
2014年2月1日(土)
先日、『ミッケ!』を紹介したら、さっそくチャレンジしたとのコメントをいただきましたので、似たような系統でもう1つご紹介しましょうか。
* * * * *◯315
『マックペリカン城のたからさがし』スクーラー・アンダーソン/作 木原悦子/訳、2008年10月31日、主婦の友社(A Puzzling Day at Castle MacPerican, by Scoular Anderson, Walker Books, 1994)
本書は、
トーマスくんと
イメルダちゃん(たぶん、兄妹)が、おじさんにあたる
ヘック・マックペリカン氏のお城に招かれ、宝探しをするという趣向。
読者はトーマス&イメルダとともに城の各フロアを通りながら、
フィグ大おじさまが望遠鏡を覗いて見つけたものを探し、
フォーゲットおばさま(まんまのネーミング)の忘れ物を探し、城に住んでいるという
泥棒が盗んだものを探し…、といろんな課題をこなしながら、本来の趣旨である宝探しも続けます。
さらに、2匹のクモがたどる道筋は迷路になっていたり、各ページでお城で飼われている20匹のイヌを数えたり…、
いやもう、
もりだくさん
* * *ですので、全部をやろうとすると、けっこう難易度も高く集中力も必要なので、子どもは疲れてしまうのですが、
最初から1シーンずつじっくり取り組むもよし、まずは「迷路だけ」「泥棒探しだけ」というように課題を絞ってもよし、子どもの年齢や興味、成長度合いにあわせて遊べます。
ウチの娘は、「
イヌを探すのは後回し」と、それ以外をやっていました。
で、課題が多いということは、いったん見つけても、全部を読み終える頃には、また忘れてしまうということでもありまして、繰り返し楽しむことができます。
* * * * *それで、思い出しました。
もっと簡単なのもご紹介しておきましょう。

◯168
『シモンのおとしもの』バーバラ・マクリントック作 福本友美子訳、2007年3月10日、あすなろ書房、1600円(Adele and Simon, by Barbara McClintock, 2006)
これは、忘れん坊のシモン少年が街のあちこちに落とし物をするので、それを見つけるというもの。
これのアメリカ版として『
シモンのアメリカ旅行』もあります。
バーバラ・マクリントックの作品は、絵がとてもきれいで、私は大好きです。
そのうち、あらためて紹介したいと思います。
じゃ、本日はこんなところで
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