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本間宗南

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お疲れさま会(後半)

2015年11月30日(月)

前回からの続き。

と言っても、書くほどのことはないんですが、ま、写真だけ。

西口界隈を歩いていたらですね、見つけちゃったんですよ、岩井さんが、こちらを。
20151127鳥羽1_convert_20151128175359

ここで「肉」に行くところが岩井流。
ホント、飲んでいても終盤の「あとは漬け物でもあれば…」というところで、「肉」を注文しますよね、いつも。
酒が中心なので、量を食べるわけじゃありませんが、しかし「肉」なんですよ、「肉」。

で、注文しました、「肉」(舌ですけどね)
20151127鳥羽2_convert_20151128175421
分厚く切ってくれるところが嬉しい。

続いて、「牛テールのシチューと煮込みと、どっちがいいか」と悩んで店員さんの説明を聞いた結果、「じゃ、両方を」ということで、こちらと…、
20151127鳥羽3_convert_20151128175445
こちらを
20151127鳥羽4_convert_20151128175505
いただきました。

で、最後はまなみちゃん。
20151127鳥羽5_convert_20151128175526
またかよっ のアイスクリーム。

お腹こわしても知らないぞっ(笑)。

       *   *   *

舞台のことやら、その他もろもろ、たくさん話しました。

そして、とても刺激を受けました。

ここしばらく停滞中で気分の重い私ですが、奮起一番、頑張らねばねば〜。

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多面体

2015年11月29日(日)

昨日は、嫁さんの運転の練習に付き合ったり、息子のお守り&留守番したりと、家庭サービスの一日。

合間を縫って、娘から遊ぼうと言われ(娘もなかなか忙しい)、何をするのかと思ったら、折り紙でした。

ただいま、娘は12面体(くす玉)にハマっているそうで、そう言えば、リビングのあちこちにクリスマス・カラーのくす玉が散らばっていました。

一方、男3兄弟で育った私は、あまり折り紙で遊んだ経験がなく、くす玉のような込み入ったものは、もちろん未経験。

だから、教えてあげたいのだそうな。

ありがとう。
喜んで学ぶことにするよ。

       *   *   *

まずは、折り紙3枚をチョイス。
娘はまたもや赤&緑&白のクリスマス・カラー。
(どんだけ、作んねん(笑))
私は藤、水、桃色の組み合わせ。

次に、それぞれを四つ切りにして、正方形を12枚用意。
これをチマチマと折って三角形のパーツを作ります。
20151128折り紙2_convert_20151129104752
いかにも本体とコネクターって感じで、なんか、トランジスタラジオの部品みたい(でもない)。

娘は、これを私の4倍のスピードで作成。
ちなみに、嫁さんはこういう単純反復作業を黙々と続けるのが得意なんですが、娘もいくばくかを受け継いだということか。

一方の私はと言うと、折った端を合わせようとしても、焦点が合わなくって、よく見えない〜(ToT)

そして、娘は私の進捗をチラチラと確認しながら、空いた時間で弟のミニカー遊びのお相手。

さて。ようやく12枚を折り上げると、お次はこれを3つ1組にして、コネクター部分をそれぞれの衿に差し込み、合体。
20151128折り紙3_convert_20151129104822
どこかSF映画の雑魚キャラっぽい、原始的な物体が出来上がります(笑)。

ははん。この三角錐の部分が表面に出るように、他の3組と組み合わせるわけね。

で、苦心しながら組み立てたものが、こちら。
20151128折り紙_convert_20151128175903

思いがけずきれいに仕上がって、まんざらでもない気分。

これが私の12面体デビューでした

いずれ、20面体にも挑戦してみようかな。

       *   *   *

その後、娘と嫁さんが外出し、私と息子が留守番。

つまり、息子は連れて行ってもらえなかった(だから私も留守番させられた)わけですが…、

…はい、やっぱり出ちゃいました、紫斑。

前回より風邪の症状が重かったわりに、紫斑は前回ほど盛大ではない…という意味では、わずかに前進しているような気もしなくもありませんが、

まず足、次に顔、そして昨日から腕にと、じわじわ広がってきています。

これらが消えるのに半月ほどかかると予想して…、

う〜ん、幼稚園のクリスマス会には間に合いませんね。
「もしかしたら、参加できるかも」とちょっぴり期待して、私もその日は予定を空けてみたんですが。

ま、代わりに何か楽しいイベントを用意してやろうと思います。

   *   *   *   *   *

そして本日。
娘は友達とのクリスマス会に向けプレゼントを買いに行くと言って、嫁さんとお出かけ。
私は再び息子と留守番。

すると、息子が私にクイズを出題。

息子  ねえねえ、おとうさん。ボクはおおきくなったら、なにになるでしょうか
   1ばん、かめんライダー。
   2ばん、アンパンマン。

  3番は
息子  3ばんは、ないの。
  う〜ん。アンパンマン。
息子  ぶっぶ〜 こたえは、かめんライダーでした〜
(でも、悪役が恐いと言って、テレビは見てないんですが、それは言わずに)




なるがいい、息子よ。仮面ライダーに。


それじゃ、まぁ、とりあえずは、がんばって病気を治そうな。

お疲れさま会(前半)

2015年11月28日(土)

昨日は、帰国後2連発で公演を終えたばかりの鳥羽まなみちゃんを労う会――というのは後づけの口実で、要するに飲み会ですが――を開催、岩井さんと3人で飲みました。

幹事は、わたくし。
というのも、先月、ジャックの帰京祝いで幹事を務めたものの、確かに予約を入れた九州料理の店(歌舞伎町)が休み(定休日じゃないのに)で、隣のショボい焼き鳥屋(同じ資本らしい)に連れ込まれたという苦〜い経験をしたので(>_<;)、今回は雪辱戦。

ただし、歌舞伎町は手強いので、南口は甲州街道を渡ってすぐの「尊(みこと)」というお店をチョイス。

では、以下、食べログで〜す。

   *   *   *   *   *

この日は、仕事で大宮に出かけていた私。
18:10発の湘南新宿ラインに乗って全速力で南下、無事、19時5分前に店に到着。
2人のメールから、まなみちゃん5分遅れ、岩井さん15〜20分遅刻と見当をつけ、まずはこちらを注文。

20151127鳥羽お疲れ1_convert_20151128145937
左から、きびなごちりめんのサラダ、酢もつ、漬けとおからの和え物。

間もなく、まなみちゃん登場、さほど遅れず岩井さんも到着。
どれも美味かったですが、まなみちゃんが漬けとおからの和え物を絶賛。

お次は、熊本名物からし蓮根…
20151127鳥羽お疲れ2_convert_20151128150002

と、馬刺の3点盛り。
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これを食いに来たんですよ、私は。
馬を食って、元気出そうと思いまして。
後日、あらためて書きますが、今年はホント、ダメダメな1年でした。
週明けから、気合いを入れるぞっ

お次は、岩井さんリクエストの明太子天(左)と鶏天。
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そして、まなみちゃんリクエストの…
20151127鳥羽お疲れ6_convert_20151128150156
…何ドーフだっけ

とにかく、ギュッと詰まった濃厚な豆腐でした。

そして、最後に辛い&甘い組み合わせ。
20151127鳥羽お疲れ7_convert_20151128150222
左は、お店で一番辛い明太子、その名もっ



…な、何とかエンペラー。
(何だっけf^_^;))。

たしかに辛いです。

で、右はわらび餅(抹茶味)と五穀入りアイス。

岩井さんも私も、酒を飲んだ後にデザートを食うという習慣がないんですが、まなみちゃんが「え〜」という顔をしたので、私は一口だけ食べました。
(岩井さんは、「ムリ」だそうです)

       *   *   *

総括して、料理も美味かったし、焼酎も豊富。
岩井さんからも「今回はリベンジなったねぇ」とお褒めの一言。

また、金曜の夜ということで2時間限定だったんですが、「さあ出て行け〜。すぐ出て行け〜。」という感じでもなく、接客全般も気持ちよかったです。
客でいっぱいになるのも、頷けます。

駅からも近いし、ゼロ(全労済ホール)で観劇した帰りなんか、けっこう使えるんじゃないかと思いました。

   *   *   *   *   *

さてさて。
お店を出で甲州街道を渡ったのが21時半。



あ、読めちゃいました

帰るわけないですよね〜、岩井さんが。

というわけで、「じゃ、1時間だけ」というまなみちゃんも同伴して、一行は西口界隈へ…。


つづく

感謝する勤労、ほか

2015年11月22日(日)

11/22(いい夫婦)の件、嫁さんに話したんですよ、早速。

そうしたら、

嫁さん  …(苦笑)。

とくに何もしないことに決定。
「いい夫婦」推進委員会の皆さん(って、誰やねん)、ごめんなさいm(_ _)m

代わりに、というわけじゃないんですが、昨日はいくつかのお祝いを合同でやりました。

1. ウチの娘なんですが、運動が苦手なんですよ。
運動会の徒競走もだいたいビリですし、水泳も顔を水につけるのが恐いとか言って。
持久走なんて、去年はビリから数えて10番内(>_<;)

が、

今年はけっこう頑張ってまして、鉄棒で逆上がりができるようになり、水泳も顔を水につけて蹴伸びができるようになりました。
(徒競走はやっぱりビリでしたf^_^;)
そして、なんとっ、先日の持久走大会では、

ビリから数えて20番台にJump Up

娘もけっこう嬉しかったらしく、嫁さんに「お父さん、お祝いしてくれるかな」なんて聞いていたらしい(笑)。

そこで私は、同僚に教えてもらった会社の近くのチーズ屋さんで<ぜいたくチーズ>を購入。

昨日、祝賀会を開きました

写真は、娘のお手製・生春巻き。
(具材は嫁さんが準備)
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2. 気がつくと、ボジョレー・ヌーヴォー解禁してました。
今年はもう、それどころじゃなくて、すっかり忘れていたんですが、嫁さんが気を利かせて購入。
しかも、私が買うようなペットボトル入り最安値品じゃなくて、1500円くらいのビン入り。

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これくらいのものを買えば、味もそこそこしっかりしてるんですね。
私みたいに数百円をケチって薄〜いのを買うよりいいかもf^_^;)

あ、ちなみにチーズはミモレット(左)とコンテ。
両方とも熟成期間が浅めのマイルドなものをチョイス。
いずれも美味しかったのですが、より好評だったのはミモレットでした。

3. 先日、仕事から帰ると、机にこんなものが置いてありました。
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表側には「きんろうかんしゃカード」の文字。
私が嫁さんより小さく描かれている点にチョット引っかかりますが(笑)、ともかく嬉しい。

明日23日はお客さんとの打ち合わせがあって帰宅時刻が読めないので、これも本日まとめてお祝い。

4. そして先日、息子がついに幼稚園へ登園しました

発病したのが夏休み中でしたので、実に5か月ぶり。
1時間限定ではありましたが、久々に友達と会い、たっぷり遊んだ様子。
よほど嬉しかったらしく、帰宅後も「楽しかった〜」を連発していたとのこと。

こんな調子で年内を無事に過ごしてくれれば、と思ったんです…

が、

翌日、37.5度の発熱。

ま、久々だしね。疲れが出たんだと思う

という報告を受けた翌日には咳と鼻水が出始め、
その翌日には39度にまで上昇
なかなか熱が下がらなかったんですが、昨日は食事がまずまず摂れるようになって、顔色からも峠を越えた感はあり。

免疫機能が低下するって、こういうことなんですよね。
ちょっとした病気が重篤な事態につながりかねません。

とはいえ、それを怖がって家に閉じ込めていたら、ますます弱い体になるだけだし。
慎重に、しかし勇気をもって…というところでしょうか。

さて、今朝になって、ようやく平熱まで下がったものの、ひどい咳をしているので、本日も布団生活を厳命。

そして何より、紫斑はこれから。

これまでの経験に照らすと、風邪などの病気をした際、紫斑が出るのはピークではなく回復期。
この2〜3日で紫斑がドド〜ンと出てしまえば、また振り出しへ。
一方、出なければ、息子の体が確かに次のステージへ進んだのだと見なせるでしょう。


紫斑が出ないことを神様に祈りつつ…、


これから休日出勤してきま〜す。

おすすめ絵本86:希望の牧場

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2015年11月21日(土)

毎度、お久しぶりのこのコーナです。
基本的にストーリー重視で選んでいるんですが、ま、たまにはこんなのもいいんじゃないかと。

◯813希望の牧場森絵都/作 吉田尚令/絵、2014年9月30日、岩崎書店、1500円

皆さんも、おそらくニュースなどでご存知だと思います。

3.11後の原発事故で放射能に汚染された福島県浪江町。
福島第一原発から14kmのその場所に、通称「希望の牧場」こと吉澤牧場があります。

本書は、そこで現在も肉牛の飼育を続ける吉澤正巳氏をモデルにした作品です。

       *   *   *

2011年4月、原発施設から20km圏内が警戒区域(立入り禁止区域)に指定されました。
翌5月、同区域内の牛を「殺処分」するよう指示が出されました。

しかし、吉澤氏は牧場に残り、殺処分への同意を拒否し、牛の飼育を続けました。

「飼育を続ける」と言っても、被曝した牛を食べることはできませんので、ただ餌を食べ、生きて、そして死んでいく牛たちの世話をするだけです。
もちろん、自身も放射能を浴び続けることになります。

人々は、生き続ける牛に「希望」を感じると言います。
しかし、吉澤氏は、弱った牛が死んでいくたび「絶望」も感じます。

意味がないかな。バカみたいかな。

そう自問しつつ、それでも彼は「ベコ飼い(牛飼い)」である自分を、毎日毎日、戦って勝ち取っているのです。

       *   *   *

何と言うか、ページをめくるたび、胸が詰まります。

彼は意固地でも偏屈でも変人でもありません。
とても正常に、現実的に、自問し、悩み、苦しみ、深く深く考えて、自らがたどり着いた意志を貫いています。

そうした深みと重みが、
静かだけれど圧倒的に力強い絵と、
研ぎ澄まされ磨き込まれた言葉となって
1ページ1ページにギュッと詰め込まれています。

突き刺さってくる言葉を紹介しようとしたら、
ほとんど全文を引用しなければならなくなることに気づきました。

困ったので、最後の1段落だけ、ご紹介します。
----------------------------------------------
あしたもエサをやるからな。もりもり食って、クソたれろ。
えんりょはいらねえ。おまえら、牛なんだから。
オレは牛飼いだから、エサをやる。
きめたんだ。おまえらとここにいる。
意味があっても、なくてもな。
----------------------------------------------

       *   *   *

ちなみに、各地の牧場で被曝した牧草が、この希望の牧場に寄付されているそうですね。
被曝した牛たちが生き続けるための、貴重な餌になっているとか。

また、その牛たちを、研究者たちが調査・研究しているそうですね。
被曝した動物がどのように生き、そして死んでいくのか。
汚染された飼料を食べると、どのような影響を受けるのか。

「殺処理」してしまっては決して得られない、きわめて重要な情報です。
思い返せば、水俣病だって、水銀の蓄積経路やその影響が事前に分かっていれば、どれだけ多くの人が救われたことでしょう。

しかし、売れない牛を育て続けることは、費用がかかるばかりで、収入を得られません。
そこで吉澤氏は、「非営利一般社団法人「希望の牧場・ふくしま」」を設立して寄付を募るとともに、同様な活動を続ける農家を支援しています。
本書の購入の一部もまた、その活動資金に寄付されるそうです。

私も、本書の購入を通じて、ささやかながら寄付をします。

観劇日誌:劇屋いっぷく堂『11/22』(後編)

2015年11月16日(月)

いっぷく堂さんの観劇日誌は、3月のときも長くなって、前後編に分けちゃったんですよね。
いろいろイチャモンをつけているように見えるかもしれませんが、やっぱりそれだけ魅力もあり、刺激を受けたんだということで、ご容赦いただければ幸いですm(_ _)m
(…っつっても、関係者の方々がこのブログを読むことはないと思いますが(笑))

   *   *   *   *   *

ええと、「私だったら、こう変えたい」というポイントの、もう1点をば。

じゃ、その「夫婦パノラマ」を最大限に活かすには
…でしたね。

中核的物語を担う「主役」の設定

実は今作を観て、私は「何だか、各組のエピソードが上手く結びついてなくて、物語が散漫だな」という印象を受けたんです。
(いや、もちろん、「笑える」という意味では、おもしろかったんですけどね)

で、「どーしてかな〜」と考えていって、「軸が弱いから」じゃないかと。

誰のため、何のために「夫婦パノラマ」を見せるのか、と言ったら、もちろん、これから夫婦になる2人に「夫婦になること」の意味を考えてもらうためですよね。

そう考えると、候補は一応2組あるんですが、そのうちの1組である女将・番頭コンビはおそらくサブストーリー的に扱ったほうがよくて、作品を素直に捉えれば、結婚間近()という微妙な時期にある、うってつけのカップルがいます。

しかも、彼らは観察(詮索)者としてストーリーテラーの役割も果たしているので、脚本家さんの本来の意図としても彼らが主役だったのだろうと思います。
(ただし、この脚本家さんは「緩やかな主役」という意識かもしれませんが)

私は、この2人をもっともっと立たせたい。
結婚について、夫婦について、もっと考えてもらいたい。
しかし、これだけ多様な夫婦例が提示されているのに、この2人(とくに彼女)の思考がちっとも深まっていかないし、結果として「成長」していない。

主人公が日常から非日常世界へ移動し、再び日常へ戻るときには、元の自分ではない(=成長した別の自分になっている)というのが、このタイプの物語の「基本中の基本構図」なんですよね。
(もちろん、この脚本家さんは「『そのタイプ』の物語じゃないから」と、おっしゃるかもしれませんが)

2人で深刻に議論する必要もないし、最後はやっぱり返事をはぐらかしてもいいんですけど、さまざまな出来事、感情、生き方に出会った若き2人の「心の揺れ」を観せること、そして2人の目を通してその「揺れ」を観客に追体験させることが、本作の一番重要なポイントじゃないか…、

…少なくとも、私はそうしたいなぁと思いました。
でないと、2人が旅に出た意味がない、若い2人が十人十色な人生の先輩たちと出会った意味がない。
(でもって、それらを詰め込んでも、あと10分短縮できたと思うんですよ。いつも、こればっかり言いますが)

   *   *   *   *   *

さて、あれこれ考えていて、ふと気づいたこと。

「夫婦」にまつわる男女のスッタモンダを描くわけですから、頼もしいマイホームパパと良妻賢母ばかりじゃつまらない。
当然、(男である私の目から見ると)「イヤな女」と「ダメ男」が次々と出てくるんですが…、

この「男である私の目」ってのがポイント。

おそらくは無意識のうちに私が思い描く「理想の夫像」や「あるべき妻の姿」なんかがあって、それがとっても男性目線の古典的・保守的なもので、だから現実を反映した登場人物たちが「イヤな女」と「ダメ男」に見えるんだろうと思うんですよ。

男性陣に対しては、
「オレはあんなにだらしない男じゃないぞっ ちゃんとリーダーシップをとってぇ、もう、ビシッとぉ
と思いますし、

女性陣に対しては、
「こんな女となんで結婚するんだっ

そしてふと気づくと、
「ウチの嫁さんのほうがずっとマシだ



ええっ


いつもはブチブチと不満ばかり言ってるくせに。

も、もしかして、これが本作品の真の狙いなのか

あれっ、

そういえば、11/22って、もう、今週末じゃないか。

え、何かするの 

って、何するんだろ

結婚して10年余り、「いい夫婦」なんて祝ったこと、ないけど。

え〜、どーしよ。



…とりあえず、嫁さんに聞いてみる


観劇日誌:劇屋いっぷく堂『11/22』(前編)

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2015年11月15日(日)

はぁ〜、昨晩から今朝にかけて、我が人生でも記憶にないくらい咳をしました。
よっぽどしつこいウイルスを吐き出そうとしてるってことですかね。

おかげで喉の腫れは少しひいたように思うんですが、よく眠れなくって体がだるいです。
残念ながら完治とはいきませんでしたが、ともかく今日はこれから出社して、最低限やっておかなければならない仕事を片付けてきます。

で、その前にこちらの記事を仕上げておくことに…。

   *   *   *   *   *

去る金曜日、体調はヘロヘロでしたが、スーさんこと鈴木浩之さんと由利ちゃんこと由利尚子さんが出演される、こちらの舞台を観に行ってきました。

劇屋いっぷく堂『11/22』
作・演出:落合隆
於:シアターグリーンBOX in BOX THEATER(池袋)

<あらすじ>

金沢の老舗温泉旅館「くつろぎの里・しらとり」の女将・白鳥と番頭・黒瀬は秋の行楽シーズンに向けて、新たな企画を打ち出す。

11月22日にちなんだ「良い旅、良い宿、良い夫婦の日(11/22)」スペシャルプランである。

期待の新企画だったが、この旅行パックに申し込んだのは、新婚(未婚)から熟年(不倫)まで、一癖も二癖もあるカップルばかりだった

そりゃもう、宿に到着したとたん、次から次へとトラブル発生。

誤解が勘違いを生み、
不信が確信に変わり、
事態はますますもつれてこんがらがってややこしくなり…。

この北陸の地で、自分たちの抱える問題と向き合った彼ら/彼女らは、
やがて、それぞれに新たな道を歩き始める。

この日、「しらとり」に集まった7(+1)組の男女のドタバタを通して、
夫婦とは何か、家族とは何かをほんのり考えさせる、
シチュエーション・ライトコメディ。

<感想など>

いっぷく堂さんの舞台を観るのは、やはり由利ちゃんが出演された今年3月以来2度目。

役者数が多くても各キャラを上手に立たせているのは前作同様。
随所にちりばめた小ネタもおもしろく、全体に楽しめました。

で、ご本人たちが「ライトコメディ」と称しているわけだから、あまり難しいことは言わずに、「男と女のラブゲーム Before & After」的に軽〜く笑って観れば、それでいいわけですし、その意味で十分に成功していると思いました。

       *   *   *

で、で、それを百も承知のうえで、あえて私好みの作品に変えるとしたら、どうするか
裏返して言うと、個人的には「ちょっと物足りないなぁ」と感じたわけで、それはどのあたりか

以下、(多少ネタバレしつつm(_ _)m)いつもの思考実験を1つ2つ…。

       *   *   *

再生産装置としての「家族」パノラマ
実は、チラシには「夫婦とは何か、家族とは何か」なんて書いてないんですよね。
あくまで「シチュエーション」として設定しているだけで、テーマとして深く掘り下げようとしているわけじゃありません(たぶん)。

でも、せっかく扱うわけだから()、もう少し掘り下げてみたい。

と、本作品で、陰に陽にキーコンセプトになっている(ように見える)のが、「命」つまり「子ども」です。
具体的には、4組の夫婦にかかわる妊娠、出産、流産、育児、がそれぞれ扱われます。

ここから、結婚という行為、夫婦という関係の基本的・伝統的機能として、子孫形成=「再生産」に焦点が当たっていると読めます。
(ちなみに、「伝統的」と書いたのは、今日では「再生産」が夫婦の「必須」機能じゃなくなる傾向が強まっているからですが、本作では不妊・避妊云々や、未婚者間あるいは同性間のパートナーシップにまで話を広げていないので、伝統的な部分に絞っておきます)

そして、私としては、ここに中絶を加えたい。
実は、ぴったりの夫婦がいるんですよ。

妻は産婦人科医、夫は旅行代理店勤務。
この妻は、高学歴・高キャリアを持ち、精神的にも経済的にも自立しています。
また、産婦人科医は出産とともに中絶にも数多くかかわっています。

その彼女が、キャリアと家族形成の狭間で両立を追求できず、キャリアを選択したのだとしたら、
そこに潜む社会的問題を垣間見せることができたでしょうし、
女性の「産む権利/産まない権利」にも、観客の意識を導くことができたんじゃないか。
もちろん、これは夫の問題でもあります。

さらに、育児をもう少し手厚く。
ある夫婦では、妻が夫の浮気癖に苦しみながら、子ども2人のことを考えて身動きとれなかったんですが、別のカップルから示唆を受けて一つの行動に出たことで、突破口を見出します。

子どものある夫婦の間では、育児って長期にわたるウェイトの高いイシューなので、夫婦のあり方をかなり規定します。

私としては、あの奥さんにとっての子どもの意味をもう少し描きたくて、たとえば、彼女が夫の浮気を嘆くだけじゃなく、自分は自分で実家に預けてきた子どものことばかり気にしていれば、「夫への行動」だけでなく「自省」の機会にもなったはずなんです。

また、複眼的に考えるためには、もう1組、子どもを扱いたい。
ちょうど、すでに小さな男の子がいて、このたび2人目が、という夫婦がいましたので、「息子に弟/妹ができること」について夫に語ってもらって、それを見つめる妻、なんてシーンを入れるのもいいかも。
(尻に敷くシーンばっかり、そんなにいらないと思うんですよ)

そして最後に、「老い」。
夫婦は、ともに「老いる」パートナーでもありますし、長寿時代を迎えてまさに世の関心も高いテーマです。
と、ここに熟年者が1人だけいるんですよ。若い人妻とのW不倫旅行。彼をもっと有効活用したい。

せっかくケンカを始めたんだから、押し問答なんかしてないで、もっと古女房の話を引っ張り出せばいい。
それを布石として、ラストで人妻に「私はお金と引き換えに若い楽しみをあげられるけど、一緒に歳老いてあげられないのよ」的なセリフを与えれば、この男が妻そして夫婦の意味をもう一度考える契機になったんじゃないか。

そうすると、全体として、愛し合う2人から妊娠・出産・育児を経て再び2人となって老いるまで、夫婦のライフサイクルを一望できる大パノラマが展開できたんじゃないか。

それを目的だとすると、「11/22」「温泉宿」というのは非常に上手い仕掛けだと言えますし、逆に言えば「11/22」「温泉宿」という設定を最大限に活かせるとも思いました。

       *   *   *

じゃ、その「夫婦パノラマ」を最大限に活かすには
というのが、2つ目の話。

なんですが…、

あまりに長くなったので、また今度f^_^;)


ああ、もうお昼だ
時間がかかっちゃったな〜。
今から会社に行くの、ヤだな〜。

この一歩は小さいが…

2015年11月14日(土)

今日は一日寝たきりで、風邪をしっかり治すぞっ

…と思ったのですが、
午前中に(嫁さんの運転練習がてら)図書館とTUTAYAとスーパーへ行き、
午後は息子のお守りだの、切れた電球の交換だの、開かないビンの蓋を開けるだのと、
あれこれ言いつけられているうちに日が暮れてしまいました。


家庭って恐ろしい…(笑)。


ま、それだけ私が「フツーの風邪」レベルまで快復してきたってことでもありまして、
昨晩はまだ頭もクラクラして気分も悪かったんですが、今朝はずいぶん楽になって、
あとは、ときどき激しく咳き込むのと、ガラガラの声さえ治ればなぁ、といったところです。

   *   *   *   *   *

で、このブログ、どうやら私なんかより息子の病状に関心が集まっているらしいのですが(笑)、
去る木曜日に定期の検査を受けてきました。

ステロイド服用を始めて2週間、結果はどう出るかとドキドキしていたところ、同日昼頃に嫁さんからメール。

なんと、8月の発病以来初めて、尿検査・血液検査ともに数値が改善しましたっ

とくに、なかなか下がらなかった蛋白尿の値がグッと下がり、正常な水準まであと1段階。
尿潜血も減り、明らかな改善が見られました。

これを受け、薬の服用は打ち切り。
あとはゆっくりと本来の生活に戻していこうということで、
様子を見ながらですが、幼稚園へ通わせてもよいとのこと。

来週以降、2日に1回、1時間のみといった具合に限定して幼稚園へ通わせ、紫斑に注意しながら少しずつ通園時間を延ばしていくことになると思います。

幼稚園に行けば、どうしても走り回っちゃいますし、
いやでも風邪をもらっちゃうので、まだまだ油断はできません。
もちろん、今後も定期的に通院して検査・治療を受けなければいけません。

が、

とりあえず年内いっぱいこのペースを維持できれば、
年明けから少しずつ通園時間を延ばしていき、
来春あたりからはフルタイムの通園も可能なんじゃないかと。

発病から4か月、どうにか折り返し地点を過ぎたのかな

これまで、moving goal を追いかけるような気の滅入る生活を続けてきましたが、
ようやく、その輪郭だけはとらえたかと思うと、ちょっと、すっきりした気分です。


とりあえず、今日はご報告までm(_ _)m

マカロニ戒厳令

2015年11月13日(金)

いやあ、今週はひどい目に遭ってます。

月曜日にちょっと具合が悪いことを書きましたが、
火曜日には脇腹から肩を通って肘まで痺れ、悪寒が走り、帰宅して体温を測ると39度

だよね〜、と思いつつ、翌日も朝から大事な報告会があって、

水曜日は37度台まで熱が下がり出社したものの、喉がガラガラでまともに喋れず、最低限の仕事だけして16時に早退。
木曜日は午後から会議だったので朝遅めに出社、やはり最低限の仕事だけして18時過ぎには退社。

そして本日、
金曜日は、咳多し、体温微熱、声やや改善。
人事考課の書類を仕上げてから客先へ、一仕事終えてのお礼のご挨拶。
そりゃもう、ウイルス99%カットのマスクを二重にしてご面会。
(なのに、「ご苦労様でした。お祝い〜」と言ってハイボールを出されたので、飲みましたよ、ええ)

その後、スーさんと由利ちゃんの舞台を観に池袋はグリーンシアターへ。
(その話は近日中に)

   *   *   *   *   *

も〜、電車でもバスでも職場でも細心の注意を払ってきたこの私に、ウイルスを送り込んできたヤツは、どこのどいつだ〜

と悪態をつきながらも、健気に頑張る私。
しかし、我が家に戻れば「隔離政策」(T0T)

…というのが本日のお話。
(だから、枕が長いって

       *   *   *

何度も書いてますが、ウチの息子、免疫機能その他が故障中でして、
フツーの人のフツーの風邪が、息子にうつると大惨事に。

やっと鎮静に向かうかと思われた紫斑(内出血)が、風邪をひいて再び猛威をふるい、
コリャいかんということで、ついにステロイド系の薬を服用し始めました。

そして今週が2週目。
ステロイドが一定の効果を見せ、今週は薬の量を半分にして服用を続けていました。

       *   *   *

と、そんなタイミングで、私の風邪ですよ。

息子はもちろん、娘にだって嫁さんにだって、うつすわけにはまいりません。
接触度合いから考えて、必ず息子にもうつっちゃうんだから。

結果、私を隔離。

同じ空気を吸ってなるものか〜っ

と言わんばかりに、帰宅すると直ちに自分の部屋に引きこもり、家族が寝てから風呂、食事。
食事だって、完全分離しなきゃいけませんから、私はコンビニで買ってきたアレコレと、嫁さんが別皿に盛ってくれたおかず若干(完食必須&徹底洗浄)。

こんな感じです。
20151111マカロニ戒厳令1_convert_20151114000809

マカロニグラタン(お腹に優しそう)
餃子(スタミナがつきそう)
青汁のお湯割り(体によさそう。焼酎抜き
豆腐(子どもたちの残り。食べやすそう)
柿(実家から送ってきたもの。ビタミン補給)
チョコレート(ビター。脂肪はダメだけどポリフェノールはいいらしいので)
ルル内服液(栄養補給)
総合感冒薬(我が家の常備薬。薬剤師さんに勧められた品)
ヨーグルト(風邪薬を飲むと便秘になるので)

以来、グラタンとかリゾットとかスープとかニンニクとかばっかり食ってます。

そして何と、火曜、水曜、木曜と酒を抜きました〜

しかし、3日も禁酒したのに治らないなんて、神様、どーゆーこと

で、「、金曜〜」と書かないってことは…はい、今日は少しだけ飲んでますf^_^;)

       *   *   *

あ、もう一つだけ。

月曜日、私が自室に引きこもっていると、ドアの下からススッと画用紙が。
20151111マカロニ戒厳令2_convert_20151114000840

寝る前の15分ほど。
嫁さんと息子が絵本を読んでいる間に、娘が描いてくれたのでした。

       *   *   *

さて、ここでクイズ。
私はどれでしょう

 間違い探しじゃないのかって

違います〜う。
娘がサービスで気持〜ち増量してくれてるだけです〜う。

それにしても、女の子って、感情表現が細やかでいいですよね〜。
男ばっかり3兄弟のがさつな環境で育った私には、想像もつかなかったプレゼント。

さあああああ〜。
根性で明日中に治すぞおおおおお〜


観劇日誌:Toy Late Lie『稔』

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2015年11月9日(月)

何でしょう、午後から急に喉が腫れてきて、寒気もするし、このクソ忙しい時にヤバいと思って、早めに帰って蕎麦焼酎の青汁お湯割りを飲んでいるところです。

どうしたんだ、額は冷たいから熱はなさそうだけど、頭がクラクラするぞ

ま、それはさておき。
(いいのかっ

   *   *   *   *   *

昨日、鳥羽まなみさんの出演されている、こちらの舞台を観てきました。

Theatrical company Toy Late Lie 『稔』
作・演出:萩原成哉
於:ザムザ阿佐谷(阿佐ヶ谷)

やってまいりました、ラピュタビル。
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このB1がザムザ。

前回、ここへ来た時も雨に降られたような…
そして、入り口で混雑して、ギュウギュウ詰めのなかで観劇した記憶が。

今回も激込みでしたが、幸い通路沿いの席だったので、比較的ゆったりと観られました。

       *   *   *

あ、それからまなみちゃん
たしか、9月の終わりに舞台を観に行ったばかりなんですが、もう次の舞台ですよ。

しかも前回の女子高生役から、今回はして役へ。

いろんな意味で、「よく演るなぁ〜」と感心します。

<あらすじ>

まだまだ上演中なので、チラシからそのまま引用。
-----------------------------------------
人間の入れ替わり…
そんな言葉を聞いた事はあるだろうか?

なぜ、
自分の人生はこの人生なのだろうか…
その前になぜ、
自分はこの自分を自分と思っているのだろうか…
そう思った事はないだろうか?

自分には自分の人生がある、
他人には他人の人生が…

そう思っていた他人の人生を
自分として生きられる…

そんなチャンスがあったら、
あなたはどうしますか?

命と人間が繫ぐ稔の人生。
彼らの選択を、あなたはどう思いますか?
-----------------------------------------

<感想など>

え〜、何と言いますか…、

さっぱり訳が分かりませんでした(ToT)

いったい、どういう前提になっているのか?
どうして、こういう設定を置いたのか?
彼は/彼女は、なぜあのような行動をとったのか?

彼にしろ、彼女にしろ、

他人の人生を自分として生きられる…そんなチャンスがあったら…

っていう話なのかなぁ?

私には、どうすれば2人が、…う〜ん、ネタバレしてしまうので、やめときます。

いずれにせよ、久々に「お手上げ」感を味わっちゃいました

       *   *   *

じゃ、どうすれば私は納得できたのか?
自分だったら、どういう物語に仕上げるか?

…といった、いつもの思考実験も昨日・今日とやってみたのですが、
(まぁ、そこそこ整合性がとれたと思えるストーリーは考えられたんですが)
やっぱり、ネタバレせずに書く方法を思いつかなかったので、今回は割愛。

   *   *   *   *   *

う〜、明日も朝から会議。
薬を飲んで、さっさと寝ま〜すm(_ _)m

観劇日誌:劇団鋼鉄村松『仮面マタドール(レプリカ)』

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2015年11月8日(日)

先週6日(金)、岩井さんが出演されているこちらの舞台を観てきました。

劇団鋼鉄村松『仮面マタドール(レプリカ)』
作・演出:バブルムラマツ
於:シアターグリーンBASE THEATER(池袋)

<あらすじ>

えっと、本日まで公演なので、例のごとくチラシを基に紹介。

伝説の闘牛士、ドン・フェリックスの打ち立てた年間120闘牛の記録に挑む男・仮面マタドール。
男の中の男と言われた彼だったが、最強の牛・アーモンデリータとの戦いで命を落とす。
記録の更新を諦められないマネジャーのアンジェロは、素顔の知られていない仮面マタドールの死を隠し、手下のリコを身代わりにすることを思いつく。

自身の貧弱で悲しい過去を振り切るため、「男の中の男」仮面マタドールになることを決意したリコは、仲間たちとともに記録に挑んでいく。

徐々に明らかになる仮面マタドールの過去、仮面の秘密。
伝説の男、ドン・フェリックスの胸に秘めた羨望と渇望。
サンチェスがピカドールになった悲しい理由。

やがて、リコに訪れる「真実の時」。

過去も未来もないその瞬間、リコは何を見るのか。

劇団鋼鉄村松の代表的名作、新キャストを迎えて再演。

<感想など>

8年ぶりの再演だそうです。

バブルさんの美学が貫かれ、珠玉のセリフが随所にちりばめられた作品。

かつてベスさんが演じたキーパーソン・アンジェロを、ただいま映画でも活躍中の芸達者な沖田裕樹さんが演じ、
また、かつて30代のジャックが演じたドン・フェリックスを、今年ついに大台に乗った岩井さんが演じるという、
そんな観どころもありました。
(って、私は初演を観てませんけどねf^_^;)

見終わって、気分よく小屋を出られました。

一つ誤算があったとすれば、観劇後に飲んでいるところへボスさんが挨拶に来られ、(岩井さんがチクったために)私が隠れボスファンであることがバレてしまったことか。

ま、こんなおっさんに追っかけられても困るでしょうから(私も恥ずかしいし)、今後もこっそり観続けようと思います(笑)。

読書記録:筒井康隆『残像に口紅を』

2015年11月7日(土)

ま〜た古い本を持ち出しちゃって、すみませんm(_ _)m
例のコーナーの第3弾です。

3. 筒井康隆『残像に口紅を』 中公文庫、1995年4月改版(初版1989年)、中央公論新社

       *   *   *

このコーナーのきっかけである『創作の極意と掟』では、「実験」の章で取り上げられている本作ですが、

ここでの「実験は」、物語が進むにつれて「音」を消していき、するとその「音」を含む物事もすべて存在しなくなってしまうというもの。

たとえば、「ぱ」という音が消えると世界から「パン」も消えてしまいます。
ただし、世界の始まりから存在しなかったことになるわけではなく、ある時点で強引にないことにされてしまい、人々の記憶からもそれが奪われる、というルールのようです。

だから、ついさっきまでパン屋であったその店から突然パンがなくなり、看板から文字も消え、空っぽになった棚を見て店員も客も呆然とするのですが、そこに何があったのか、何があるべきなのか、自分は何を買いにここへやってきたのか、どうしても思い出せません。
そして、「あるべきものがない」という欠如感や喪失感だけが人々の心に残るという仕掛けです。

       *   *   *

本作のもう一つの特徴は、筒井氏お得意のメタフィクション構造。

そもそも「世界から音を消す」という試みは、主人公である小説家・佐治と評論家にして大学教授である津田とで考案したもの。
つまり、佐治の新作小説として、表現する道具としての「音」が消滅すると共に表現される「実物」も消失する世界の<物語>を創出し、それを自分たち自身が体験します。

彼らは、彼らが生きる現実世界に小説世界という虚構を持ち込み、その虚構のなかを現実に生きます。
そして、佐治に近しい登場人物たちも、やがてこれが佐治の作り出した虚構世界であること、自分もまた「虚構内存在」であることに気づき、そのなかで如何に生きるかを考え、行動します。

       *   *   *

…なんて書くと、「存在」をテーマとしたけっこう重たい、ド迫力の作品かと思われるかもしれませんが、3番目の特徴として、筒井氏はこれをあくまで「エンターテインメント」作品として成立させようとします。

なかば、おふざけ的な。

「実験」とはつまり「遊び」なんだから、普段は禁じ手にしていることもやってみるし、下らな〜いことも書いてみよう…そんな感じです。

       *   *   *

で、最後にチョロっと感想を書くと…。

結局、主人公・佐治の言葉のごとく、「曲芸」なんですよね、これ。
基本的に、佐治は物語を継続し完結させることを目的としているため、次なる展開への動機が弱い。
もちろん、編集者たちも消えていき、締め切りも消えていくので、虚構内での「執筆」という設定上のやるべきことも失われていきます。

さて、次は何をすればいいんだろう

主人は度々この問題にぶつかってしまいます。
そして、読者を飽きさせないようにと、筒井氏があの手この手とまさに「腕」を披露するシーンが作られていきます。

こんな制約下でも、こんなことができるよ。
こんな制約があるからこそ、こんなことを思いついたよ。

ま、それはそれで、楽しめるんですけどね。

でも、それはつまり、全体を貫く物語が弱いことの穴埋めであって、正直、退屈。

さらに、最後は音の消滅と世界の消滅と物語の完結とを重ねなければならないので、使える手も絞られてくるわけですが、ぶっちゃけ残り30頁ほどでラストが読めてしまう。

そして、読了とともに何もなくなって、読後感すらなし。
心にさえ、文字どおり「何も残らない」。

潔いと言えば潔いのかもしれませんが、時間のムダと言えなくもなく。

       *   *   *

それから数日。
なんで詰まらないのかなと思って、ふと思い出したこと。

序盤でクソだと思いながら中盤から楽しくなっていった『虚人たち』は、下らないことを散々やりながらも、やはり筋とテーマががっちりしていたと思うんですね。

両作を比べて、「そっか」と思い当たった今回の結論。

「実験的作品」と「実験のための習作」とを分けるのは、物語。


おしまい。



本間宗南はバングラディシュ羊の夢を見るか?

2015年11月3日(火)

先週、私が関わって…いなくもない仕事の打ち上げ(&スタッフさんの慰労会)で、同僚にくっついていって羊を食ってきました。

お店は四谷三丁目にある、その名も「Bistroひつじや」。
本店は代々木なのかな。
飯田橋にもあるようです。

       *   *   *

このお店、まず何が嬉しいって、「ビール&ワイン 原価+100円でサービス中
そして、日本では珍しい種類のビール&ワインが豊富に揃っています。
私はまず、チュニジアのビールをチョイス。
その後、…どこだったか、中米あたりのビールを飲んでからf^_^;)
みんなで検討の結果、モロッコのタンデム(赤)というワインを賞味。
私はもちろん初めて飲みましたが、ほどよい渋みで美味しかったです。

続いて、店員さん。
何人か外国の方がいらして、名札を見ると、私には国籍がまったく思い浮かばない名前(笑)。
1人はインド人とのことでしたが、もう1人はアフリカ系かしらん。
彼らが、日本人の店員さんよりも愛想がよくてお喋り。とても楽しい。
(ただし、たまに注文を間違えたりも)

そして、何と言っても料理。
私、羊と聞いて、てっきりジンギスカンだと思っていたのですが、店の雰囲気も中央アジア〜中東〜北アフリカっぽい感じで、料理もそのラインを中心に一方で南アジア、他方でバルト海沿岸から東欧へ、さらに中南米も…、

…といった具合に、とにかく羊が食されている世界各地の料理を集めているようなお店。

メニューはどれもこれも珍しく、いろいろ注文したのですが、ホスト側だったのであまり写真を撮るのもどうかと思い、1枚だけ。

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手前はヤーコンという野菜のサラダ。
白いのがヤーコンです。
キク科でイモのような根っこの部分を食べるんですが、食感はイモというより大根かなぁ。
ほんのり甘くて美味しいです。

続く右手はマコモダケの炭焼き。
タケノコのようなコリコリ感と、山芋のようなシャキシャキ感で、これを醤油(ベースのドレッシング)につけて食べるので、まあ和食と言えば和食なのかも。

そして、奥の麻婆豆腐(豆腐抜き)みたいな一品ですけど…、

これ、羊の脳みそです。料理名は

羊の脳みそのバングラディシュ風 生唐辛子炒め
(バングラディシュ産の羊ってわけじゃないですけどね:笑)

…だそうで、何と表現してよいのか…、ひき肉に似ていますが、もう少しフワッとした食感で、豆腐 カニ味噌 むむ、ちょっと違うか。

味付けは、名前のとおりです。
とくに美味ってわけじゃありませんが、パンにつけて食べたりすると、フツーにイケますね。

       *   *   *

その他にもいろいろ食べて、感覚としては1人5000円くらいかな〜と思ってお勘定を頼むと、なんと、1人3000円ほど。

たしかに安い
おまけに、美味くてボリュームもある

この立地でこのコスパは、ちょっと驚きですね。
代々木店はぜんぜん予約がとれないという同僚の話も宜なるかな。

食べてみたい料理もまだまだありますし、また行ってみたいお店です。

       *   *   *

さてさて。
ついに「脳みそ」なるものを食ってしまった私。

羊の思念だかなんかを吸収しちゃったりしないかしらん、とか、
大平原を散歩する夢を見ちゃったりなんかしちゃったりして、とか、
多少はドキドキしてたんですが、

今のところ、とくに異変はなし。

う〜ん、所詮はただのタンパク質か(笑)。

八雲との遭遇

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2015年11月2日(月)

先日、紙の博物館を訪れた記事を書きましたが、お次は新宿歴史博物館です。

みなさん、こんな博物館があること、ご存知でしたか
要するに郷土資料館なんですが、新宿だけあって近現代がなかなか充実しているので、興味のある方はどうぞ。

あ、一か所だけ撮影可能スポットがあったので、どうぞ。
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江戸時代の内藤新宿。

それから、早稲田を含むだけに、近代演劇の黎明期を概観することもできます。

       *   *   *

で、私はもちろん仕事上の目的で訪問したので、坪内逍遥や松井須磨子を見にきたわけじゃないんですが…、残念ながらお目当ての資料は見つからず。空振りに終わってしまいました。
ま、私にとっては、「ここにはない」ってことを確認するのも成果のうちではありますが。

そして、学芸員さんとも話をして、帰りにお土産コーナーでふと見つけたもの。
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小泉八雲。
あら、そう言えば、そうですね。
こんなところでお目にかかるとは…というか、準備された心にはチャンスが訪れるというように、探す気持ちがあるから見つかるってことでしょうね。

とういわけで、購入。
売り子さんがとっても嬉しそうにしていたので、あまり買う人がいないのかも(笑)。

八雲の服装や、使っていた机なども載っていて、いつか役立つんじゃないかと思います。

ではでは。

ハロウィン侵攻

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2015年11月1日(日)

秋になり、ハロウィンっぽいディスプレイやら商品やらが現れてくると、なんとも居心地の悪い気分になるんですが…

…そう思っている私のウチのなかにさえ、フツーにカボチャのランタン(ジャックさんですか)のオバケたちが居座っている、この諸企業の販促努力のスゴさ。

今年はハロウィン絡みで仮装&お菓子関係の市場が急拡大したとか。
実に頭が下がります。

我が娘も、今日…じゃなくて、もう昨日ですが、PTAのイベントにプチ仮装して出かけてましたし、先週は友達同士でお菓子を配り合うんだとかで、クッキーを焼いてましたし。

というわけで、「へえ〜、あのクッキーはこうやって作るんだ」って話です。

   *   *   *   *   *

まずは、バターと砂糖をよく混ぜます。
20151024クッキー1_convert_20151024173922
いつも思うんですが、お菓子って、原料の使い方がすごいですよね。
バターも塊で使うし、砂糖なんて「どんだけ入れるんだよ」ってぐらい、ドバドバ投入。

そう言えば、TPPの発効に伴いバターの輸入枠が設けられるそうな。
(WTOの低関税輸入枠も継続)
これでバターの品薄はかなり緩和されそうですが、さて、国内酪農業は淘汰されるのか、改革が進むのか、はたまた新たな保護政策がとられるのか

あ、クッキーでしたねf^_^;)

お次は卵を投下。
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よく混ぜたところで、篩(ふるい)にかけた薄力粉。
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写真はココアパウダーも入ってます。

で、それを棒状に整えると、こんな感じ。
20151024クッキー4_convert_20151024174036
右の茶色いのがココア入り。左はプレーン。

でもって、これを上下に重ねて冷凍庫で1時間。
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固まったところで、竹を割るように縦に切って白黒を逆にくっつけると、じゃん。
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これを金太郎あめ的にスライスしていくと、これができるわけですね。
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あのクッキー、こんなふうに作ってたんですね。
(あ、形が不細工なのはご愛嬌)

これをオーブンで10分ほど焼いて、出来上がり。
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前回は焼きすぎて失敗したので、今回は様子を見ながら焼き時間を調整。

まあ、まずまずのお味&食感かと。

これを小分けにして、折り紙で作ったカボチャのランタンと一緒に配ったそうな。

   *   *   *   *   *

あ、ちなみに冒頭のハロウィン・トーストは、カボチャとオバケの飾りを使ってアルミホイルに型をとり、それをトーストに載せてオーブンで焼けば出来上がり。
形をはっきり見せようとして、ちょっと焦げちゃいました(笑)。


そして今頃、百貨店その他ではハロウィンからクリスマスへと徹夜でディスプレイの早替えをしてるんでしょうか。



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