2013年9月28日(土)
どーでもいい話なんですが。
* * * * *私のように髪の毛が短かい(っていうか、少ない)と、散髪にお金をかけるのがバカバカしいので、できるだけ安く早く簡単にすませたいと考えるわけですが、
髪の毛というのは、ショートカットにすればするほど、頻繁に床屋さん(もしくは美容院)に行かねばなりません。
このため、私なぞは「1000円・カットだけ」のお店に行くのですが、毎月行かねばならないため、年間費用は12000円かかる計算になります。
一方、嫁さんは1回4000〜5000円もするようなお店に行くので「高っ

」と一瞬は思いますが、半年に1回くらいしか行かないので、年間で考えると、私のほうが金をかけていることになる…
どうにかなりませんかねぇ。
* * * * *というわけで、今月も床屋に行かなければなりません。
が、徒歩圏では見つけられず、結局、バスで駅前へ。
「1000円・カットだけ」のお店を私が好きな理由の1つに、(おそらくはバイトであろう)店員さんそれぞれの姿勢があります。

まず多いのが若者。
別の店でも働いているのでしょうが、きっと下っ端の仕事しかさせてもらえず、カットも1日に2〜3人にさせてもらえるかどうか…
ここなら、少なくともカットだけは思う存分、練習できる。
もちろん、貴重な生活費をかせぐ手段でもあり。
そんな彼らは、「こんな店の客、さっさと終わらせよう」とは考えず、
日頃のうっぷんを晴らすがごとく、「腕を磨こう」「腕をふるおう」とします。
そのため、私のような超簡単でやりがいのない客に対しても、バリカンをあれこれ使い分けたり、ハサミで細かい技を見せてくれたり。
向上心をもって仕事をする姿ってのは、見ていて気持ちのいいものです。

そんななかに、中年のおじさんが。
彼はきっと、自分で理容店を構えている(いた)に違いない。夫婦でやっていたのかな。
でも、客が減って生計が立たなくなり、すでに奥さんは別の店でバイト。
そして、ご主人も…店(兼自宅)を手放さないために、休みの日にはここでバイト。
小遣い稼ぎ&腕の錆落としのつもりだったけど、周りの若者たちに刺激され「プロの腕と接客ってのは、こういうのだ」とばかりに客から細かいオーダーを引き出したり。
そんな中年の悲哀とプライドがほのかに感じられたりもして。
* * * * *…なんていう、勝手な空想をして楽しんでいるわけですね。
で、今日の店。
たしかに「1000円・カットだけ」ですが、チェーン店系ではなく、「昔からこの地で理髪店を営んできました」的な店の名前。
入ると、おばちゃん&おばあちゃん。
私の担当はおばあちゃん。
注文を言うと、「あ、そ」的な返事。
そして、取り出したバリカンが…
いかにも古そ〜おまけに
痛い〜なんで、バリカンを両手で持ってるんだ〜。
あからさまに、使い慣れてないだろ〜。
バリカンの歯をそんな角度で当ててはいけない〜。
あまりに痛いので、私のほうで首を動かして角度を調整。
* * *どうにか側面を刈り上げ終え、ようやくハサミと櫛に持ち替えると、おばあちゃんも緊張から解放された様子。
私の髪を「切るほど伸びてないじゃないよぉ〜」と言いたげに何度かつまみ直した後、「見つけたっ」と目を輝かせてサクサクサクサクッ。
生き返ったようにハサミを動かして…
…おしまい。
「あっという間に終わっちゃったけど、これ以上、やりようがないじゃないよぉ」という心の呟きがはっきり聞こえるような
「こんな感じなんですけどぉ」というセリフ。
いえ、これで十分なんですよ、おばあちゃん。
* * * * *さあさあ、これから長い付き合いに…なるかな、ならないかな

以上、どーでもいい話でした
m(_ _)m
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