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カフェ・カイラ

2014年8月31日(日)

昨日、夕方から出かけた件。

行き先は…

表参道っ

ええ 宗南が どのツラ下げて

…まったくごもっともですが、この日はフラダンスで何度か紹介しております知ちゃん&けいこちゃんと久々に食事でも、ということで、ただいま女性の間で大人気というハワイ風パンケーキ屋さん(カフェ)にやってきたのでした。

       *   *   *

じゃん。
20140830カイラ1_convert_20140831075338

が、到着してみると、お茶の時間はとっくに過ぎているというのに、

長〜蛇〜の列。

とりあえず並んだものの、1時間待ち()とのこと。

パンケーキを食うのに1時間も並ぶの

と思わずにいられませんでしたが、いや、そもそも

表参道一帯が「イモ洗い通り」状態の人、人、人、…。

何なんだ、今日は何かイベントでもやっているのか

と思うような混雑ぶり。

なので、いったんは別の店にしようかと相談したものの、「あの人混みじゃあ、どこも一緒だね」ということで、おとなしく並んだのでした。

       *   *   *

そして、周りの雑談に耳をすませているうちに、混雑の理由がわかりました。

聞こえてくる東北弁、関西弁、中国語、etc.…

そうです。
もう夏休みも最後、日本中(&世界各地)から女子(ジョシ)がここ表参道に押し寄せていたのでしたっ

「雑誌に載ってた、あの店に行ってきました!」ってノリなんでしょうね。

それを考えると、いつでも来られる私たちが、こんな日に来ちゃいけなかったのかもしれませぬぅf^_^;)

       *   *   *

で、積もる話もあって、意外に、待ちくたびれることなく1時間が経過、そして入店。

じゃ、さっそくご覧に入れましょう。

20140830カイラ2_convert_20140831075411
カイラ・オリジナル・パンケーキ(トッピング全部のせ)
厚くて大きなパンケーキが3枚も入っていて、その上にこれでもかとフルーツが盛られています。

看板商品の一つらしいのですが、店の外で並んでいる途中に、窓越しに店の中でこれを食べている人が見えて、
うわっ、あんなもん食うのかよ」と思った瞬間、
うわ〜、おいしそ〜」と、隣の知ちゃん。

そうか、そういうものか、と彼(女)我の違いを思い知ったのでした(笑)。

続いて、こちら。
20140830カイラ3_convert_20140831075438
キャラメルバナナワッフル。

甘〜いっ。

そして、BLTサンドイッチ。
20140830カイラ4_convert_20140831075539

とにかく、全部デカい。

3人で1皿ずつ注文してシェアしようという話だったのですが、すべて2〜3人前はあるので、ぜんっぜん食べきれない。
(女性陣2人には別腹がある…とはいえ、さすがに、若い娘みたいにはいきませんでした:笑)

結局、けっこうな量を残してしまい、店員さんにも「え、マジ。こんなに残すの?」みたいな顔をされ、大変もったいないことをしてしまいました。

せっかく作ってくれたのに、ごめんなさいね。

       *   *   *

それはともかく、いつもは慌ただしく挨拶を交わすくらいなので、久々にのんびり話ができました

私も頑張らなきゃなと、いつもながら思いました。


というわけで、次に向かって出発進行です

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整理と解説:彼理坂異譚 その4

2014年8月30日(土)

ええと、「整理と解説」の最後は<あらすじ>です。

     *   *   *   *   *

<あらすじ>
--------------------------------------------
ペリー来航から半世紀あまりが過ぎた、港町・横浜。
太平洋航路の玄関口であるこの地には、海外から多くの人や物が流れ込み、そして多くの人や物が出て行った。
そのなかには、夢と希望を抱き、アメリカへ旅立っていった移民たちも数多く含まれる。
ある者は農場で、ある者は鉄道敷設現場で働き、ある者は娼婦となり、そしてある者たちは…行方不明になった。
そんな時代の、アメリカへ渡ることを夢見て渡れなかった少女の物語。
--------------------------------------------

与えられたお題は「開国」でした。
そこには、横浜の小演劇文化を拓き、啓いてきた相鉄本多劇場へのオマージュ/リスペクトが込められていたので、やはり横浜を舞台とした物語にしたいなぁと。

そこで、「あら、横浜のこと、あんまり知らないな」ということに気づき、慌てて取材行脚したわけですが、思いつくのは「港」「赤い靴の女の子」ということで、着想の起点を「赤い靴」に据えました。

そこから、野口雨情が登場し、むしろ彼を主人公とした物語へと移っていきます。

また、山下公園で撮った「赤い靴はいてた女の子像」の写真を見ていたら、「開国」の意味合いも変わってきました。

無意識のうちに、開国=黒船来航/文明開化というイメージがあって、新しいものが「入ってくる」ことにばかり目が向くわけですが、彼女は海の向こうをじっと見つめていました。

そうだ、「出て行く」ってことも、あるよな。

日本史を振り返っても、安土桃山〜江戸時代初期まで、日本人は積極的に海外との交易に乗り出し、アジア各地に多くの日本人町を形成していました。
それが、いわゆる「鎖国」によって交易場所を制限されたわけで、「開国」は閉じ込められていた日本人の夢や野心や冒険心を海の向こうへと解き放った…。

そんな面も、あるよな、と。

とこう考えていたら、飛び立てなかった少女と、それを見つめる男の姿が何となく浮かんできたんです。

       *   *   *

以下、脚本のプロットで書いた、各場の概要。

第1場 彼理坂、元町
上手・奥。
雨のなか、童謡「シャボン玉」を口ずさむ声。
坂の途中、番傘をさし、石碑の前にたたずむ野口(岩井さん)。
石畳を打つ雨音の調べに、いつしか幻惑の世界へ誘われる。

彼理は「ペルリ」と読みます。ペリー(Matthew Calbraith Perry)提督の名前にこの字を当てた表記があったようです(表記は何種類かあったようです)。

現実には彼理坂という坂はないんです(と思います)が、モデルにしたのは見尻(みしり)坂。
元町の内田パンを出たところから外人墓地の海側の縁をなぞるようにのぼっています。反対側はアメリカ山公園。明治初頭にはアメリカの公使館がありました。元町・中華街駅の真上、というか、つながってます。
20140622元町2_convert_20140830135617
写真右手が外人墓地、左手の崖の上にアメリカ山公園、石畳の坂をのぼる後ろ姿は私(撮影:池ちゃん)。

実を言うと、脚本第1稿に「石碑」はありませんでした。
が、岩井さんが「これは、石碑でしょ」というので、
「ど〜かなぁ」と思いつつ、「野口、小さな石碑を見つめる」と書いたんですが、
通し稽古で実物を見たら、「巨大な石碑」だったのでした…(笑)。

     *   *   *   *   *

あ。



え、だって。



あれ、そうだっけ?



わかったよ、わかったから。

       *   *   *

…本日は15:30から外出するので、それまでに書き上げようと思ったのですが、娘が「JENGA」をしようといってきかないので(そういえば、今朝、そんな約束をしたかもしれない)、恐縮ですが、ここで中断。

第2場以降は、また今度ということでm(_ _)m



おすすめ絵本70:三つの金の鍵

三つの金の鍵_convert_20140825091501

2014年8月28日(木)

こんばんは。

えっとですね、先日、こんなのをお見せしたじゃないですか。
20140825だまし絵_convert_20140825085721
この、本でできた人物の絵、ジュゼッペ・アルチンボルドの「司書」という作品なんですが、どっかで見たな〜と思ってたんですよ。

いや、もちろん、16世紀の作品ですし、あの果物の集合として作られた絵と同じくらい有名だそうですので、以前に目にしていても不思議はないんですが、そうじゃないところで見たような気がしてまして、それがわかったというお話です。

     *   *   *   *   *

というわけで、本日のおすすめ絵本はこちら。

◯468三つの金の鍵 魔法のプラハピーター・シス/作 柴田元幸/訳、2005年3月25日、BL出版、2000円(The Golden Keys, by Peter Sis, Farrar, Straus & Giroux, 1994)

なんと、柴田元幸訳ですよ。
近年は有名になりすぎちゃって興味が薄れたんですが、かつて柴田氏を現代英米文学の水先案内人とみなしていた時期があって、氏の翻訳作品はとりあえず読むようにしていたので、本書を見つけたときには「こんなところで出逢うなんて!」と驚いたのでした。
(とか言いつつ、トマス・ピンチョンは買っちゃったんですけどね)

       *   *   *

で、簡単に紹介しておきますと、作者のピーター・シスはチェコで生まれ、プラハとロンドンで絵画と映画を学んだ後、アメリカに移住して活躍する絵本作家です。

本書は、アメリカで生まれ育った娘が、いつか父親のルーツを知りたいと思ったときのために、自分が育ったプラハの街を紹介する…というスタイルで書かれています。
(実際、そういう趣旨なのかもしれませんが)

そして、かつて飼っていたはずの黒猫に導かれて自分の家の前に来ると、門には3つの南京錠がかかっていて、その鍵を手に入れるべくプラハの街をめぐる…という構成。

鍵は1. 図書館、2. 庭(旧市街の一画、と思ったら宮廷に)、3. 時計台でプラハ所縁の物語とともに渡されます。
すなわち、1. ブルンツヴィーク、2. ゴーレム、3. ハヌシュ、です。

       *   *   *

それでですね、図書館で主人公に第1の鍵を渡すのが、この「司書」なのです。
三つの金の鍵2_convert_20140825085850
「むかしの古い絵で見たことがある人だ」と書かれていますので、アルチンボルドの作品を指しているのは間違いないでしょう。
(アルチンボルドはミラノの人ですが、ウィーンで宮廷画家として活躍しました)

       *   *   *

ちなみに、ピーター・シスの作品には、このほかガリレオの伝記である『星の使者』やダーウィンの生涯を描いた『生命の樹』(ともに徳間書店)などがあります。

いずれも、美しい。
とても、美しい。

ただ、一つだけ難点を言えば…、文字が多い
(私が言うな

しかし、美しいです。


以上。

ひとりごと その2

2014年8月27日(水)

ほんっと、どーでもいいことなんですけど、ぼそっと書きたいなぁと思うことがありまして、たしか以前にもそんな気分で書いたコーナーがなかったっけなぁと探してみたら、こんなのがありました。

というわけで、今後、どーでもいいことをぼそっと書きたくなったら、このタイトルで書くことにします。

それでは、はじまり、はじまり〜。
(すぐ終わりますけど)

     *   *   *   *   *

昼下がり、仕事の打ち合わせで荻窪駅北口に降り立つ。

先方との待ち合わせ時刻まで、あと20分。
落ち着いて話のできる喫茶店はないかと、周囲を物色。

左前方、ドトール…けっこう満席っぽい。
じゃ、ルミネに入るか、何かあるだろう。
いや、右手を見ろ。荻窪、銀座、商店街? へ入れば、穴場がありそうな、なさそうな…。

なんてキョロキョロふらふらしていると、私に歩み寄ってくる若者が1人。

黒のフェルと帽に黒縁の大振りなメガネ。
あごひげを短く揃え、
若菜色のシャツに、鶯色のベスト。
朽葉色の膝丈ズボンに、黒のスニーカー。

これは、たぶん、お洒落な部類の若者なのだろう。

彼は、にっこり微笑み、一枚の紙を差し出す。

どうぞ。

チラシ…◯◯美容室





びようしつ



当惑。


彼は、私をどうしたいのか。


彼の脳裏に、何らかのイメージが湧いたということか。


予想だにしなかった事態。



思い切って、



身を、委ねてみようか。


そんな気分に、ちょっとだけなったりもして。


ちょっとだけね。

     *   *   *   *   *

おしまい。

だまし絵展、行ってきました

2014年8月25日(月)

昨日は、相鉄本多劇場で行ったSPプロデュース公演(『彼理坂異譚』)の打ち上げで、渋谷のエスニック料理屋さんへ。
(写真を撮り忘れてしまいましたf^_^;)

皆さん、もう次の舞台に向けて稽古中。
(観に行くつもりなので、またこのブログでご紹介したいと思います)

予定がないのは私だけですが、公演が決まり稽古が始まる前こそ私の仕事時間なので、焦らず怠けず、次の脚本の準備を進めようと思います。
(が、その前に、職場の仕事が溜まりまくって切羽詰まっているので、何とかせねばっ

     *   *   *   *   *

さてさて。
せっかく渋谷へ行くのだからと、過日に緑青さんにお勧めいただいた、こちらに行ってまいりました。

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進化する だまし絵 Ⅱ
於:Bunkamura ザ・ミュージアム

ええと、美術にはぜんっぜん詳しくないので紹介するのも難しいのですが、勉強かたがた、カタログの構成に従って分類してみますと、…

0. 古典作品:
チラシにも使われているジュゼッペ・アルチンボルド(16世紀)など物と人間とのダブルイメージを用いた作品や、ゲオルク・フレーゲル(16〜17世紀)の写実的で画面からはみ出そうな絵など、近代(以前)のだまし絵を紹介…してるのかなぁ。括りがよくわかりません。

1. トロンプルイユ:
「本物そっくりに、かつ眼前に存在するかのように描かれた絵画」のこと。
でも、単に写実的というばかりでもないし、どういう意味でこれらの作品群がひとまとまりなのか、ちょっとわかりません。

あ、緑青さんにご紹介いただいた福田未蘭氏の作品もこのグループでした。
単にウィットが利いているという作品ではなく、批判的メッセージのこもった(けっこう社会的な)作品で、インパクトがありました。
2013年に東京都美術館で個展が開かれていたとのこと、う〜ん残念、行きたかった。

2. シャドウ、シルエット&ミラー・イメージ:
タイトルどおりで、陰(影)や鏡(写像)をつかった作品群。
現実と虚像、実体と幻影などの関係性に着目して、強調したり逆転させたり、メッセージもはっきりしているものが多く、面白いです。

福田繁雄氏の作品は、こちらのグループ。
現実世界に意味のある物体はなく、「あるべき姿」は鏡のなかにのみ、かつ特定の1点から見た場合にのみ存在する…。
この作品のメッセージは、「物体」の(無意味なる)存在感の大きさも手伝って、刺激的でした。

3. オプ・イリュージョン:
「オプ」とは「オプティカルoptical」の略。
幾何学的形態や色彩の相互作用によって、画面上に凹凸、振動、明滅などの錯視的効果(optical illusion)を発生させる作品群…要するに、目の錯覚を利用した作品ってことですよね。

このコーナーでは、まず当該ジャンルの典型を確立した巨匠としてヴィクトル・ヴァザルリの作品が紹介されていますが、私が心惹かれたのは、カルロス・クルス=ディエスとヤーコブ・アガムの諸作品。
(同じ壁面に展示されていました)

でも、こんなの、説明しようがない。見てもらわないことには。

4. アナモルフォーズ・メタモルフォーズ:
ああ、なんか、嫌になってきた(>_<)

アナモルフォーズとは歪像画といわれ、古典的なものは、引き延ばされたりゆがめられたりした絵が円筒などに投影したり特定の1点から見ると正常な形になるもの。現代においては、歪みっぱなしなものもあり。
エッシャーがこのグループに含まれています。

メタモルフォーズとは変容・変態という意味ですが、ダリやマグリッドが代表的作品に挙げられているようです。

     *   *   *   *   *

ああ、もう、面白さなんて、ぜんぜん伝わりませんよね。
自分でも何を説明しているのか、わかりません。
この分類って、MECEになってるの?

でも、だからって詳しく絵の説明をしても、やっぱり伝わらない気がするんですよ。

当然ながら、「だまされるという体験」に価値や楽しさがあるのだから。

というわけで、興味のある方はぜひご自分の目でだまされてみてください。

       *   *   *

とっても消化できてない感がひしひし伝わってるかと思いますが…、

こんなんで、いいのだろうか

夏休みの宿題

2014年8月23日(土)

夏休みも残り1週間となり、あれこれスパートしつつある頃でしょうか?

ウチの娘も、
朝顔の観察日記を書き、
絵日記を書き、
植物の絵を書き、

いよいよ
貯金箱を作る
という工作課題に取り組もうというところだそうで、今日も朝から、どんな仕掛けがいいか、どんなデザインがいいか、と思案しております。

そんな娘の、このところの工作。

20140823工作1_convert_20140823112706
タイトル:「たこやき」

1. 使い終わった卵パックの凹みに黄色い絵の具を溶かした水を入れ、
2. そこへ丸めたティッシュを入れて、
3. 割り箸で回しながら形を整えます。
4. そして、細かく刻んだ折り紙−—赤色(ショウガ)と青色(青のり)と茶色(鰹節)−—を散らしたら出来上がり。

淡い黄色は、どちらかというと明石焼きですかね(笑)。


次いで、工作…と呼べるかどうかは微妙ですが、いまウチの子どもたちがハマっているもの。

20140823工作2_convert_20140823112731
タイトル:「キリン」

目にご注目(笑)。

以上です。


さ、貯金箱、貯金箱…。

整理と解説:彼理坂異譚 その3

2014年8月21日(木)

続きまして、基本設定やら、あらすじやら。

     *   *   *   *   *

<場面設定>

時代:20世紀の初め、ペリー来航から半世紀あまり過ぎた頃。

黒船来航が1853(嘉永6)年。
本作品は、1890年代末から1900年代初頭の四半世紀くらいに起こった出来事を吸収しながら、おおむね1910年前後を一応の舞台と設定しています。

言い換えると、作品内で扱っている題材のなかには1920年代のものもあるのですが、1923(大正12)年に起こった関東大震災を含めてしまうと、作品が複雑になってテーマが拡散してしまうのと、その存在が大きすぎて重すぎて、そもそも20分では消化できないと思ったんです。

そこで、時代設定としては、大震災の前ということにしました。

ちなみに、先日チラッと紹介した横浜の資料にも、震災で廃墟となった横浜の写真が何枚も収録されています。正直なところ、写真を見るだけでも、いたたまれない気分になります。

上で「20分じゃ消化できない」って書いちゃいましたけど、違いますよね。上演時間の問題じゃなくて、私が震災というものを受け止めきれないということなんだと思います。

だから、逃げた。それだけです。
脚本を書いていると、自分が何から逃げるか、何から目を背けるか、ということと、よく直面させられます。
ホント、イヤになりますねえ(笑)。

ちなみに、考えてみると、「関東大震災」といえば、だいたい東京の写真が掲載されているので、私みたいな地方出身者はつい無意識のうちに「東京大震災」のようなイメージを持ってしまうのですが、冷静に考えれば、そんなわきゃないですよね。

ついでに、まったくの余談ですが、山下公園が震災の瓦礫を埋め立てて作られたってことも初めて知りました。なので、本作品には山下公園は出てきません。

場所:横浜(元町、伊勢佐木町、中華街、大桟橋)

これこそ池ちゃんとの取材の成果…というか、取材したところだけで作品を作っちゃいましたf^_^;)
港を中心に、扇形の西半分ってところでしょうか。

また、直接は出てきませんけど、山手あたりの散策も「坂」のイメージに足し合わせるかたちで、間接的に取り込んでいます。

<登場人物>
単なるウラ話になっちゃいますが、執筆にあたっては、まず人数と男女バランスありき。

短い作品ですし、稽古時間もとれないので、2〜4人が妥当なところ。
岩井さん(♂)は確定していて、「男2人でもいいよ」とも言われたんですが、見た目にも楽しくするには、やっぱり華(花)がなくっちゃ、という私の主観と趣味と希望を入れて、女性を登場させることに(でも、正解でしょ)。

できれば2人いると、ストーリーの展開に変化をもたせやすい。
結果、男1人、女2人で、合計3人。
(幸いなことに、(すったもんだした挙げ句)個性派の美人女優2名を起用することができ、お陰さまで舞台がとっても華やか&鮮やかになりました)

ただし、執筆時(この時点で女優は未定)、稽古に女優さん2人が揃わないことも予想されたため、岩井さんと相談のうえ、岩井さん&Aさん、もしくはBさんが絡む2人のシーンを中心に組み立て、3人もしくは女優さん同士が絡むシーンは極力少なくするという方向で…。

いやぁ、こういうことも考えるんですよ〜。
ほかにも、舞台空間の広さとか、はけ口(登場・退場口)をどこに作れるかとか、大道具にどれだけ金をかけられるかとか、照明は何灯くらい吊れるのかとか、衣装に手間暇かけないためにはどうしようかとか…。

もちろん、脚本家の想定どおりにならないことも多々ありますが、それはまた別の判断なので、私個人のスタイルとしては、そういった情報(あるいは想定)なしに作品を書くのは、どうも「実現不可能なこと」を書いているんじゃないかという気分になって、落ち着きません。

あ、それから、役者さんをどのタイミングで休ませようか、とかね(笑)。
若い頃は、「甘ったれてんじゃね〜よ〜」的に、主人公を出ずっぱりにしたりなんかもしましたけど、歳をとってくると、いかんせん息が切れるもんですから、「いたわり合いましょっ」の精神で、それぞれ適度に休めるよう調整します(笑笑っ)。

今回は、20分ほどの短い作品ということもあり、主役(岩井さん)はほぼ出ずっぱりなんですが、それでも中盤で水分を補給できるよう(短いですが)退場させています。

ああ、しまった。
登場人物の紹介ですね。

       *   *   *

野口:40代、男性。北関東の旧家の生まれ。和装。
商才に恵まれず詩作などに耽る。借金で家を傾け、歓楽街に入り浸るようになり、とうとう家産を譲り渡す条件で妻と離縁、息子を残して故郷を去る。上京し詩人として名を成そうと志すが、食うや食わずの生活で、東京から逃げるように横浜へ流れてきた。生後8日で夭逝した長女の面影をキミのなかに探す。

マツ:40代、女性。伊勢佐木町で芸妓置屋を営む女将。着物。
もとは芸子(兼・娼婦)だが、苦労して芸妓置屋(実態は売春斡旋業)を持つ。ろくでもない男に入れあげ、騙された挙げ句に捨てられ、家屋に火をつけて焼死した…はずである。

キミ:20代、女性。マツの芸妓置屋で働く女。赤いワンピースに赤い靴。
私生児として生まれ、母とともに北海道に行くが、母親の再婚に伴い養子に出され東京へ。養親とともにアメリカへ渡るはずが、病のため孤児院に置き去りにされる。回復後、渡米を夢見て横浜へ来るが、身を持ち崩して娼婦になった…と本人は語るが、真実は微妙に違っていて…。

ええとですね、各人物にはモデルがあるといえば、ありまして…。

野口…野口雨情。
言わずと知れた、大詩人、作詞家で、私たちが口ずさむ童謡のかなりの数は、野口の作と言ってよいでしょう。
もともとは、横浜→赤い靴→野口という連想でたどりついただけで、横浜とはあまり関係ないのですが、資料やら文献やらを読んでいると、非常に興味深い人物で、彼を軸に物語を作ろうという気になりました。

ただし、上記の設定は、史実を着想の起点としつつも、思いっきり歪曲してますので、誤解のないようお願い致します。

マツ…明村まち。
雨情が入り浸った常磐湯本(現いわき湯本)温泉の芸妓置屋の女将。昔、雨情が湯治でやってきたときに雨情の世話をし懇意になった芸者。雨情の苦境を知り、一時は子どもたちを引き取り面倒を見る。しかし結局、雨情は離縁した元妻・ヒロに子どもたち届け、自分は水戸の里村つるという女性と再婚する(当時、雨情36歳、つる16歳)。雨情との関係を本気で考えていた(らしい)彼女は怒り、雨情と大喧嘩する。雨情が水戸へ去る日、「まち」の言いつけで芸者たちは誰ひとり見送らず、雨情が実家から連れてきた女中一人が見送った(実は、この女中の名前が「まつ」)。

ただし、こちらも事実を思いっきり歪曲しています。
たとえば、火事は横浜での史実を織り込んでいますので、明村まちとは無関係です。

キミ…岩崎きみ(戸籍上は祖父の姓である佐野きみという説あり)。
野口雨情の動揺「赤い靴」のモデルと称される少女。wikiにも詳しく載ってますので、ご覧ください。諸説あるようですが、本作品ではそれらを組み合わせてあります。

そのうえで、これまた史実(らしきもの)を思いっきり歪曲してます。
たとえば、9歳で死なずに成長し、横浜へ来たという設定にしています。
言うまでもなく、モデルとされる「キミちゃん」という名の少女が横浜で娼婦になったという可能性はゼロです。

<あらすじ>

あ、なんか、力尽きてきました。

すみません。また、今度ってことでm(_ _)m

おすすめ絵本69:紙のむすめ

紙のむすめ_convert_20140815225337

2014年8月19日(火)

公演があったりしてバタバタしているうちに、前回の「おすすめ絵本」から1か月以上も経ってしまいました(>_<)

で、本日のおすすめですが…

以前に『化鳥』を取り上げた折、「造本装丁コンクール」についてもご紹介しました。

今年も4月に第48回コンクールが開催されたのですが、受賞作のなかに私の好きな本がありましたので、この機会に紹介したいと思います。

◎351紙のむすめナタリー・ベルハッセン/文 ナオミ・シャピラ/絵 もたい なつう/訳、2013年8月8日、光村教育図書、1400円(Little Miss Scissors, text by Nathalie Belhassen, papercuts by Naomi Shapira, Hakibbutz Hameuchad, 2011)

こちらは、日本印刷産業連合会会長賞を受賞されています。

<あらすじ>

ある白い紙でできた丘に、
白い紙でできた家があり、
白い紙から生まれた娘がひとり、
住んでいました。
紙のむすめ3_convert_20140817174237

ある朝、娘が洗濯物を干していると、大きな白い紙が風に飛ばされてきました。

娘は紙のハサミを取り出し、大きな紙から気球を切り抜き、夏の澄み切った空を飛びました。

次に、帆掛け船を切り出し、水平線を目指して船旅に出ました。

でも、家に帰ると独りぼっち。
旅の楽しさを話し合える相手はいません。

そうだ、パーティを開こう。
娘は、切り取ったドレスに着替え、蓄音機から音楽を流しました。

でも、誰もパーティに来てくれません。

がっかりした娘は、元気を出そうとドレスの裾から桃を切り取って食べましたが、残ったのは大きな種だけ。
やっぱり寂しくって、娘は紙の涙を流し、種を窓から捨てました。

すると翌朝、庭に紙の木が生え、枝に紙の葉っぱがついていました!

娘は、枝から紙をもぎとると、夢中で切り続けます。

いぬ、ねこ、ライオン、きりん、はりねずみ、ことり…

でも、何かが足りない。大事な何かが…。

木に残った紙の葉は、あと2枚。

そこで、娘が切り抜いたものは…?

<感想など>

いま、ハタと気づいたのですが、もたいなつう(母袋夏生)氏の仕事(翻訳)を紹介するのは、
おうじょさまとなかまたち
編みもの ばあさん
に続いて3作目。

イスラエル(ヘブライ)文学作品の翻訳家(紹介者・研究者)として活躍されている方です。

いやぁ、このコーナーは1作家(翻訳家を含む)1作品を原則としてまして、若干の例外はあるんですが、3作というのは最多かも。

次に、切り絵を担当したナオミ・シャピラ氏は1963年生まれで、9歳から切り絵の技法を学んだ切り絵芸術のスペシャリスト。
とにかく全ページが美しいのですが、単に「格調高い」系の美しさだけでなく、随所に愛らしさもあって、とても親しみやすい絵だと思います。

ついでに、ちょっと感動したのが、ジャケットの後袖に書かれたシャピラ氏のコメント。
切り絵は、芸術的にも哲学的にも、とても奥深いものです。…何を切りぬき、何を残すかという選択を重ねて…それは、人生と同じようなもの。…失った部分がより鮮明に絵を際立たせるのです。


すげっ。


そして、本書の紹介では、この切り絵の美しさばかりが取り上げられがちなのですが、私は、それに負けず劣らず、ベルハッセン氏のストーリーも推したい。

丁寧に計算された展開、得心させるラスト。
そして何より、心へ素直に訴えかけるメッセージ。

ただ、その話をしようとすると、どうしてもラストのネタバレになってしまうので、割愛。


というわけで、皆さんだったら、残った2枚の紙から何を切り出しますか?



△△△記念日

2014年8月18日(月)

本日(もう、昨日ですが)も、いろいろなことがありました。

皆さまにとって、8月17日が心に残る1日でありましたように。

       *   *   *

突然ですが、今朝、ウチの息子が初めてトイレでうんちしました

おしっこのほうは今春から練習し始めていて、トイレでおしっこする度、トイレカレンダーやトイレすごろく()にシールを貼ってました。
ベネッセなどのHPから無料ダウンロードできるトイレトレーニングシート。子どもはシールを貼りたいがためにトイレに行くので、その都度おしっこをしているうちに、トイレでおしっこする習慣が身に付くというもの。

これがなかなか効果的で、現在は時間限定でパンツをはく練習をしています。
ただし、本人はおむつの<しっかり包まれてる的安心感>と別れがたいようで、すんなりとは移行してくれません。
この点、カラフルなトレーニングパンツを見て、大喜びでパンツに切り替えた娘とは大違い。


が、最大の難関は、うんちっ。


嫁さんが、あの手この手でトイレに誘うのですが、なぜだか、ど〜しても嫌がっているようで、家具の陰や別の部屋に隠れて、なんか静かにしてるな〜と思ったら、「出たよ〜」と高らかに宣言するのでした。

何て言うんでしょ、「ふ、お前らの目を盗んで、やってやったぜ」的な勝ち誇った笑顔、みたいな(笑)

       *   *   *

で、今朝も姿が見えないと思ったら、物置代わりになっている息子の部屋でじっとしているところを嫁さんが目ざとく見つけ、
嫁さん  ほら、チャンスだよ。トイレに行こう
息子   (おもちゃの棚からハーモニカを手に取り)ハーモニカだよ。
嫁さん  大丈夫、きっとできるから。
息子   ぼく、ハーモニカ、ふいてるんだよ。

いつもなら、そうこうしているうちに逃げ切るのでしょうが、今日は運が悪いことに、私がいました。

  ゆけ、トイレへっ

こうして、便座に座るだけ座ったものの、何しろ普段は立って踏ん張っているだけに、座ると落ち着かない(しかも、父、母、姉が固唾をのんで見守っている)。

ちっとも出ないので、ギャラリーが1人去り、2人去り、そして、

嫁さん  じゃ、出たら呼んでね〜。

独り取り残され、やっと心静かにうんちと取り組み始めた息子…

が、やっぱり落ち着かず、トイレから顔を出したり、引っ込めたり…

そして、数分経過…

息子   出たよ〜

嫁さんが見に行くと、小っちゃ〜なひとかけら。

が、出たことにかわりはないっ

ということで、全員拍手(苦笑を含む)

照れくさそうにしつつ、まんざらでもないという顔の息子。

       *   *   *

その10分後、嫁さんの声。

嫁さん  あ、こんなところにいた。早く、おいで。
息子   えへへへ…。

そして…、

嫁さん息子   出たよ〜

今度は、立派なのが出ました。

写真はこちらっ。


自主規制(笑)



息子も、今回は手応え(?)があったんでしょうか。
大歓喜で、「ぼく、できたよ〜」を連発してました。

       *   *   *

というわけで、本日8月17日は、うんち記念日とさせていただきます。

8月17日に思い入れのある皆さん、ごめんなさいm(_ _)m


追記:
やっぱり、出し切れなかったんですかねぇ。

昼食後、おむつに△△△しちゃいました(笑)。

いやぁ、道程は長い。

としまえん2014

2014年8月17日(日)

昨日、5:30起き。
ブドウとトマト、ひとつまみずつをコーヒーで流し込み、独り出立。

行き先は、じゃんっ。
20140816としまえん1_convert_20140816185503
なんだか、毎年恒例となりました、としまえん。

昨秋に引っ越してずいぶん遠くなったので、もう木馬の会をやめようかとも思ったのですが、さりとて近くに代替できる遊園地があるわけでもなく、様子見で1年続けてみたのですが…、

そうすると、元を取らなきゃいけないので、わざわざ来ることになっちゃうんですよね。

       *   *   *

で、早朝から照りつける陽射しの下、長い行列に加わり、開園と同時にダッシュ

…したのは気持ちだけ。とても息が続かないので、ノロノロと歩いてプールへ。

どうにか木陰に場所を確保。

       *   *   *

こちらは、9時頃のとしまえんプール。
20140816としまえん2_convert_20140816185532
まだ、人もまばらですね。

でも、この後30分くらいでドドッと人がやってきて、私のビーチテントの周りもあっという間に包囲されてしまいました。

だいたい、この日はお盆休みで週末。
おそらく、としまえんが1年で最も混んでいる日だと思うんですよ。
そんな日に、なんでざわざわ行かねばならないのかと理解に苦しむのですが…、

仕事の予定とか、芝居の予定とか、その他家族の予定とかを重ねると、「ここしかないっ」という結論に達したわけですね。

たぶん、皆さんも同じような事情なんでしょう(芝居の予定はないと思いますがf^_^;))。
私のとしまえん体験上、最多の人出だったと思います。

やっぱり、日本人の働き方、日本の企業社会に根本的問題があるんです。
帰省にせよ、レジャーにせよ、通勤ラッシュにせよ、少子高齢化にせよ…

あら、としまえんプールから、話が大きくなりすぎました

       *   *   *

さて、私は、コンビニで買ったサンドイッチを頬張り、ストレッチをした後、嫁さんたちが来るまで読書。
その間に、(2枚の写真からわかるように)分厚い雲が出て、風もやや強くなってきました。
10時過ぎに一行が到着した頃には、空が暗くなり、一時は雨も降り出す始末。

しかし、泳ぎ続ける人、人、人。

どうせ濡れてるんだから、かまわないということでしょうか。
いま泳がずに、いつ泳ぐんだっと言わんばかりに元気に遊んでました。

こっちは、軟弱者の幼児たちを抱えていることもあって、時折テントに避難しつつ。
(だから、軟弱者になるのかも)

そのうち、雲も薄くなり、チラチラと陽射しが覗いて、夏の一日らしくなってきました。
(そして、太陽が顔を見せると、一瞬で焼き尽くされるような暑さ。)

       *   *   *

例年どおり、13時過ぎにはテントをたたみ、遊園地へ。
こちらは、曇って風があるくらいが快適かも。

適宜、息子班・娘班に分離したり、また集合したりしながら4〜5つのアトラクションで遊んで、
(こちらも長蛇の列。いつもは、すぐ乗れるのに)

いよいよ空が怪しくなってきたところで家路へ。

が、子どもたちをトイレに行かせている間にパラパラと降り始め、と思ったら、
ゲートを出るあたりでザーッときて、
そこから目と鼻の先にある豊島園駅へたどり着いた頃には、どしゃぶり。

間一髪ギリギリOUTって感じでした。

       *   *   *

帰宅して気づいたこと。

曇天でも、けっこう日焼けしてる…
首、背中、肩、胸、そして顔(そして頭)が赤くなってました。


私は、これが本年最初で最後のプールかな。

とりはむ

2014年8月14日(木)

昨日からバスが休日ダイヤになってるんですけど
なんか釈然としない(っていうか、ちょっとムカつく)今日この頃。
こんばんは、本間宗南です。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

     *   *   *   *   *

つい先日、帰宅すると机の上に一枚の紙片が。
20140814とりはむ1_convert_20140814223910

とりはむ…

なんの話だ

と思った次の瞬間、先週末の光景が…。

       *   *   *

嫁さん  一緒にお料理する
    するするぅ〜

鳥の胸肉をジップロックに入れ、
まず砂糖をまぶして、よく揉む。

次に、塩をまぶして、よく揉む。

冷蔵庫へ。

この日は、これでおしまい。

       *   *   *

以下、嫁さんの解説。
一晩寝かせた後、袋から出して、よく洗う。

バジル、黒こしょうなどを表面にまぶす。

サランラップでぴっちり包む。

鍋に湯を沸かして、の胸肉を茹でる。

スライスして、あ〜ら、出来上がり。
20140814とりはむ2_convert_20140814223926
(写真は、家族が食べた残り。)
ビールのツマミに最適っ。

娘は全工程に携わったとのこと。

       *   *   *

そういえば、先週末は、こんなものも作ってました。
20140814とりはむ3_convert_20140814223944
椎茸とタマネギを(子供用)包丁で切って、鮭の切り身を乗せ、オーブンに入れるところまで娘が担当したとか。
(調味料関係は嫁さん。娘は、まだ火を使うのは危ないので、こういう料理のほうがいいようです)

嫁さん 去年より、包丁の使い方がぐ〜んと上手になってた。1年生になると、もう、これくらいできるのね。

だそうです。

       *   *   *

着実に上達する娘。
どんどん下手クソになる私。

もう、あと数年で追い抜かれちゃうんでしょうね

整理と解説:彼理坂異譚 その2

2014年8月13日(水)

今回は、作品のコンセプトについてお話ししたいと思います。

前述のとおり、テーマは「開国」。
とはいえ、「国」を開く話を20分で演るのは難しいので、やはり「個人」の物語に変換しなきゃなぁと思っていました。

開く、拓く、啓く、 … %♪☆※@∀⏎

(ToT)…具体的なとっかかりが必要でした。

まず、考えたのが、「本多劇場」つながり。
本拠地・下北沢の本多劇場は1982(昭和57)年の開場。
こけら落としは唐十郎作『秘密の花園』。

私はナマで観たことは(再演を含め)ないんですが、以前にDVDを購入していて、緑魔子さんに心奪われました。

じゃあ、下北沢のこけら落とし作品を横浜の閉館記念に使ってみようか。

私はラックの奥からDVDを引っ張り出し、『秘密の花園』を繰り返し観て、その作品世界に浸りました。

結局、共通するのは「日暮里の坂」と「元町の坂」という「坂」だけで、唐氏が坂を上り切ったその向こうに異世界を感じたのに対して、私は坂を下った先に「元町ではないどこか」を望みました。
要するに、私はトレースが下手クソなので、真似るつもりでも別ものになってしまい、似ても似つかない作品になりましたがあの作品の薄暗く妖しい雰囲気は脳裏に焼き付いていました。

もう一つのキーコンセプトは、やはり、「横浜」。

といっても、横浜は多様で多彩。

ど〜したもんかなぁ〜、開国にひっかかりそうなところ〜やっぱり港〜山下公園〜赤い靴の女の子〜野口雨情

という連想ゲームの結果、

横浜各所を舞台に、赤い靴の女の子の物語を、童謡の作者である野口雨情その人のエピソードと絡めつつお送りしちゃおうかという、もしかしたら(めっちゃ)安易かもしれない発想でスタートしちゃいましたf^_^;)

そして最後に、本題であるところの「開国」。

1人の「人」の人生にとって、「開国」って何だろう





つながりまっしぇ〜ん

冷や汗をたっぷり流した後、何となく、ヘソのあたりまでスゥ〜と落ちて来たのは、ラストまでストーリーの見通しが立ってから。

7月9日付け草稿の表紙には、次のエピグラフ(めいたもの)が書き込まれました。
------------------------------------------------------
開国とは、
出逢わなかったはずの誰かと出逢うこと、
別れずにすんだはずの誰かと別れること、そして、
ずっとここにいるはずだった誰かが、もうここにはいないということ
                相鉄本多劇場 閉館に際して
                          本間宗南?
------------------------------------------------------
作品中では、これが変形されて主人公の台詞になりました。


さて、次は…何を書こうかしらんf^_^;)

整理と解説:彼理坂異譚 その1

2014年8月11日(月)

先週の公演、ご来場くださった皆さま、応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
あらためて、御礼申し上げますm(_ _)m

公演を終えまして、知人若干名からお褒めの言葉をいただいたほかは、とくに賞賛も批判もされていないのですが(笑)、
観たけど、よく意味がわからなかったという方
観られなかったので、概要だけでも知りたいという方
が、1人か2人くらいはいるんじゃないかと思い、作品解説を兼ねて整理しておきたいと思います。

と言いつつ、「その1」は、とりあえず前段階として、公演に至る経緯などを振り返っておきます。

     *   *   *   *   *

事の発端は、「相鉄本多劇場ついに閉館」のニュース。

いえね、同劇場が今年の11月に閉館されるという話は、以前から耳にしていたんですよ。
(それ以前から、厳しいという噂もチラリと)
劇場が1つ消える度に、自分の影が少し淡くなったような、何とも心細い気分になるわけですが、それがしかも「本多グループ横浜撤退!」となると、私のような末端の端くれの擦り切れた畳の縁で芝居を演っている者ですら、少なからず衝撃を受けます。

とはいえ、個人的に言うと、相鉄本多へはもっぱら観に行く側でしたので、「あの舞台には、もう立てない」という種類の悲しみはなかったんですよね。

       *   *   *

それが、…6月の上旬でしたか。
岩井さんから話がありまして、サヨナラ公演を「演りたい」そして「書け」と。

10〜11月、複数団体の合同公演、テーマは「開国」。
そう、この時点ですでに、岩井氏の構想には「開国」があったんです。

これだけの文化都市でありながら、演劇となると、演じ手も観客もなかなか広がらない横浜。
(みんな、東京へ出ちゃうんですね)

そこへ、黒船のごとく横浜に現れて地元演劇人に衝撃を与え、以後、彼の地における演劇文化の橋頭堡であろうと獅子奮迅の活動を続けてきた相鉄本多劇場。

この舞台に何度も立ち、劇場の方々とも親交のあった岩井氏には、そんな「開国者」に対するリスペクトやら哀愁やらがあったような…。

それで、私はわりあい前向きな回答をしたと思うんですが、ただし、11月なので執筆に2〜3か月はかけられますし、そもそも

    でも、岩井さん、10月末に舞台、ありましたよねぇ。
岩井氏  あるよ。
    どうするんですか
岩井氏  やるよ。
    …(この人には、愚問だった)

なんて感じで、まだまだ不確定要素いっぱいで、あまり本気にしてませんでした

しかも、その翌週には「やっぱり、無理みたい」という連絡が来て、私のなかでは、正直、すっかり消えた話になってたんですよねぇ。

       *   *   *

ところが、その翌週、6月18日前後でしたか、電話で「演ることになった」と岩井氏より。
どうやら、その前週に氏が出演した劇★派さんの公演のとき、関係者で相談して、「やっぱり演ろう」という話になったらしく。

ただし、共通テーマはなし。しかし、岩井さん主宰のSPプロデュースは「開国」でいくとのこと(後に<一応の>共通テーマに格上げ)。そして、…

8月6日(水)〜っ

ちょうど7週間後。

    無理っしょ。
岩井氏  いや、やれるっしょ。
    …(これも愚問だった)
岩井氏  どうする 書く
    書きますけど…私が間に合わなかったときのために、誰か、保険かけておいてもらえませんかねぇ。
岩井氏  いや、そのときは心中っしょ(爆笑)。

…って、笑えるか〜っ

と叫んでいる時間も惜しく、その電話で日程、役者数ほか急いで打ち合わせ。

そして、私はブログで書いたとおり、20日(金)は仕事の打ち合わせの帰りに、22日(日)は池ちゃんに案内してもらって、横浜取材と資料の買い込みをしたのでした。

ちなみに、このとき横浜開港資料館で買い込んだ資料はこちら。
20140811彼理まとめ1_convert_20140810144512
後日、いくつかご紹介しますね。
(ちなみに、こういう資料を見せると、「へえ、どこでもらえるんですか?」なんて聞かれるけど、違うの、買うの、けっこうなお値段するのっ! ま、呑み代に比べれば、どってことないけどf^_^;)

       *   *   *

その後の足取りをメールその他で確認すると…

6月いっぱいで資料の読み込みと構想の練り上げ。
7月1日 岩井さんに観劇へ誘われ、「ってことは、プロットをもってこいってことだよなぁ〜」と思い、3枚(表紙1枚を含む)だけ提出。
7月4日タイトル決定。
7月10日第2場まで提出。
7月16日第4場まで提出。
7月17日第1稿 提出(全5場)。
7月22日第2稿 提出をもって脱稿とす。
(その後、ト書きの微修正をして28日に第3稿を提出)

       *   *   *

ぜんっぜん間に合う気がしなかったんですが、ともかくも、ほぼ当初の打ち合わせどおりの日程で仕上げることができました。
よく考えたら、脚本の締め切りを守ったのは初めてかも(^o^)/

人間、切羽詰まれば馬鹿力を出すということなのかもしれませんが、心配なのは、

なんだ、宗南は追い詰めれば短期間で書くんじゃん。

と周囲の人たちに思われたら、今後、何かとプレッシャーをかけられるなぁと(笑)。

       *   *   *

そして、脱稿とほぼ同じくして女優さん2名も決定。
(女優さんがなかなか決まらず、脚本の書き直しもマジで覚悟しました)

7月22日(火)の顔合わせを経て、翌23日から稽古開始。
計7回の稽古を経て、本番を迎えたのでした。

       *   *   *

あらためて、公演情報を掲げておきます。
-------------------------------------------------
SAIGOPPE〜〜一夜限りの、響宴だよ〜ん
日時:8月6日(水)19:00〜
於:相鉄本多劇場(横浜)
参加団体:5劇団合同企画(以下、上演順)
 よろしく花道御一行
 SPプロデュース
 未定ノ類
 犬企画マンホール
 劇★派
 過日の告知では犬企画さんの参加を私が正確に伺っていなかったので、4劇団(+1)としていました。

概要:チラシより〜
 横浜の小劇場演劇の殿堂、相鉄本多劇場が11月で閉館になるという情報を耳にし、心穏やかならざる、各々因果を持つ4劇団は相談を持った。
 「最後にもう一度、相鉄本多の舞台に立ちたい!」……劇場のご好意もあって、一夜限りの公演が実現しました。共通テーマは[開国]。でも、テーマに添うか否かは自由。
 何はともあれ緊急企画です。しかも平日の夜。どうか皆々様、呆れ返っていないで、観に来て下さ〜い。
-------------------------------------------------

そんな公演でした。
次回のブログでは(いつになるか、わかりませんが)脚本の内容をご紹介します。

ではでは






朝顔の観察日記 まとめ

2014年8月10日(日)

もう一つ、まとめ記事を。

以前、観察日記3で花が咲いたところまで書きましたが、その後の約1か月ですべて完了しちゃいましたf^_^;)

7月中旬でしたか、母子で朝顔の押し花をしたそうです。
20140810朝顔2_convert_20140809173413
右が娘、左が息子の作。
懐かしい。私も小学校1年生の自由研究で朝顔の観察日記をつけて、押し花を作った(母親に作ってもらった)記憶があります。

7月末、花が咲き終わり、もうすぐ種ができるね〜なんて話をしてました。
20140810朝顔1_convert_20140809173352
ただし、この子房(膨らんでいる部分)本体と、蔓につながっている茎の部分まで真っ茶色になるまで、獲ってはなりませぬ。

で、種。
20140810朝顔3_convert_20140809173431
娘は以前からコツコツと集めているようですが、私は昨日、収穫しました。

朝顔の種って、中が3つの部屋に別れていて、各2粒・合計6粒の種が入っていると思っていたのですが、必ずしもそうではなく、3粒だったり4粒だったり、なかには8粒入っているものもあったりと、けっこうバラツキがあるんですね。

そういえば、私も朝顔の種を集めたと思うんですが、あれはどこへいったんでしょう。
翌年はもう、ひまわりの観察をしてましたからねぇ。

あれ、ひまわりの種はどうしたんだっけ?


追記:
今日は、懸案だったテレビを買い替えるべく家族で家電屋さんへ行く予定だったのですが、

台風だから無理かなぁ、でも雨もほとんど降ってないし、東の空なんか明るくなってきたし〜

と思っていたら、ただいま、突然の大雨。

そんななかでも、けなげに咲いておりました。
20140810朝顔4_convert_20140810101906

隣人(虫)たち

2014年8月9日(土)

本日は、嫁さんが外出につき、私は子守りで留守番。
家事と子どもの相手との合間を縫って、溜まっていたネタをば…。

     *   *   *   *   *

先日、私の実家では、ラジオ体操の後に近所をブラつくとカブトムシが落ちてたって話を書きましたが、この辺りも思った以上に田舎らしく、いろいろな隣人(虫)たちがやってきます。

まずは、こちら。
20140809隣人たち1_convert_20140809111204
ミヤマクワガタでしょうか。
夜、帰宅してエレベータを出ると、目の前の壁にしがみついてました。
(ちょっと驚きました)

先日、「クワガタはなかなか出てこない」と書きましたが、ここではクワガタもやってくるようです。

続いて、バッタ。
20140809隣人たち2_convert_20140809111231
たぶん、ショウリョウバッタだと思うんですが…。
そういえば、もうバッタの名前も忘れてしまいましたねぇ。

こちらは、夜、帰宅すると、エレベーターの中にいました。
写真を撮ろうとすると、モゾモゾ動くので、ちょっとブレ気味。

そして、昨夜の遭遇者さん。
20140809隣人たち3_convert_20140809111250
光の加減でちょっと緑がかって見えるのでカナブンと間違われそうですが、カブトムシのメスです。

マンションまであと数十メートルという辺りで、…やっぱり道に落ちてました(笑)。

       *   *   *

この他、先日は取り込んだ洗濯物にセミがくっついていて、嫁さんと娘が固まっていたので、私がつかまえて逃がしてやりました。

虫のなかにも、クモのような益虫からセミのように(たぶん)無害な虫、ハチのように危険な虫までいて、居住スペースへの侵入をどこまで許容し、どこから排除するかというのは、地域によっても人によっても違うでしょうが、個人的には、これくらいの侵入され具合は、わりと心地いいです。

そういえば、子どもの頃は、裏手の物置にアシナガバチが巣を作ったり、ムカデが壁を伝っていたりしました。
この記事を書いていて、ふと思い出したということは、そんなことどもをすっかり忘れていたんですね、私。

     *   *   *   *   *

あ、そろそろ昼飯を作ってやらなければなりません。

というわけで、とくにオチもありませんが、本日のブログ、終了。

終わりました

2014年8月7日(木)

終わりました…。

ご来場くださった皆さま、誠に、誠に、ありがとうございましたm(_ _)m
準備万端…とはいきませんでしたが、ともかくも自分たちの精一杯を尽くしました。

後日、感想などお聞かせいただければ幸いです。

また、今回の企画に参加された各団体の皆さん、とっても、とっても、お世話になりました。
一方的にお世話になったり、ご迷惑をかけたりで、ちっとも貢献できず、ひたすら心苦しかったのですが、寛大な笑顔で接していただき、ただもう、感謝感謝ですm(_ _)m

それから、伏木さんはじめ、お手伝いくださったスタッフの皆さんにも、心から感謝ですm(_ _)m

そして、SPプロデュースで一緒に作品を作り上げた由利ちゃん、鳥羽ちゃん、岩井さん。
この短期間での稽古、すばらしい集中力とその結果を見せてくださり、ありがとうございましたm(_ _)m
もろもろ至らないことばかりの演出家でご迷惑やらご心配やらをおかけしましたが、…私は幸せでした。

また、いつか、同じ舞台に携われることを夢見て…。

そんなこんなで、記念写真。
20140806相鉄本多_convert_20140807100848

もう、この「相鉄本多劇場」の看板を背景に写真を撮ることは叶わないでしょう。

       *   *   *

そして昨夜、帰宅し風呂からあがって私が最初にしたこと…

腰に湿布を貼りました(笑)。

今朝は、体中が痛いです(>_<)

さてさて、本日から早速、仕事!…に邁進できるのかどうか心配なので、とりあえず午後から「現実生活」を覗いてきます。

ではでは。

間に合った〜!(たぶん)

2014年8月6日(火)

多方面で、諸々ほったらかしにしてます。
何しろ、頭の中が飽和してまして、まったく手に着きません。
ホント、申し訳ございませんm(_ _)m

     *   *   *   *   *

本日、…っていうか、もう昨日ですが、稽古最終日。

後半の各場を細かく確認した後、通し稽古2回。


間に合ったぁ〜(たぶん


よくぞ、この短期間で間に合わせてくださいました。
「お客さんに、ぜひとも観せたいっ」と思える水準にまで、どうにか仕上がりました。

役者さんたちに、心から感謝m(_ _)m


あとは、岩井さん次第だからね〜(笑)。
出ずっぱり&パワフルな女優たちとの絡み尽くしで疲労困憊かと思いますが、…まあ、体力を回復させておいてください。


…とか何とか言っといて、私が●●マシン(内緒っ)のオペをミスったりしてね(笑…えない)。


さあさあ、頑張るぞぉ〜

乞うご期待m(_ _)m

とりあえず、生きてます

2014年8月3日(日)

本日も13:00〜20:00で稽古でした。

あ〜、しんど。
ま、役者さんに比べれば、どぉってことありませんが。
(とくに、出ずっぱりの岩井さんとか(笑))

そんなわけで、稽古と、稽古の準備と、その他の公演の準備と、(ついでに)仕事にも追われ、ブログを更新している余裕がありません。

っていう以上に、自分のブログへアクセスしたのも何日ぶりか?

さあさあ、泣いても笑っても、公演まで残すところ2日。

時間的制約が(超)厳しいなか、優れた役者さんたちのおかげで、1回の稽古ごとにどんどん良くなっています。

が、それでも時間が足りないので、5日(火)は稽古開始時間を早めることに。

というわけで、

5日は、午後から半休をとっちゃいますので、よろしくぅ
(ここで通知をするなっつ〜の

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