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シェイプアップ、シェイプアップ

2012年5月31日(木)

もうすぐ、衣替えですね。

そうですね。(いいとも風に)

スーツも夏服にchangeです。

そろそろ、準備しなくっちゃ。

…と思い始めてから、はや10日あまり。

手を付けられない、こころの不安。





ああ、履けなかったら、どうしよう。





それもこれも、洋服のA山さんが悪いんです。

スーツを買いに行く度、

お客様、せっかく細いんですから、細いものがいいですよ。

いえ、私、ゆったりして、動きやすいほうが…

そんなの、古いです。体の線を出すのが流行なんです。

いえ、私、流行とかは、あんまり…

せっっっかく細いんですから。

…細いスーツしか売ってくれない。

細いというのは、よほど幸運なことなのだろうか。

しかし、しかし、私だって、いつまでも細いわけじゃないんです。

風呂に入って、ヘソの下に何かが溜まっているのを見つけて、

なんじゃ、こりゃ〜

と叫んでから、もう2年あまり…

腹が、尻が、太ももが…
(父よ、母よ、妹よ風に)

ええい、ままよ

本日、意を決して、夏物スーツにそぉ〜と足を差し入れる私。

うぐっ。



男1 ギリギリだ。

男2 ギリギリですか。

男1 ギリギリ、アウトだ。

男2 アウトですかっ
(鋼鉄村松風に)



決めたっ 私、シェイプアップします

下腹部と、尻と、太ももの脂を落とします
腹を締めますっ
ついでに、胸回りはボリュームアップしちゃいます

そのためならば、筋トレ、ばっちりやります。
節制もします。

頑張ります





明日からね。





そして、夏に向かって、逆三角形のシルエットを作り上げてみせます。

そして、そして、逆三角形の肉体美が出来上がった時

…夏が終わるでしょう。


それでは皆さん、お楽しみに(何を?)。

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おすすめ絵本14:差し出す者メドレー その2        ほしのぎんか

ほしのぎんか


2012年5月30日(水)

◎41グリム童話 ほしのぎんか絵/シュチェパーン・ザブジェル 訳/佐々木元、1983年11月、フレーベル館

はい、本日は「差し出す者メドレー」第2弾、グリム童話からのご紹介です。

先週の分類で申しますと、

2. 初期状態:  最終状態:  結果:幸福

というパターンですね。

<あらすじ>


かわいそうに その おんなのこは ひとりぼっちでした。
しばらく まえに おとうさんも おかあさんも
しんでしまったのです。いまは もう ゆっくり
やすめる へやも あたたかな ベッドも ありません。
おんなのこに のこされている ものと いったら、
きている ようふくと たった ひとつの パンだけでした。
「かおや てが こおりついてしまいそうだわ」
おそろしい ふぶきの なかを おんなのこは
あるきだしました。




少女が歩いて行くと、貧しい身なりの男に出会いました。

「おなかが ぺこぺこです。おじょうちゃん、どうか パンを ください」

少女は、男にパンをあげてしまいます。

「おじさんにも これからは いい ことが ありますように」


次に少女は、泣いている子供に出会いました。

「さむいよーう! あたまが こおっちゃうよーう!」

少女は、かわいそうに思って、帽子をかぶせてあげました。


続いて、少女は寒さに震えている子供を見つけました。

「まあ! あそこにも ふるえている こどもが いるわ」

少女は、子供に駆け寄ると、チョッキを着せてあげました。


雪がやみ、日が暮れようとしている頃、少女は、ガタガタ震えている子供に出会いました。

「おねがいです。どうか わたしに スカートを ください」

少女は、急いでスカートを脱ぐと、その子に履かせてあげました。

「すぐに あたたかくなるわ、げんきを だしてね」


夜になりました。
ふいに、裸の子供が現れます。

「おねがいです。ぼくに きるものを ください」

少女は、ちょっと考えてから、

「まっくらですもの。なんにも きてなくたって へいきだわ」

とうとう、着ているものを、すべてあげてしまいました。


すっかり裸になってしまった少女。

するとそのとき、空が突然きらきら輝いて、たくさんの星が降ってきました。

流れ星にすっぽり包まれた少女は…

<感想など>

他にも翻訳(・画)が出ていますが、本書は訳が簡潔(やや簡略化ヴァージョン)ながら言葉にインパクトがあること、そしてこの絵がとても魅力的だったことから、選びました。

冒頭からして、言葉に力があると思いませんか

かわいそうに その おんなのこは ひとりぼっちでした。

とか、

おそろしい ふぶきの なかを おんなのこは
あるきだしました。


とか。これは、もしかすると、絵の持つ迫力に言葉を合わせたのではないでしょうか

吹雪のなか、少女が出て行った後の、残された家。

少女の跡をつけてくる狼たち。

暗闇のなか、最後のシャツを幼な子に与え、裸になってしまう少女。

見開きで広がるこれらの絵は、柔らかく優しい線と色にもかかわらず、どれも「ハッ」と目を捉える力を持っています。

そして、少女の表情には何のためらいもなく、自らを――その命さえ――顧みることもなく、ただただ相手を慮り、持てるもののすべてを与えます。

最後に少女は天(神)から富を授かり幸せに暮らすのですが、それは、こうした絶望的な状況がそこかしこに見られた時代や社会の、人々の切望の表れのようにも思えます。

ま、難しい話はさておき、ストーリーのみならず、絵にも言葉にも「ハッ」とさせられる、美しい絵本です。


観劇日誌:劇団鋼鉄村松「西暦2222年2月22日〜」

20120525鋼鉄村松2222

2012年5月25日(金)

本日は、某業界団体の年次総会だかがあって、私も所属部会に出席、その後は懇親会に…でしたが、ビールとサンドイッチをちょこちょこっと胃袋に詰め込むと、1時間ほどで抜けて、池袋はシアターグリーンへ…。

というのも、1週間ほど前、Jackからが。

今度の週末、上京します。
鋼鉄村松、観に行きませんか?


おおっ、全然チェックしてなかった
予定は入ってるけど…久々にJackとも飲みたいし。
じゃ、行こっか。

というわけで、やってまいりました。

劇団鋼鉄村松西暦2222年2月22日の22時22分22秒
作・演出:バブルムラマツ 於:シアターグリーン/Base Theater

<あらすじ>

まだ公演中なので、ネタバレしないように、ざっくりと。

主人公は、「4秒間のタイムトラベラーモリシタ(男・24歳)
わずか4秒ながら、時間を巻き戻せるという超能力を持ったモリシタは、ある男を探すため、とある探偵事務所(?)に雇われ、ボディガードの仕事に就く。

そこで依頼を受けたのは、人体冷凍保存を行う(予定の)企業で冷凍技術の研究を行っているヒロセ(女)の身辺警護。同社社長によれば、彼女を殺すという脅迫状が届いたとか。
しかし、これ、実は社長の自作自演。研究に信憑性を持たせ、予約客を募るための宣伝だった…

…はずなのだが、ヒロセが本当に狙撃されてしまう

モリシタの超能力のおかげで危機を回避したものの、謎の狙撃者登場により、事態は急展開

徐々に明らかになるモリシタの過去、彼の目的、彼の追う男の正体…
さらには、ヒロセの秘密、社長の本心…



奇跡を諦められない男
奇跡にすがるしかない女
そして、奇跡を信じ始めた男

それぞれの物語が、西暦2222年2月22日22時22分22秒へと向かって収斂し、結節したとき…

概略、そんなお話です(多少、違ってるかも)。

<感想など>

いつもながら、ああ、いい物語だなぁ、と思いました。

ちなみに、皆さんは「クライオニクス(cryonics)」という言葉をご存知でしょうか

これ、上記の「人体冷凍保存」のことなんだそうですが、要するに、死体を凍らせて保存し、医学の発達した遠い未来に解凍して、その時代の進んだ医学によって蘇生させる…という企てらしいです。

今日の科学でできるのは冷凍すること(これも怪しい)だけで、蘇生に関しては「蘇生技術が開発されるまで待つ」ということなんですが、「科学が進歩すれば、いつかは蘇りの技術も開発されるだろう」と信じるなら、このロジックも受け入れられなくもない、ということでしょう。

でもって、アメリカにはこれを商売にしている会社がすでに存在しているそうで、ネットで検索してみると、それなりに繁盛している様子。

「不老不死」や「蘇生」を求める人間の物語は数多ありますが、ほとんどは不老不死なり蘇生なりを可能とする薬や魔法や技術をめぐるものです。

それに対してこのアイデアのよいところは、「今のところ、蘇生を可能にする技術はなく、そのような技術が開発される目処も立っていない」という現実的な前提のもとで、「にもかかわらず、蘇生を求める人々」の物語を描けるところ、…じゃないかなぁ、と思いました。

芝居後>

で、終演後にJackと合流。
劇場近くのスペインバルで、(スペインとはあまり関係のない)酒を酌み交わしながら、四方山話に花を咲かせたのでした

いや、毎度、遅くまで引っ張ってしまって、m(_ _)m

あ、それから、娘が好物だと言ったら、Jackからこんなお土産ももらってしまいました。
20120525いくら醤油漬け

予想通り、大好評でした
ありがとうございました


おすすめ絵本13:差し出す者メドレー その1        まこちゃんのおたんじょうび

まこちゃんのたんじょうび1

2012年5月23日(水)

本作品を読んだのは今年の初めだったのですが、その時にふと思いつきまして、以降4週にわたって(ほぼ)同一テーマの作品をご紹介してみたいと思います。題して、

差し出す者メドレー


いや、そんな明るいシリーズでもないんですが
でも、スタートは、朗らかにいきたいと思います。

で、第1弾としてご紹介しますのは、「お勧め絵本」の記念すべき第1回でもご紹介しました、にしまきかやこ氏の作品

◎6まこちゃんのおたんじょうびえとぶん=にしまきかやこ、1968年12月5日、こぐま社、本体1,000円


<あらすじ>
今日は、まこちゃんの誕生日。

おじいさんからは、いぼうし
おばあさんからは、いえりまき
おとうさんからは、いてぶくろ
おかあさんからは、いブーツ

うれしくなったまこちゃんが、みんなに見せに出かけると…

いぼうしは、ひよこさんに貸してあげました。みんなでぼうしの中に入って「あったか〜い」。
いてぶくろは、一人ぼっちで遊んでいたうさぎさんに。てぶくろを丸めて「てぶくろうさぎ」のお友達。
いえりまきは、ねずみくんに。友達のりすくんみたいになりました。
いブーツの片方を、こぐまちゃんに。けがをした左足にはいて、おうちへ。

まこちゃんも、右足でケンケンしながら、おうちへ帰りました。

そして夕方、まこちゃんたちが誕生日のお祝いしようと準備していると、昼間の動物たちがやってきて…

というお話。

<感想など>

要するに、自身の大切なものを他者に提供するという自己犠牲的行為が、本メドレーのテーマです。

このようなモチーフの物語は、絵本に限らず数多くありますが、貧富と幸福感という軸で見ると、いくつかのタイプに分類できるように思います。

たとえば今回の物語は、

1. 初期状態:  最終状態:  結果:幸福

というタイプです。
つまり、両親と祖父母からのプレゼントによって「」となった主人公は、それらを必要とする者に次々と提供していくことで一時的に「」となる(自己犠牲がモチーフですので、この点はすべて共通です)のですが、最後には自分が提供した以上の見返りを受けることで再び「」となり、「幸福」を手に入れます。

これに対して、次回以降のメドレーで紹介するのは、

2. 初期状態:  最終状態:  結果:幸福

3. 初期状態:  最終状態:  結果:幸福

4. 初期状態:  最終状態:  結果:

となる諸作品。4番目の作品の結果が「」となっているのは、一つには解釈が分かれうるのと、もう一つにはバリエーションによってラストが異なっているものがあるためです。

   *   *   *   *   *

本作品で特徴的なのは、同じ「自己犠牲」といっても、暗さや切迫感(追い詰められた感じ)がどこにもないこと。

主人公のまこちゃんが出かけるのも、もらったプレゼントをみんなに見せるためですし、それらを差し出すときにも、
「どうしようかな」
と迷ったりしませんし、反対に
「助けてあげなくっちゃ」
と殊更に親切にしようと考えてもいません。

むしろ、
「あ、いいこと思いついちゃった
というのがピッタリくるでしょうか?

ごく当然の行為として、自らの持ち物を差し出すのです。

いわば、所有権に関する意識が曖昧で、すべてが緩やかに共有された世界に生きているような印象を受けます。

そのため、まこちゃんが「幸福」になるのも、最後に動物たちから見返りを受けたこと自体によってというよりも、すべてが緩やかに共有されている<満たされた>世界に住んでいることによって、最初から一貫して幸福でいるように思えます。

あえて言えば、そのような幸せな世界における幸せな一日の物語、ということにでもなりましょうか。

   *   *   *   *   *

さてさて、次回以降メドレー形式でご紹介していきますが、皆さんはこのテーマでどんな作品を思い浮かべたでしょうか?

私の好きな作品と重なっていたら、これまた幸いです。

ちょこっと ひんやり! ハッピーターン

20120522ハッピーターン


2012年5月22日(火)

こんばんは。

周囲から咳が聞こえてくる度、私がうつしたのではないかっと心配している本間宗南です。

私自身は、もう一息。
明日には全快するつもりです

   *   *   *   *   *

なんて区切るほどのこともなく、本日は、まさに「雑記」と呼ぶのがふさわしい、ちんまいお話です。

   *   *   *   *   *

(なのに、もう一回区切る私)

さて本日、22時過ぎに帰宅、風呂から上がり、晩飯のおかずをレンジチンしていると、

嫁さん  ねえ、コレ、味見してみて
    …何。
嫁さん  ハッピーターン
    …あそう。
嫁さん  ちょこっと ひんやりするの

と言われて、がぜん興味が湧く、分かりやすい私。

見た目はごく普通のハッピーターン
しかし、歯をあてた(舌が触れた)瞬間、ひんやり…というよりは、スッとする感じ。
封を開けた後、シケないように冷蔵庫に閉まってあった…みたいな。

   *   *   *   *   *

というわけで、調査開始。

ちょこっと ひんやり ハッピーターン 亀田製菓

で検索すると、あっという間に答えが分かってしまってツマンナイ、という方は、まず包装袋に記載されている原材料からチェックしましょう。

原材料名
米(国産、米国産、タイ産)、植物油脂、でん粉、

とお馴染みの原料に続いて、

エリスリトール

出た、意味不明 初めてお目にかかりまするm(_ _)m(たぶん)

で、検索してみると…出るわ出るわ、やっぱりすぐに分かってしまいましたf^_^;

すごいですね、このネット社会。

あちこちから引っ張ってきた情報を並べてみると、エリスリトール(erythritol)とは、こんな感じです。

●ブドウ糖を発酵させて作られる天然の糖アルコール
 真っ白な粉ですね。そのままでも売られている様子。
●カロリーゼロで、血糖値やインスリン濃度を上げない。
 ダイエット関連でも多数ヒットしたので、きっと使用されているんでしょう。
●非う蝕性なので、虫歯になりにくい。
 う蝕」とは、口の中の細菌が糖質を使って酸を作り、歯のカルシウムを溶かしてしまうこと、らしい。要するに、虫歯ですな、きっと。
●甘味度は砂糖の約75%。
●水に解ける際に吸熱反応を起こすため、清涼感を与える。
 これが「ちょこっと ひんやり!」の正体ですかぁ


●摂取しすぎると、腹がゆるくなってしまう。
 そう言えば、先日食べた飴に「一度に大量に食べると、お腹がゆるくなることがあります」と書いてあったけど、これが含まれていたのかもしれないな。



勉強になりましたm(_ _)m

いや、ほんと、コレだけです

…っていうか、風邪ひいてるんだし、こんなことしてないでサッサと寝ればいいんじゃないだろうか


金環日食:ブルータス…

20120521金環日食1

2012年5月21日(月)

こんばんは。
ついに、声が出なくなった本間宗南です。

いや、体温は平熱まで下がりましたし、咳は少々、鼻水はほぼなし、頭痛も二日酔いに比べればいたって軽症、体だってピンピンしていると言えなくもなく、…

でも、声が出ない本間宗南です。

いやぁ、まいったまいった。
でも、午前中に伺った打ち合わせ先では、しゃべりまくってきましたが…

   *   *   *   *   *

さて、本日、この世界でいったい何人のブロガーがこの種の画像をupしているかと考えるだけで気が遠くなりますが、ま、私もまた「おのこもすなるにき」的なノリで載っけときましょうか、せっかくだし。

   *   *   *   *   *

我が家では、嫁さんがいつの間にか「日食グラス」なるものを通販で購入しており、

  そう言えば、不良品が出回ってるって新聞に出てなかったっけ?
  これは、小学生向けの教材とかも作ってる会社が出してる商品だから、大丈夫なの。

だそうで、(打ち合わせの関係でいつもよりゆっくりめだった)私を含め、7:30頃に家族全員で表の通りに出て、日食観察と洒落込み(?)ました。

で、カメラに日食グラスを当てて撮った写真がこちら。

20120521金環日食0

もうすぐ、金環ってところ。
お次はその直後、まさに金環。カメラ用のシートではないので、ちょっとぶれてますが、ま、感じはつかめてますよね。

20120521金環日食2

周りは薄暗いし、ちょっと寒いし、太古の人類は、さぞや恐ろしい思いをしたでしょうね。

で、ここにきて、うらめしやの

が、ふと気づいて、

あれ、だったら、日食グラスいらないじゃん。

と、直接撮影したのが、こちら。

20120521金環日食3

でもって、最後に、ああ、日食終了へ…という一瞬。

20120521金環日食4

思いがけず、家族行事となりました。
天体はあまり詳しくなく、一人だったら絶対に見なかったと思うのですが、誰かと一緒だとけっこう楽しいですね、日食。

   *   *   *   *   *

それから、まったくどうでもいいことですが、日食を見るために通りに出てきたのは我が家だけではなく、というか、何十組もの家族が出てきていて、それらの人々みんなが空の一点を見ている姿はなかなか興味深く、通勤途上でカメラを持ったあるおじさんは、通り過ぎながら、太陽だけでなく、通りの人々も写真に撮っていました。

分かる、その気持ち。

なんか、どこかで見たような。

20世紀少年』で、みんなが太陽の塔(だったかな)を見上げてるシーンってなかったでしたっけ

あるいは、『アイ,ロボット』で丘の上のロボットをたくさんのロボットが見上げているシーン…

うる覚えですみません。
見つけたら、更新しておきます。

じゃ、今日はこんなところで

恐るべし プリキュア

20120520プリキュア1

2012年5月20日(日)

こんばんは。
金曜の午後からまたもや喉の腫れと発熱に苦しんでおります、本間宗南です。
GW前からダラダラと続く体調不良。

これはもしや、恐ろしい病気にでもかかっているのか

と風邪をひく度に思っている私ですが、だからといって何か休めるわけでもなく、本日も娘を連れて行ってきました。

ざ・スマイルプリキュアショー at としまえん

 先日もとしまえんに行ったばかりじゃないかって

…ですよねぇ。

っていうか、そのせいで本日やってきているようなものでして、あの日、通りすがりにドラえもんショーを見てしまったばかりに、娘は「ショー」というものに目覚めてしまったというか、ハマってしまったというか、でもって、どこでどう嗅ぎつけたのか知りませんが、

プリキュアショーに行きたい

と言い出したのでした。

   *   *   *   *   *

とはいえ、「GWのあの混雑はもうないだろう」とタカをくくっている皆さんっ(誰) いやいやいやいや、

恐るべし、プリキュアっ

ここ、エルドラドステージの周囲だけは空気が違っていて、12:00からの回を断念し、どうにか14:00の回で座席をgetするに至った経緯も長いのですが、…長いので省略。

   *   *   *   *   *

そして、13:00に会場入りしたはいいものの、開演まで1時間も待たねばならないわけで、しかもその間、会場に流れているプリキュアのテーマ曲をずっと聴き続けているわけで、そりゃもう、刷り込まれますよ。

そんな中、ステージではスタッフさんがのんびりとセッティング。

20120520プリキュア2

まぁ、見切れているカセットボンベなどから察するに、火花が出たり、煙が出たりするんでしょうな。

20120520プリキュア3

出ました(笑)。

ちなみに、中央でやられている2人は、色鉛筆から作られた「あかんべぇ」と狼さん(いま調べたところではウルフルンという悪者で、別方面では人気キャラらしい)だそうです。

で、絵本づくりに材を取った、ホンワカしたストーリーに沿ってヌル〜い戦いがあり、プリキュアたちの勝利。ほのぼのハッピーエンド。

そして、お待ちかねのダンス。
(ごめんなさい。写真は左端の一人(キュアビューティ)が欠けてます)

20120520プリキュア4


会場、総立ちただし、女の子限定。もちろん、わが娘含む

日頃の練習の成果を存分に発揮していました。

   *   *   *   *   *

かのボーヴォワール女史は、

人は女に生まれるのではない、女になるのだ

とおっしゃったそうですが、…まぁ、きっとそうなんでしょうが、

でも、その境目ってビミョーじゃないっすか
 
と、(自分とはまったく違う生き物に見える「女の子」を育てていると)思わなくもありません。

   *   *   *   *   *

そして、ステージ後は感激の握手会。これも、もうもう、長蛇の列でしたよ。

20120520プリキュア5

   *   *   *  *   *

そうそう、女と男の違いということで、もう一つ。

日曜の朝は、テレビ朝日で8:00から仮面ライダー〓〓〓(名前を知りません)、8:30からスマイルプリキュアを放送しておりますが、今朝、いつもは見ない仮面ライダーをたまたま見ていた娘が、終わってから一言。

やっぱり、男の子って、恐いよね。

幼稚園でも、乱暴者の男の子たちを快く思っていないらしい娘は、プリキュアくらいのヌル〜い戦いがちょうどいいようです。

ごめんね、悪気は(そんなに)ないんだけど、男って、基本、乱暴なんだよ。

と、心の中でつぶやく私でした。

おすすめ絵本12:雷の落ちない村

雷の落ちない村1

2012年5月16日(水)

◎35雷の落ちない村(新装版)三橋節子 作、2008年7月5日(旧版初版1977年4月30日)、小学館、本体1,700円

ええと、以前から知っている「超」名作で、いつ紹介しようかと悩んでいる作品がいくつかあるのですが、そのうちの一つが本日のこちらです。

著者の三橋節子(みつはし せつこ)氏について、多くの方は、絵本作家というよりも日本画家としてご存知なのではないでしょうか? 隻腕の画家、夭折の画家。

たしか、テレビ東京の「美の巨人たち」でも紹介され、私もたまたま見た記憶があります。

本書の末尾に掲載されている年譜によると、

1939年 生まれ。
1960年 新制作春季展で「立裸婦像」初入選。
1961年 京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)日本画科専攻科に入学。
1967年 インド研修旅行。
1968年 鈴木靖将(すずき やすまさ:画家)と結婚。
1970年 長男・草麻生(くさまお)誕生。
1970年 長女・なずな誕生。
1973年3月 鎖骨腫瘍のため右腕(利き腕)切断手術。
    9月 新制作秋季展で「三井の晩鐘」出品
   12月 左肺手術。
1974年 絵本原画「雷の落ちない村」展示
1975年1月 京都日本画総合展に「湖の伝説 余呉の天女」出品。
    2月 転移性肺腫瘍のため、昇天(35歳)



かなり省略していますが、この短い活動期間のなかで、多くの作品を発表しています。

壮絶でありながら、静謐。
この年譜を見ているだけで、胸が熱くなろうというものです。

あらすじ

琵琶湖のほとりの、小さな村。
夏になり、夕立が来ると、なぜかこの村ばかりに雷が落ちる。
そこで、村の少年・くさまおは、

「よっしゃ、おれがかみなりさんをやっつけたる」

と、がんばったが、かみなりさんは、ぜんぜん知らん顔。

くさまおががっかりしていると、湖のぬし、大なまずがあらわれ、

「これ、くさまお。かみなりをやっつけるには、雷獣というかみなりの手下をつかまえにゃならんぞ」

と、教えてくれた。

そこで、村人総出で麻の網をつくり、ついに雷獣をつかまえた。

しかし、村人たちから石や棒でこらしめられる雷獣を見て、くさまおはかわいそうになり、「もう二度と、この村にかみなりを落とさない」と約束をさせると、天に帰してやった。

それ以来、この村にはかみなりが落ちなくなり、村人たちは安心して働けるようになったとさ。

感想など

本書を見て、まず圧倒されるのは、この絵。

雷の落ちない村3

これはもう絵画であって、本書は絵本であると同時に、画集と言ってもいいくらいなのです。

ただし、本書には絵の具で描かれた12枚の絵に混じって、白黒の線画が6枚あります。

本書の「あとがき」にあたる「冬いちご——この絵本のできるまで」によると、この6枚は彼女の死後に夫である鈴木靖将氏が描いたとのこと。

そして、すでにお分かりのように、主人公の少年「くさまお」は「草麻生」すなわち彼女の息子の名前です。

つまり、本書は死期を間近に控えた三橋節子氏が息子への愛と祈りを込めて作ったものであり、しかし、完成には間に合わなかったのでした。

作品中に描かれた、くさまお の表情。

雷の落ちない村2

鈴木氏は、「冬いちご」の中で、次のように語っています。

節子は、この中でくさまおに、生きるために大事な、勇気、優しさ、謙虚、美しさ、ユーモアを伝えようとしたのだろうと思います。



絵本を読み漁り始めてまだ間もない私ですので、あまり偉そうなことは言えないのですが、この作品はきっと日本を代表する絵本の一つだろうと思っております。


なお、滋賀県大津市小関町には「三橋節子美術館」があるとのこと。
いつか、行ってみたいと思います。

   *   *   *   *   *

ちなみに、まったくの余談ですが、彼女の代表作の一つに「花折峠(はなおれとうげ)」と題する絵があります。

ある大雨の日、意地の悪い娘によって川に突き落とされた心根の清らかな娘、すると岸辺の花々が己の体を追っていかだとなり、彼女を救う…。

そんなシーンを描いた一枚の絵で、上記の「美の巨人たち」でも紹介されましたし、インターネットで検索するとすぐに出てくるので、ちょっと見てみてください。

次に、ジョン・エヴァレット・ミレー(Sir John Everett Millais)の「オフィーリア」(「ハムレット」より)を探してみてください。

ね、そっくりでしょ。

生と死という意味では対極にあるこの2つの絵が、そっくりの構図を持っているというのが、何とも興味深く、心に残ったのでした。

おしまい

母の日ですねぇ

20120513母の日

2012年5月13日(日)

まぁ、何と言いますか、世間一般では、「母の日」ということらしいですね。

いや、その趣旨を批判するつもりは毛頭ございません。
大変、結構なことでござんす。

ただ、え〜、そのぉ、要するにぃ、私が育った環境には、そういうハイカラさんなイベントがまったくなかったもので、ちょっと気恥ずかしいだけです。

それでも、まぁ、何かしたほうがいいんだろうなぁ、ということで、午後から娘と出かけ、娘セレクトでプレゼントのハンカチ2枚(となると、娘にもプーさんのハンカチ1枚)を買い、花屋さんでカーネーションの花束を、スーパーで白ワイン(飲むのは、ほとんど私ですが)を、それぞれ購入。

でもってですね、想像してくださいな。
小さな自転車に乗った小さな女の子と、カーネーションの花束を持ったおっさん、という組み合わせは、今日のこの日には「いかにも、いかにも」でして、すれ違うおばさんやおばあさんたちが、

ああっ

って感じで笑顔を送ってよこすので、そりゃもう、恥ずかしいったら、ありゃしない。
で、気のせいか、こういう日に限って、おばさんやおばあさんの団体さんと、よくすれ違うんですよ、ホント。

オレのキャラじゃね〜っ

と叫びたい気持ちと一刻も早く帰りたい気持ちとをぐっとこらえて、娘の望むままに、図書館やら公園やらに寄り道。
あっちに行ったり、こっちに行ったりで、途中からは、もう人の目を気にしている余裕などなくなりました

そして、プレゼンターは、もちろん、娘。

玄関を入る前に、

お花、ちょうだい。ハンカチも

と、気合い十分の娘は、靴を脱ぎ捨てると、母親の元へ一直線
嫁さんも、「私のキャラじゃない」ということは、裏返すと「サプライズ」になるわけで、まぁ、まんざらでもなく。

娘はその後も、本日の「サザエさん」の影響()で、「お手伝い、する、するぅ〜」を連発。

私は今日一日、家事・育児に頑張った自分へのご褒美として(本来はそうじゃなかったんですが)、ワインの大半を消費し、…悪くない一日を過ごしました。

   *   *   *   *   *

あれ そう言えば、実家の母親には何もしてなかったりして…


輻輳(congestion)

2011年5月12日(土)

昨日のこと。

朝は取材先に直行。
9時半頃に池袋に到着、9:42発の逗子行き湘南新宿ラインに乗るべくJRへ。
おや、改札近辺に旅行ケースを持ってたむろってる連中が。

なんだろう、じゃまだな。

不信に思いながらも、改札を入って2番線ホームへ…

おおっ 人の海

人、人、人…でホームに上がれない。
いったい、何が起こってるんだ…

そこへ、アナウンスが。

9:04頃、山手線・品川ー大崎間で架線にビニールがひっかかり、内回り・外回りとも運転停止。
除去作業が難航しており、運転再開の目処が立たず…


なるほど、それで、山手線に乗るべき客が、埼京線や湘南新宿ラインに押し寄せているわけだ。
すごいねぇ…

…って、復旧目処が立たないほど除去作業が難航…って、どんなビニールだよ
後に知ったところによると、大きめのブルーシートだったらしい。

と思いつつ、取材先に遅延の連絡。隙間を縫ってにホームに上がり、

ごめんなさい すみません

誰にともなく謝りながら、どうにかこうにか車両に体を押し込んだはいいものの、寿司詰め状態のノロノロ運転

こ、腰がっ こ、呼吸がっ

生命の危機を感じながら約20分かけて新宿に到着。
いくらか乗客も減って、ほっと一息。

と、そのとき車内アナウンスが。

…なお、山手線は9:40頃、運転を再開しております…

ぬわんだとぉ

じゃぁ、私の池袋出発とほぼ同時刻に、山手線も復旧してるじゃないかっ
その情報が流れていれば、湘南新宿ラインがこんなに混むこともなかったのにぃ〜。

疲労とJR東日本への怒りでボロボロになりながら、取材先へ。

*   *   *   *   *

ここで、気分一転
コンピュータに囲まれたその研究室は、新しいエネルギー供給システムを開発する近未来世界

楽しくも興味深い話を伺いながら、いくつかの質疑応答しているうちに、話題は需要が一時期に集中してしまった場合の危機管理について。

…銀行で言えば、取付騒ぎのような状態ですね。どうするんですか?

ああ、輻輳(ふくそう)ですね。
これはもう、研究されつくしていて、交通でも通信でもエネルギーでも同じなんですが、いったん遮断してしまうんです。


止めちゃうんですか?

3.11のとき、電話が通じなくなりましたよね。
ここで、例えば通信回線が100本あって、そのうち10回線だけ生きているとしましょう。
でも、この10回線を開けておくと、みんなが「通じるかもしれない」と思って電話をかけるため、結局、回線がパンクしてしまうんです。無意味であるという以上に、パニックを長引かせてしまいます。

逆に回線を完全に閉じてしまうと、やがて、みんなが諦めて電話をかけなくなる。すると、回線が空いてくるので、そこで少しずつ回線を開いていくと、混乱なく交信できるようになります。

輻輳が起こった時に重要なことは、機能麻痺を拡大させないこと。
一部で起こった混乱を放置しておくと、やがてシステム全体が麻痺してしまうので、むしろ一時的に機能を停止してしまったり、一部分を全体から切り離したりすることが必要なのです…


*   *   *   *   *

あっ

ふと甦る、今朝の光景。

もし、山手線の利用客がホームや車両内でそのまま待機していたとしたら…

9:00過ぎから9:40頃までに乗るはずだった客が運転再開と同時にドッと乗り込み、乗降に時間がかかって遅延、さらにノロノロ運転、さらに待機客を増やし、…と正常運転に戻るまでに長時間を要するはず。

逆に、当分は復旧しないと思わせ、9:00〜9:40間の客をすべて他路線に吐き出してしまって、9:40以降の客から乗車させれば、山手線は復旧と同時に正常運転へ…。

JR東日本が実際にどう考えて(あるいは、どのようなマニュアルに従い)行動したのかは知りませんが、理論的には、きわめて合理的に対処したとも言えます。

なるほどっ
だから、湘南新宿ラインその他を混雑させてでも、山手線の客を吐き出したわけだ。

*   *   *   *   *

…やっぱり、なんかムカつきません


おすすめ絵本11:そっくり そらに

そっくりそらに1


2012年5月9日(水)

本日のおすすめは、こちら。

◯34そっくり そらに西岡千晶 さく、2006年9月28日、長崎出版、本体1,500円

これを絵本と呼ぶべきなのかどうかビミョーではありますが、さりとて何と呼んでよいのか分からず、ま、「えほん」のコーナーに置いてあったんだから、「えほん」だよね、と思いまして

<あらすじ>

とある、美しいアパート。
屋根裏部屋に住んでいる、水やり係のバラランサ

二つ、気になる窓がある
あっちとこっち、そっくり窓

こっち窓、住んでいるのは、青い目シシー
あっち窓、住んでいるのは、茶色目スースー
やることなすこと、おそろいなのに、見知らぬ同士のそっくりさん


壁を這う蔓草をつたって2人の部屋を行き来するバラランサ。
レンコンみたいな帽子。
底がブラックホール(?)になっている大鍋。
消えたチビちゃんと飛び出したチビちゃん。
スースーが大鍋の底を覗くと…

なかなかにハイセンスで不思議な出来事が次々と起こります。

<感想>

本書を手に取ったのは、この絵に惹かれたから。

西岡兄妹
で、絵を見て「あれっ」と思った人もいるのではないかと思いますが、この方、もしかすると「西岡兄妹」のほうが通りがよいかもしれません。

私はまったく知らなかったのですが、奥付の紹介その他を参照すると…
『コミック モーニング』でデビュー。
兄がストーリー(文)担当、妹が絵を担当。
兄妹での作品に、『地獄』『心の悲しみ』『人殺しの女の子との話』『死んでしまったぼくの見た夢』『子どもの遊び』『神の子供』など。
カフカ的世界を描いているということで、何だか、すごく高い評価を受けていますね。

この他、別の方との作品(絵担当)がいくつか。

<ことば>
正直に言いますと、本書は絵を見て興味を持ったので、自分が読むために図書館で借りてきたのですが、意外や意外(と言ったら怒られる)、これが娘に大好評 何度も繰り返し読んでいました。

どこが好き」と聞くと「絵がおもしろい」と想定内の答えが返ってくるのですが、どうもそれだけではないような…と思いながら、娘が読んでいるのを聞いていると、何だか、とってもリズムがいい

…実は、本文が七五調になっているんです。

「やあ バラランサ こんにちは
つたをつたっておみずやり ごせいがでるね ごきげんいかが?」

「ちびといっしょに おさんぽちゅう ぐうぜんみつけた そのおみせ」

「いてもたってもいられない そんなことよりしりたいことは
いまスースーのしてること へんてこぼうしをかぶっているぞ
きっとそうにちがいない」



ってな具合です。

ちょっとシュールで、恐いと言えば恐い世界なんですが、ことばが醸し出すユーモラスな雰囲気が、読んでいて楽しいんでしょうね。

ただし、この作者が文章も担当しているのは、他に見当たらないような…。
あれば、読んでみたいものです。

え、西岡兄妹のマンガを読めって

う〜ん。読んでみたい、でも、夢でうなされたらどうしよう…

「時間よ 止まれ」考

20120507ワンカップ泡盛

2012年5月7日(月)

さて、皆さん、GWはいかがお過ごしでしたか?
ご旅行などされたのでしょうか? 
うらやましいったら、ありゃしない。

写真は、沖縄で遊んできたらしい同僚からの土産、

ざ・ワンカップ泡盛

そんなものがあったなんて、なんてイカしてるんでしょうかっ
で、
私への土産が泡盛だなんて、なんて気が利いてるんでしょうかっ

というわけで、早速いただいております。ありがとうございますm(_ _)m

   *   *   *   *   *

じゃなくて

本日は時間よ 止まれ」に関する一考察

と言っても、永ちゃんじゃありません。
間違ってヒットしちゃった方、ごめんなさい

昨日のことを振り返っていて、ふと思ったことを…。

   *   *   *   *   *

一昨日、としまえんに行ったのだから義務は完遂、昨日は心置きなく仕事を…と思い、持ち帰った仕事を机に広げたまではよかったものの、を生きる娘には、過去の実績も未来の約束も関係なく、

遊んで〜 遊んでくれなきゃヤダ〜

の連発。

やむを得ず、

じゃ、ちょっとだけ公園へ行こうか。

と、昼飯前の半時間ほどのつもりで、散歩に出かけたのでした。

家の近くの公園へ行き、ようやく慣れてきた自転車でぐるぐる回ったり、シャボン玉を飛ばしたり、ひとしきり遊んだところで、

私  そろそろ帰ろうか。
娘  ブランコに乗りたい!

もぉぉおお、と思いつつ、押し問答している時間で行けるさと、ブランコのあるもう一つの公園へ。
いつもより人影の少ないその公園に着くなり、娘はブランコに突進

あ、しばらく見ないうちに、上手になったなぁ。

と関心していると、

お父さん、押して

軽く押してやると、キャッキャ、キャッキャと喜ぶ娘。

なおも押してやりながら、このとき私が考えていたことは、主に3つ。

1. 外出してから45分が経過。嫁さんのほうは、すでに買い物から帰って昼飯の準備にかかっている頃か。もう少ししたら、帰らないと…
2. で、帰って、昼飯食って、そしたら仕事だな。アレだけでも片付けないとまずいし。
3. おっと、振り幅が大きくなってきたな。気をつけなくちゃ。以前、手が滑って、振り落とされたことがあったからな。あの時は、ほんっと、心臓が止まるかと思ったよ。

すると、前後に大きく揺られながらケラケラ笑っていた娘が一言。

あ〜あ、ずぅっと、このままだったらいいのになぁ。

       

じ〜かんよぉ、とぉまれぇ〜

と、永ちゃんの声が脳裏にこだまし、私は少なからずショックを受けたのでした。

そうか、そんなことを考えていたのか。

順番待ちを気にすることもない、貸し切り状態のブランコ
めっっったに遊んでくれない父親との2人きりの時間。
その父親に押してもらい、前へ、後ろへと、大きく揺れるブランコと、自分と、世界…。

何一つ憂うことのない、至福のひととき

   *   *   *   *   *

さて、ここで問題。このことを私はどう受け止めるべきでしょう

A. なんてことだっ 情けないっ オレとの時間を娘がこれほど喜び、楽しんでくれているというのに、オレときたら、時間のことやら仕事のことやら、段取りばっかりで、ちっとも喜びを共有していないじゃないかっ 自分にとっても、(たぶん)娘にとっても、今がどれほど貴重な、珠玉の時間なのか、わかっているのかっ

B. いやいや、これぞ親の務め。ディズニーランドを考えてみろ。スタッフが血のにじむような努力を(たぶん)しているからこそ、お客は夢の世界にどっぷり浸かっていられるんだっ 同じく、オレが冷静に時間管理、安全管理、そして仕事と家庭の時間配分をやりくりすればこそ、娘は喜びを堪能できるのだ。いやぁ、父はつらいよ


昨日は、喜びを共有していなかったことに衝撃のみならず罪悪感すら感じていたのですが、今日に至り「なんか、こういうもんかな」という気もしてきて…。

   *   *   *   *   *

ま、それはともかく、「時間よ 止まれ」と思える時間に出会えるということ自体、とても幸せなことだと思いますし、また誰かに「時間よ 止まれ」と思える時間を与えることができれば、それもまた幸せですし、さらにはその場にいる2人が「時間よ 止まれ」という気持ちを共有できたら、なお幸せ…ですよねぇ。


ええと、とりとめもないですが、そんなことを、ふと考えましたf^^;)

としまえん〜路上演劇祭〜狂骨の夢

20120505としまえん1

2012年5月5日(土)

今日はなかなか忙しい日でした。

<としまえん>
当初は明日6日に行く予定だったのですが、諸般の事情で明日は仕事をすることにして、朝8:30、急遽としまえん行きを決定

食器洗い、洗濯、風呂掃除などを大急ぎでこなし、11時頃、としまえん到着。
木馬の会の更新手続き&写真撮影をして入場…

おおっ 人でいっぱい

なんて言ったら、としまえんに失礼ですが、日頃、

ハトヒトカラス、一番多いのは

というくらいの「開放的」なとしまえんで遊んでいるだけに、ちょっとビックリ。
やはり、GWともなると、これくらいは混むんですね。

普段は乗り物待ちに10分以上並ぶことなどまずないため、わが娘はロッキンタグ40分待ちに我慢できず、

待ちくたびれた〜

を連発。並ぶのが大っ嫌いな私も同感で、その後は並ばなくても入れるふわふわらんど(冒頭の写真)へ。これは、なかなか楽しかった様子。

何とか木陰のテーブルを確保して昼飯、一息ついてこどもの森へ。来るたびに以前はできなかったことができるようになっていて、なかなか興味深く。
けっこう、けっこう。

が、ここまででTime Over 私には次の予定が…

が、が、最初から「14時まで」という約束だったにもかかわらず、娘は、

イヤだ〜 帰りたくない〜

ま、当然と言えば当然ですわな。

何とかなだめすかして帰ろうと、エルドラドステージの脇をゲートへ向かって歩いていくと…

20120505としまえん2

なんと、ドラえもんショー 
娘、くぎづけっ

う〜ん。ま、いいか。

というわけで、あとは嫁さんに託すこととし、娘が夢中でステージを見ている間に、私は

<路上演劇祭 千歳烏山>

家族と別れた私は、大江戸線で豊島園駅から新宿へ、そして京王線へ乗り換え。

15:10。初夏を思わせる陽射しの下、千歳烏山駅に到着。
駅員さんに場所を聞き、駅北口から徒歩5分たらず、世田谷区・烏山区民センター前の広場にやってくると…
20120505路上演劇祭1

何だか、手作り感たっぷり。
この路上演劇祭ですが、こちらのweb siteによると2001年から行われているそうですので、もう10年以上の歴史があることになります。

実は、このイベントの企画当初から携わっているすずきこーた君は私の大学時代の同期でして、彼はこの他にも「演劇」を通して幅広い活動を展開しています。

本日は、その彼から「やるよ」という連絡をもらって、観にきたのでした。
で、その彼らの参加演目がこちら。
20120505路上演劇祭2
Cerro huachipa 「Don Quijote en Karasuyama」

このCerro Huachipa(セロ・ウアチパ)は、在日ラティーノス(ペルー、アルゼンチン、メキシコなど南米ラテン語圏の人々)と日本人の演劇グループだそうで、教会や学校その他さまざまな場所で公演を行っているそうです(詳しくは、こちらのweb siteをどうぞ)。

この日の演目は『ドン・キホーテ』の抜粋・脚色で、舞台をラ・マンチャから烏山に移し、風車ならぬ区民センターを巨人と見なして突撃したり、観客の一人を城主(宿主)とみなして騎士の叙任式を執り行ってもらったり…などなど、お馴染みのシーンが展開されます。

観客を参加させつつ広場全体を舞台とする趣向で、私も新聞紙を丸めた「石」をドン・キホーテに投げつける役(の一人)でちょっとだけ参加しました。

ドン・キホーテ(写真・左)役のペルー人の方が何ともユーモラスで、こーた君の演じるサンチョ・パンサ(同・右)とのドタバタコンビが観客の笑いを誘っていました。

こーた君の話では、この作品をもって各地を回りたいとのことでしたので、もしかすると、いつか皆さんの街に現れるかもしれません

<妖KASHI座>

会場を後にした私は、再び新宿へ、そしてJR山手線で北上し大塚駅へ。
16:50到着。目的地は、萬劇場

本日は、時の工房で共演させていただきました守屋智行君が出演します
20120505狂骨の夢

妖KASHI座 grande chalet番外公演狂骨の夢
原作:京極夏彦、脚本・演出:湖条圭子 於:萬劇場 18:00〜

を観にきたのでした。

ご存知、京極夏彦氏の同名小説を舞台化したもので、この劇団では以前にも『魍魎の匣(もうりょうのはこ)』を上演しているとのこと、なんと当日パンフには京極氏の言葉も寄せられています。

<感想>
3時間に及ぶ長丁場、複雑なストーリーにもかかわらず、全体としては京極ミステリーの多重的な謎解きを十分に楽しめました。

また、京極作品のように情報(説明)量が多く、かつそれらの情報が謎解きに不可欠なため安易に削ることもできない、いわば脚本家にとって「難攻不落」のこの長編小説をどうやって脚本化・舞台化するのか…という目線でも観ていたのですが、いくつか勉強になる点もありました。

私自身、過去にカズオ・イシグロやトマス・ピンチョンの長編小説を素材にして脚本を書いていますが、あくまで作品の一部をベースに敷いたり素材として利用したりしているだけで、相当に換骨奪胎しています。

それに対して、今回の作品はまさに「京極ワールド」を舞台に再現しようという意図が強く感じられ、その意味で野心的・挑戦的舞台になっています。

その観点から「うまいなぁ」と思ったのは、主要人物の一人・朱美(そして民江)の扱い。まさに舞台的手法で、舞台の強みを活かした表現だったと思います。
でも、ネタバレの危険があるので、詳細は内緒。

<観劇後>
時の工房でお世話になった何人かと会場でばったり。
「じゃ」ということで、観劇の後は駅前の飲み屋へ。

衣装で参加されているあきさん、そして遅れて守屋君も駆け付けてくれ、芝居談義(裏方談義)に花を咲かせたのですが、あきさんがおもむろに取り出したのが、
20120505テッシュ
ポケットティッシュケース。もちろん、手作り。
さすが、というか、着物を縫っちゃうあきさんですから、これくらいはお手のものか。
嫁さんの分までもらってしまいました(翌日、娘のものとなるのですが)。
ありがとうございます

いやいや、楽しい飲み会でした。
また、ぜひよろしくお願い致しますm(_ _)m

おすすめ映画(DVD):オーケストラ!

20120504オーケストラ!

2012年5月4日(金)

仕事の都合上、夜遅く帰宅することが多い私、寝静まった家族を起こさないよう、自室で晩飯をとるのが常です。
チビチビ飲みながら、PCで気になるニュースをひとしきり読むと、借りてきたDVD映画を見たりします。
そんなときに便利なのが、音楽満載の作品。
何しろ、食べながら飲みながらですので、良質の音楽がBGM代わりに流れているというのは、非常に心地よいわけですね(もちろん、ヘッドフォンで聴いてますが)。

例えば、ロバート・アルトマン監督の2作品
ナッシュビル」(1975)
今宵、フィッツジェラルド劇場で」(原題はA Prairie Home Companion, 2006)
は、ストーリー、俳優、そして音楽すべて楽しめる秀作。
私は、どちらの作品でもリリー・トムソンが好きです。

また例えば、クリストフ・バラティエ監督の2作品
コーラス』(2004)
幸せはシャンソニア劇場から』(原題はFAUBOURG 36, 2008)
は、歌声の美しさを堪能できる良作。
いずれも、ジェラール・ジュニョの演技が光ります。

それから、ビヨンセがエタ・ジェイムス役を演じた
キャデラック・レコード」(ダーネル・マーティン監督、2008)
は、実在した「チェス・レコード」を舞台に、R&Bの名曲が山盛り。

吹奏楽なら、イギリスの炭坑労働問題を背景にした物語、
ブラス!』(原題はBrassed Offマーク・ハーマン監督、1996)
が秀逸。ユアン・マクレガーらが好演。

もちろん、ミュージカル映画も大歓迎ですが、こちらは数が多いので、好きな作品を一つだけ挙げると、
スウィーニー・トッド:フリート街の悪魔の理髪師』(ティム・バートン監督、2007)
は、ジョニー・デップが低音を響かせています。

   *   *   *   *   *

で、本日ご紹介するのが、

オーケストラ!』(原題はLe Concertラデュ・ミヘイレアニュ監督、2010年

<あらすじ>

ペレストロイカ以降、急激な市場経済化のなか、既得権層と一般市民との間で貧富の格差が拡大する、現代のロシアが舞台。
主人公 アンドレイ・フィリポフはボリショイ劇場の掃除夫…だが、かつてはボリショイ交響楽団の誇る天才指揮者だった。
しかし、ブレジネフ政権下の1980年、彼は楽団の音楽家たちを守ろうと、政府のユダヤ人排斥政策に反対して失職。団員たちは散り散りに、そしてバイオリニストのレアは夫とともにシベリアへ送られ、飢えと寒さで死んでしまう。
歴史的には、ユダヤ人弾圧政策を強硬に行ったのはスターリンで、その後、フルシチョフ〜ブレジネフという流れの中で、反ユダヤ政策は徐々に緩和されていきます。もちろん、だから弾圧がなかったということではなく、あくまでブレジネフが突然やりだしたわけではない、という意味です。

ある日、アンドレイが劇場支配人の部屋を掃除していると、パリのシャトレ座から出演依頼のファクシミリが。
彼は、自分たちがボリショイ楽団になりすまし、シャトレ座で演奏することを企てる。30年前、演奏を中断させられたチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」をやりなおすために。

公演まで、わずか2週間。
彼は親友の元チェリスト アレクサンドル(サーシャ)・グロスマンの運転する救急車に乗り、かつての団員を集めようと東奔西走する。
楽団を追放され、それぞれの人生を送る、かつての団員たち。

次々と降り掛かる難問をどうにかこうにかくぐり抜け、一行はパリへ。
しかし、ここでもトラブル続き。彼自身も、自らソリストに指名した アンヌ=マリー・ジャケとの食事で醜態を晒してしまう。

その中で浮かび上がってくる、アンドレイ、レアと「ヴァイオリン協奏曲」をめぐる物語、そしてアンヌ=マリーの出生にまつわる秘密。

そして、ついに公演のときが。
私ですら耳を疑った無様なスタート、この危機的状況を救ったのは、アンヌ=マリーのソロ。
その調べを聞いた瞬間、団員たちは30年の歳月をさかのぼり、記憶の中の「レアとの演奏の場」へと誘われる。
そして彼らの演奏がまた、アンヌ=マリーを30年前のボリショイ劇場へといざなう――彼らの記憶の中のレアが甦り、そのレアの記憶の中へと、アンヌ=マリーを導くがごとくに…

こうして、文字通り、Concert が完成し、満場に響き渡る、喝采

<観どころ、聴きどころ>
フランス映画らしく、細かいところに遊び心と目配り(エスプリって言うんでしょうか)がいっぱいで、とても書ききれないのですが、少しだけ。

<広場で>
空港へ向かうバスに乗るため、広場に集まる元楽団員たち。久々の再開に、抱き合い、キスを交わす。

なんてことないシーンなのですが、ここに集まっているのは、ただのおっさん&おばさんたちではありません。権力によって職を、そして一流音楽家としての人生を奪われた人たち、さらに苦しみのなかで30年を生き抜いてきた人たちです。

にもかかわらず、彼らの再会の、なんと穏やかなこと、朗らかなこと。陽光に包まれ、

ああ、いいシーンだなぁ

と思ったのですが、そのまま、いい雰囲気で進んでくれないのが、この映画。
このシーンだけじゃないんですが、もう、ハチャメチャ&ドタバタ、法も秩序もおかまいなしの何でもありで、腹がよじれます。

<リハーサル>
パリ到着の翌日は、朝からリハーサル…なのですが、団員たちが来ないっ
ある者は、持ち込んだキャビアを売り歩き、ある者は運送屋で引っ越しの日雇い、ある者はタクシーの運転手、ある者は通訳を…

つまり、みんなリハなんてそっちのけで外貨(ユーロ)獲得に励んでいるわけです。

ここで誤解してはいけないのは、「トンデモナイ奴らが、常識はずれなことをやっている」のではなく、「生き抜く」ための切実なる姿を、(愛と毒とを混ぜて)滑稽に描いているのだということ。

」のためにパリへやってきたのは、アンドレイくらいのもので、他の団員たちは、生きるために当然のことをしているまでなのです。

日本の作品ならば、特殊な性格・環境設定にしたり、なぜ自分がこんなことをするのかを弁明・正当化する台詞などを入れたくなるところを、一切の説明なく当然のようにやっているわけですが、このブラックジョーク社会風刺のドギツさには、(コミカルなのに)グサッと刺されたような気分になりました。

これに限らず、彼らの生きる姿の、なんと逞しくエネルギーに満ちていること。

この作品に出てくる人々に共通するのは、政府に依存しない(何しろ、アテにならない)、自分の生活と自分の人生は自分で守るという、決意と覚悟だったり、自由な伸びやかさであったり、不屈の逞しさであったりします。

<ヴァイオリン協奏曲>
ラストシーン。ここは細かく書かないでおきましょう。
とにかく、感動。
このシーンを、何度、繰り返して観たかわかりません。

冒頭に紹介した『ブラス!』のクライマックスも相当に感動的ですが、あれ以来、あれ以上かな。

あ、細かく書かないと書いておきながら、一つだけ。
演奏の途中で、レアが登場します。

一方では、美しく着飾り、ステージで演奏するレア。
もう一方、シベリアの収容所で、髪を切られ、薄汚れた格好で、無心に指を動かすレア。

そして、…あ、やっぱりやめておきましょう。
この辺りは、観てのお楽しみ。

<聴きどころ>
その他、全編にクラシックの名曲をBGMとして配していて、ちょっとしたオーケストラのライブCDみたいです。目をつぶって聴いていても飽きない、と言ったらカッコつけすぎでしょうか?

ちなみに、私が繰り返し聞いてしまったのは、(BGMとしてではありませんが)リハに団員が来ないことに苛立つアンヌ=マリー他関係者の前でサラッと演奏されたチェロとバイオリン。

アンヌ=マリーの台詞じゃありませんが、「やめないで」と思ってしまいます。

ああ、また長くなりましたね。
おしまい

おすすめ絵本10:もりの おくの おちゃかいへ

おちゃかい1

2012年5月3日(木)

私は主にストーリーを勉強しようと絵本を読んでいるわけですが、とはいえ、絵本の魅力を左右する大きな要素として、もちろん「」を忘れてはいけません。

そこで今回は、あまりに魅力的な絵に、つい手に取ってしまったこちらを選んでみました。

◯37もりの おくの おちゃかいへみやこし あきこ作、2010年11月、偕成社、本体1,200円

<あらすじ>

主人公の少女はキッコちゃん。

ある冬の日、お父さんはケーキを持って森の向こうのおばあちゃんの家へ。
ところが、お父さんたら、肝心のケーキを忘れて出かけてしまいました。

今から追いかければ、間に合うかも

キッコちゃんがケーキをもって追いかけて行くと、遠くに大きな背中が。

あ、お父さん

と、そのとき、キッコちゃんは降り積もった雪に足を取られて転んでしまいます。

ああ、大事なケーキがっ

でも、泣いている暇はありません。
キッコちゃんは、ケーキの箱を拾うと、急いでお父さんを追いかけます。

すると…

お父さんは、森の中の館へ。

後を追って、キッコちゃんが入ってみると…
おちゃかい2

なんと、館の中では、動物たちが歌ったり演奏したり、賑やかにお茶会をしていました。
キッコちゃんを見ると、動物たちは大歓迎 すてきなお茶とお菓子でもてなしてくれます。

そうだ、おばあちゃんにケーキを届けなきゃ でも、肝心のケーキが…

キッコちゃんの話を聞いた動物たちは、「それなら」と、手作りケーキを一切れずつ分けてくれました。

まあるく並んだ、色とりどり&大きさもさまざまなケーキ
木の実もたっぷり、おいしそう


さあ、でかけよう
おちゃかい3

動物たちの行進の始まり。太鼓を叩くもの、バイオリンを弾くもの、あわせて踊るもの…
白銀の世界に、動物たちの演奏する楽器の音色が響きます。

キッコちゃんは、動物たちに導かれて、おばあちゃんの家が見える坂の上に。

おばあちゃ〜ん

おや、1人でここまで来たのかい?
え?

キッコちゃんが振り返ると、そこにはもう、動物たちの姿はありませんでした。



家に入り、ケーキを見たおばあちゃんとおとうさんは、驚いたり喜んだり…。

<感想など>

<ストーリー>
森の中に入って不思議な世界へ迷い込む…というのは、民話・伝承・おとぎ話などでおなじみの設定、ストーリーもどちらかと言えば、シンプルで淡々と進んでいきます。

個人的には、もう一息、展開にひねりが欲しくなったり、転換点に「ひっかかり」が欲しくなったりしまして、たとえば、転ぶ瞬間(ケーキが台無しになる)や、館に入る瞬間(動物たちとの遭遇)など、ストーリー上の重要ポイントにもう一つアクセントを置いてくれると、読みながらハッとしたり、ドキドキしたりできるのになぁ、と思いました。

<アイテム>
ただ、ストーリー展開のフラットさを補ってくれるのが、キーアイテムである、ケーキ楽器

だいたい、「ケーキと楽器」という組み合わせ自体が素敵でしょ。このアイテム2つを配置した時点で、この物語は成功と言っていいのじゃないかしらん。
ともて印象的なアクセントになっていると思います。

<アクセント>
そしてそして、本作品を特徴づけていると同時に、最も重要なアクセントになっているのは、このタッチと「」です。

絵の素養も知識もまったくない私ですが、(これは木炭画というのでしょうか)モノトーンを基調にして要所要所に色が使われています。

本作品を読む前に『たいふうがくる』(BL出版、2009年)
たいふうがくる


も読んでまして、こちらは、台風が来る前の(多くの人がかつて経験したであろう)ちょっとしたドキドキ感・興奮が描かれているのですが、タッチは同じでも、私は『おちゃかい』の絵のほうが心に響いてきます。

なぜだろう、と考えていたのですが、もしかすると、この冬景色がモノクロームの色調にぴったりきているからじゃなかろうか、と思い当たりました。

つまり、墨色も重要なのですが、この「」が作り出す世界が非常に美しく、のみならず、それが館の中とうまいコントラストにもなっていて、作者の持ち味が目いっぱい活かされている、…のではないか。

どうでしょう

絵本大賞>
で、私としては、「いいもの、見つけたっ」的気分でいたのですが、こんな印象的な作品が世に知られていないはずもなく、みやこし氏のサイト

http://miyakoshiakiko.com/

*トラックバックの仕方がよくわかりません。ちゃんと通知できてなかったら、ごめんなさいm(_ _)m

を見ても分かるように、数々の輝かしい受賞歴。
そして、先日、職場で回覧されてきた業界紙を読んでいて、

おおっ
新文化20120322絵本大賞
『新文化』2012年3月22日号

2012年日本絵本賞 大賞を受賞されていました。

<新作>
いやぁ、お恥ずかしながら、まったくの「新大陸発見」状態

偉そうなことは言えませんが、今後、この明暗をうまくシーンに織り込んだストーリー作りを期待したいと思います。たとえば、たれ込めた雲を突き抜け雲上へ…、あるいはトンネルを抜けると…、海の底で…などなど。もしくは、レンブラントを思わせる光と陰のワンシーン…。

そして、次の作品が楽しみだなぁ…と思っていたら、この度、新作が出たそうです。
ピアノはっぴょうかい
ピアノはっぴょうかい』ブロンズ新社、2012年

何だか、宣伝みたいになっちゃいましたが、まぁ、そもそも「おすすめ」してるわけだし、いっか。
こちらもチェックしたいと思います。


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