2013年11月30日(土)
つい先日、私のブログを読んでくださっている知人から、次のようなメールをいただきました。
体調、悪そうですね。
お体にお気をつけください。
ありがとうございます&ごめんなさい。
たぶん、私の書き方がこのような誤解を招いたのでしょう。
もしかすると、同じような印象を持たれた方もいらっしゃるかもしれませんが…
いえ、私、体調はぜんぜん悪くありません。 ただ、不健康なだけです(ダメじゃ〜ん!)。 この場を借りて、訂正してお詫び申し上げます
m(_ _)m * * * * さてさて、前回のブログからさかのぼって、土日の稽古日誌です。
土曜日(23日) は、
みのちゃん欠席につき、濱くん&紫ちゃんの特打。
4場〜6場を「エアみの」とともに稽古。
紫ちゃんには、新しい課題…っていうか、私が思いついちゃったので、少し解釈を変えてもらいました(ゴメンね)。
そして、濱くんはというと、またもや1行、1行と、心情を確認しながら表現の検討。
しかし、祝日につき夕方までしか施設を使えなかったため、やはり詰め切れず
(T_T) 翌日曜日(24日) 。
この日は、夜からギャラリーを招いての通し稽古(第2回)を予定。
まずは、前日から持ち越した後半を、みのちゃんとともに作り直し。
課題は徹頭徹尾、
コミュニケーション 。
優位に立ち、攻撃的であるはずの濱くんが、むしろ安全な空間を保とうとして、精神的にも肉体的にも、相手との間合いを詰められない。
この「コミュニケーション」、実は、岩井Pから提示された今回のお題(主題)とも密接に関わるコンセプト。
私の作品では、コミュニケーションの断絶を極端な形で描いているのですが、「人間関係の仮想化・希薄化」自体は現代社会の日常に確実に浸透している現象で、役者たちも社会の一員として生活している以上、例外ではいられません。
距離を保とうとする自分、表面的にしか他者と関わろうとしない自分。
それは、この社会で生きていくための一つの知恵だと思いますので、一概に否定はしません。
しかし、日常でどのように生活していようとも、ひとたび板の上に立った以上、役者にそれは許されません。
自身のなかの「安全願望」「保身傾向」ともいうべき心理の正体を探り出し、じっくり観察し、演技上で自由自在に取り出したり仕舞い込んだりできるようにならなければ「見世モノ」は務まらないからです。
(
前回の稽古日誌 でも似たようなことを書きましたっけ?)
ただし、
濱くんが自分自身に阻まれ、立ち往生してしまうなら、相手の間合いへ強制的に踏み込ませる方法も考えてはきたのですが、別のアプローチから自分なりのチャレンジを始めたので、ひとまず待つことにしました。
* * * そんなこんなで、結局、大半の時間をやっぱり4場〜6場に費やしてしまったのですが、それでも「まだ形になってないなぁ」と目標に届かなかったことを悔やみつつ、しかし前半をしばらく稽古していなかったので、通しの前に少しはやらねばと、ここで切り上げ。
そして、ホントに「少し」だけ前半をさらったところでタイムアップ。
* * * 本日のゲストは、ジャックは体調の悪いなかを押して、また池ちゃんも忙しいなかを縫って、駆け付けてくれました。
多謝
m(_ _)m …
でっ、通し稽古終了とともに飲み屋へダッシュ
私からの一応のダメ出しは2点。
① 音と言葉を大事にしてください。一音、一音をしっかり発音し、単語一つ一つに力を込めてください。流してよいセリフなどありません。
② コミュニケーションをしっかりとってください。眼前の課題は役者相互間のコミュニケーションですが、その先にはもちろん、観客とのコミュニケーションもあります。
相手に届くよう、ボールをしっかり投げ込む。相手からのボールを丁寧に受け取る。そしてまた、相手に…。
芝居(に限りませんが)はただひたすら、その繰り返しです。
* * * その後、ギャラリー2人からの感想を拝聴。
なかなか辛辣なコメントでしたが、めいっぱい吸収したいと思います。
あらためて、感謝
m(_ _)m あ、2次会(っていうか、ハシゴ)での写真を池ちゃんが撮ってくれたので、一応。
作品名「
反省? 」
そして私は終電を逃し、電車で行けるところまで行って、その後…(なぜか歩いて自分にカツを入れたくなったので)1時間半の道程を歩いて帰ったのでした。
途中、大木がうっそうと茂る小山が見えて来て、
「
ええっ、この峠を越えるの オオカミが出てきたらどうしよう 」
(とりあえず、写真に撮ってブログに載せなければっ)
なんてオノノイタのですが、幸い街道の部分だけゴソッと岩肌が削られていて、軽いアップダウンですみました。
で、就寝3時、起床6時。
月曜日 へと続く…。
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