだけ帰省し、私は残って仕事というパターンが多かったんですが、今年は諸々あって春休みに家族全員で帰省、代わりにGWは近場でこじんまりと過ごしてます。

この3連休をザッと振り返ると、

3日(火) 朝から嫁さんの運転練習かたがたピクニック、帰宅後に近所のDSまで夏物&雑貨の買い物。
4日(水) 朝から春の中掃除(エアコン、風呂釜、洗濯槽ほか)、昼飯を兼ねた家族カラオケ、帰宅後は衣替えのための衣類整理。
合間に子どもの遊び相手。

そして本日、(折々に子どもたちの侵入を受けつつ)持ち帰った仕事にようやく着手できました。

   *   *   *   *   *

そんなわけで、とくに書くことはないんですが、記録のために1枚だけ写真を載っけておきます。
20160503彩湖_convert_20160505122502
こちらは彩湖の湖畔。
「湖」と言っても、荒川の調節池(貯水池)です。

でもって、この周辺の河岸一帯がいくつかの公園やらゴルフ場やらになっていまして、私たちが訪れたのは「荒川彩湖公園」。
彩湖の北端に位置します。

なぜ、ここを選んだかというと、実は、この上流・下流にはもっと大きな公園があるんですが、聞くところによるとBBQの設備があって、それ目当ての客が殺到するらしいんです。
そのため、場所の争奪戦もハンパなく、駐車場もいっぱいになってしまうんだそうな。

しかし、私たちはそんな競争には参加できない(したくない)し、むしろ子ども向け遊具のあるほうがいいだろうと、こちらをチョイス。
嫁さんにとってはドライブの遠出記録更新もかかる未知の世界だっただけに(笑)、道も駐車場もそこそこ空いていてホッとしました。

       *   *   *

木陰にピクニックシートを敷き、遊具でひとしきり遊んでから、湖畔へ。
すでに膝まで水に入って遊んでいる子どもたちもおり、我が家も念のためにサンダルを用意していたんですが、水がまだ冷たく、入水禁止令を発令。

それでも、水辺に慣れていない子どもたちにとっては十分に新鮮な経験らしく、母子で波打つ水面に見入ったり、小魚を探したり、水鳥を追いかけたり。

私は少し離れ、そんな3人の様子を撮るともなしに写真に収めておりました。

       *   *   *

と、最初はおっかなびっくりだったくせに、徐々に調子に乗ってきたバカ息子、流れてきた小枝を拾うと、水面を叩きながら右へ左へ。
「そんなに走ったら転ぶぞ」と言うか言わないかで、予想どおりにステン、ボチャン

どうしてこう、いちいちマンガみたいなことをするんでしょ〜ね(笑)。

結局、上から下まで総お着替えで、何のための禁止令だったのか、まるで無意味になってしまいました。
(こんなこともあろうかと、嫁さんは息子の着替え一式を持ち歩いています)

       *   *   *

その後、土手を登ったりボール遊びをしたりして、ほどよく腹が減ったところでお弁当タイム。
子どもたちの食べっぷりを見て、「もう一回り大きな弁当箱が必要だね」なんて話をしておりました。

そうこうするうちに、午後をのどかに過ごそうという近隣住人らしき家族連れで広場がいっぱいになってきたので、私たちは早めに退場、帰路に着きました。

       *   *   *

ちなみに、好天には恵まれたものの風が強かったこの日、花粉をたっぷり浴びてしまった私は、その後本日に至っても鼻水と格闘しているのでした(>_<;)とほほ。


おしまいm(_ _)m

「俺たちの国芳 わたしの国貞」展

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2016年5月1日(日)

昨日の続きです。

15時半より少し前に梅が丘を発った私は、下北沢から渋谷へ…

…と、何ちゅー人混みでしょう

ここ何回か渋谷に来るたび、スクランブル交差点の様子を写真やビデオで撮ってる外人さんを見かけるんですが、そーだよな〜、異常だよな〜、これ。

わけても、連休となれば、また格別の人混み。
(ま、連休に渋谷へ出る私がバカだと言えばバカなんですがf^_^;)

でも、今年から off る日には徹底的に off ろうという方針に決めたもんですから、人混みだろうが渋滞だろうが、強行するっきゃありません。

で、off って何をするかというと、こうやって芝居と美術展のハシゴなぞしてるわけでして、この予定をギュウギュウ詰め込まなければ気がすまないのって、ホント貧乏性ですね〜(笑)。

       *   *   *

そうそう、美術展の話でした。

「俺たちの国芳 わたしの国貞」展
於:Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷)

2012年に森アーツセンターギャラリーで国芳展をやってたんですよ、没後150年とかで。
あのとき、絶対に行こうと思いながら、仕事でバタバタしていて行けなかったんですよね。
だから、今度こそは後悔しないように、とチャンスを窺っておりました。

今回は、W.S. ビゲロー氏寄贈のコレクションを軸とするボストン美術館所蔵の浮世絵を公開。
数々の有名な作品を間近に観ることができる、貴重な展示です。

       *   *   *

この日を楽しみにしていた私は、渋谷の雑踏をくぐり抜け、BunkamuraのB1へと降りていき、さ〜あ、じっくり鑑賞するぞ〜と一つ深呼吸してドアを開けると…

…な、何ちゅー人混みでしょ〜っ

え〜、だってこの美術展、3月からやってるじゃない。
しかも6月までやってるでしょ。
じゃあ、この時期は中だるみで空いてるかな〜って思ったわけですよ。

なのに、

ぐへ〜、息が詰まりそう(T0T)

冗談抜きで目眩を感じながら、ともかくも行列に並ぶと…、
前の老人のジャケットからは強烈な樟脳の匂い(夏物を出したばっかりなんでしょうね)。
後ろのカップルは「へえ、昔の人もガイコツの形、知ってたんだ〜」的アホな会話を延々と…。

拷問だ、これは拷問だ…

吐き気すら催しながら、それでも一歩一歩、床を踏みしめ…

ようやく辿り着いた絵を一枚一枚じっくり鑑賞し始めると…、





いつしか不快な匂いも雑音も消え、

ふと気づくと、とても心地よい、満ち足りた気分になっていました(笑)。

       *   *   *

圧倒されますね、この細やかさには。

これを描いた絵師がいて、
それを彫った彫師がいて、
それを摺った摺師がいて、

そんなプロの技の合作に恐れ入るわけですが、

一方で、
それを発注し、販売し、商業ベースにのせる版元がいて、
それを購入し楽しむ成熟した消費者がいて、

そんな当時の社会・文化がこの芸術を生み出したんだなと。

とこう考え始めると、どんな芸術を生み出し遺すかというのは、その時代その社会が歴史のなかで試されていることの1つでもあるんだな〜と…

       *   *   *

いやいや、そんな大仰な話じゃなくて

私がやってきたのには、もっと瑣末で直近の目的があったりもしまして、

実は、国芳の構図を観に来たんですよ。

絵本を書(描)いてみよ〜なんて、言ってたでしょ、私。
おおまかなストーリーはできた…というか、腹が決まってきたんですが、それを各ページに落とし込もうとして、ハタと困ったんですね。
どのシーンを選び、どんな構図にし、何を描くか(描かないか)、
そして、どんなテキストと合わせていくか。

今までも多少は意識して1000冊近くも絵本を読んできたというのに、いざアウトラインを作ろうとして、ぜんぜん観察力・注意力が足りなかったなぁ〜と、猛反省。

そこで、構図の名手にしてアイデアの宝庫たる国芳から学ぼう(パクろう)と、下心いっぱいでやってきたのでしたf^_^;)


いつになるか分かりませんが、本が完成したとき、「あ、この構図は…」とか「この表現方法は」なんてシーンがあるかもしれません。
(って、パクる気満々かよっ


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